あのにますトライバル

君の気持ちは君の中でだけ育てていけ。

ブコメ補足日記(4)

今回は比較的真面目な話です。


【依存症と発達障害

発達障害の女性はホストにハマりやすい?→精神科医「内面の評価が苦手なので面食いになりがち」

ホストに限らず依存症になりやすい特質として発達障害が挙げられる、というのはその辺の界隈では良くあることらしい。面食いというより他者をモノとして消費するのは性依存症的なところあるかもね。

2023/02/03 06:00

『発達障害の女性はホストにハマりやすい?→精神科医「内面の評価が苦手なので面食いになりがち」』へのコメント

依存症の理解として分かりやすいと思うから気になった人はちゃんと動画見て欲しいな…ホストは金額競わせたり音と光で派手にしたりとかのパチンコ依存的だというのに納得。ねほはぽのホス狂回も見て欲しい。

2023/02/03 12:06

これは動画の切り抜き方が悪いし、切り抜きだけ見て「ソースは?」っていうのは本当に野暮。ちゃんと動画を見ると「容姿で判断しがち、つまり面食いということですね」くらいのニュアンスで、「女性の発達障害では面食いになりがち」とかそういう話をしていないんですよね。むしろホス狂で大事なのはツラよりも「エースを目指すという競争原理(貢いだだけ相手が喜ぶ=ギャンブルのような心理になる)」「音と光の派手なパフォーマンスに刺激を受ける」「自分だけを大切にしてくれていると錯覚させて承認欲求を刺激する」あたりだと思うのです。


実際に依存症の話を見ていくと「自己を正当に認められないために別のものによりどころを作る」「やめたくてもやめられず、生活に害を及ぼす」みたいなのがスタンダードで「自分で適度にコントロールできるならヨシ、借金とか警察沙汰が続くなら依存症」と解説されている。ホス狂なんかはエースにするために大体は並列で夜の仕事をかけもちしたりしてお金をむしり取られているので完全に依存症の文脈で語れると思うんだけど、「本人がいいと言ってるからいいだろう」とされてきた部分だと思う。実際この動画は「ホス狂の娘を何とかしたい親御さん向け」として製作されたようですね。


個人的に「依存症とか発達障害とかはてなでは理解あると思っていたのに、意外とそうでもないんだなあ」と思いました。最近訳あってそういう系の本を読んでいるのですが「境界性パーソナリティ障害のある人は自分の都合のいいようにしたいため、主治医やメンタルクリニックの職員に対しても攻撃をする」みたいなのを見て「難儀だな」と思いました。あくまでも「そういうケースもある」という話なので「境界性パーソナリティ障害を抱える人は全部主治医を攻撃する」という話ではありません。今回の動画も一緒で、「ホス狂になってしまう女性の中には発達障害があり、内面を判断することが難しくいわゆる面食いになりがち」という話です。「私は違う!」そりゃ当たり前や!あんたの話はしてないんやで!


最近これ読んでるけど、結構面白い。「君の話はしていない」がよかった。

 

 

【子供の作文コンクール】

難関中学の入試問題の原作者になったけど設問が解けない理由を考えて、編集者にたどり着いた|岸田奈美|NamiKishida

この短文で畳み掛ける効果と会話文から始める効果は大人気で子供の作文コンクールで高評価を取りがちだと思う。

2023/02/04 21:16

図工だと酒井式みたいな、そんな感じを子供の作文から受けることがある。それが「短文強調と会話文始まり」で、何故か子供の作文はそれをやると高評価になることがある。ただ、その手法が優れていると言うより「効果的な手法を取り入れることができる能力のある生徒のお手本みたいな作文」がいいんだろうなとは思う。ゆえに「短文強調と会話文で始まる作文」っていうのはある種の目配せが見え隠れして、おおよそ子供らしくないと思ってしまう。「灼熱の太陽に僕は溶けそうになった。友達の誘いで今日は市民プールに行った。着替えを済ませると友達の背中が日焼けしていてうんたらかんたら」とかより「今日はプールに行った!ウォータースライダー30回やった!けつが痛え!アイス超うまい!アイスはバニラしかありえん!帰って寝た!宿題やべえ!」みたいなほうが個人的には好き。


昔、宿題の読書感想文の採点で「とにかく枚数を埋めたくて本と関係の無いことをひたすらダラダラ書いたエッセイ」を書いてきた奴がいて、他のありきたりな作文よりも「よくわからないけど執筆者の個性が溢れていて評価に値する」という評をしたら「何考えてるんだお前」みたいなことを言われたこともあったけど、今のところ子供の作文的な奴ではあれより面白いものにあったことがない。「読書感想文を書かなくてはいけないと言うから課題図書を読んだが、よくわからない。僕は昔村上春樹も読んだが、よくわからなかった。何故村上春樹を読もうと思ったかというと……」みたいな感じで「お前村上春樹どっから出してきたんだよ」ってなんか頭を殴られたような気がした。これはその場しのぎとか適当とかで出来る芸当じゃないと思うので本人は「適当に書いただけなんだけどなあ」と思わないでその感性を大事にしていってもらいたい。


不登校娘とDV旦那増田】

旦那が久しぶりにブチ切れた 最初は長男に対してだったことが 長女へ 「月..

まず長女をどこかに短期間預けられないかな……その間に「長女のことで病院に」みたいにして旦那心療内科かなぁ。そんで旦那実家の様子。旦那さんは同じようなこと言われて育ってきてるのかもね。

2023/02/05 09:57

早いところどこかに第三者入れ、子供は安全な場所に避難、増田旦那が心療内科へGOなんだけど、増田旦那が叩かれまくってちょっと可哀想なので「増田旦那にも事情があるかもしれんよ?」という話です。「そんなん知ったこっちゃねえ」という人はスルーでお願いします。


大体親が子供にかける言葉と、子供が外で言う言葉ってそれぞれ親の言葉なわけですよ。そうなると「はいかありがとうございます」という問題発言は、なんとなく増田旦那が幼少期から言われていたんじゃねえのって思うわけですよ。最近「そんなの大きくなってから客観的に見たらやばいって気づきそうなものだけど」という話になったことがあるけど、家庭内の呪縛って言うのは結構強力なんですよ。そしてこの増田旦那は我慢して大きくなって、家庭を持つことが出来た。


しかし、不覚にも娘が不登校になってしまった。頭では今時のサポートを受けた方がいいということはわかっているが、満たされなかった増田旦那の幼少期が怒るわけです。「僕も甘やかして欲しかった」「お前だけ救われようなんてズルい」「僕は我慢したんだからお前も我慢しろ」という感じでモヤモヤする。しかしそんなことはもう言える歳でもないわけで、「黙って俺の言うことを聞け」となる。第三者に入ってもらうのを拒否するのはこの幼少期増田旦那の存在を隠しておきたいからで、自分の弱いところや辛いところを直視するのが嫌だから逃げるわけですよ。これね、「妻子を苦しめてやろうフハハハハハ」ってやってる人は多分いないの。自分が傷つきたくないから先に攻撃している感じなのよ*1


とまあ事例だけで完全な憶測なんだけど、これって依存症の回復のプロセスでもある奴で「病識がない→依存症であると認める→その原因を直視しないといけないから辛い、苦しい→苦しみから逃れるため依存先にまたハマる」というのに似ていて、問題行動の本質を暴くと本人が苦しむことになる、みたいなのはよくある話。そういうわけで「この旦那が悪滅斬!」というのは何だか可哀想だな、と思った次第。この旦那を悪認定してガンガンDVだ離婚しろ許すな、っていうのも「傷つきたくないから先に攻撃する」のパターンだよなとも思う。


というわけで「すわ離婚」とならずに「旦那と長女にまず物理的な距離を設けて、そこから冷静に話し合いする」が大事かなと思うわけです。旦那からするとトラウマ発生源が四六時中そこにいると思うとイライラするし、そんなイライラを感じて長女も萎縮するし、いいことないんですよね。ここで旦那に「私は子供を守る!あんたは敵だ!」としてしまうと逆効果になるので気をつけないといけないんですけど、なんで元増田がそんなケアしてやらなけりゃいけないんだという気持ちもわかる。そこを乗り越えるかどうかじゃないですかね。このブログ書いている人の個人的な意見は、こういう「一見加害者だけど実はケアされるべき男性」もしっかりケアされる世の中になるといいなと思うのです。もちろんそんな事情は知ったこっちゃない、勝手に加害者は死ねと元増田が思うのはいいと思うけど、ブコメだけでダメ男離婚と語るのは二次加害じゃね?と最近は思うんです。


今日はこんなところ!おしまい!

 

*1:ネットで過激なことを言ってる人は大抵これなんじゃないのかと最近思っている。キモイ連呼とか共同親権とかその辺のまとめて全部。