あのにますトライバル

君の気持ちは君の中でだけ育てていけ。

お気持ちに頼らない国語の読解問題作った!

国語の読解についての記事が盛り上がっていて「でもお気持ちで読んじゃうってどういうこと?」とブコメにあったので、テクニカルに解答するそれっぽい読解問題を作ってみました。試しに遊んでみてください。

 

togetter.com

 

ちなみに作問は一切ノーAIです。それでは挑戦してみてください。

 

問:以下のブログ主が書いたそういう問題のそれっぽい文章を読んで後の問に答えなさい。

 

「どうしよう、お釣りがない」
 さっちゃんはお使いのお釣りを落としてしまったことに気がつきました。百七十円、確かにポケットに入っていたはずなのにいくらポケットを探しても見当たりません。
「どうしよう、お母さんに叱られる」
 さっちゃんは泣きそうになりながらお店まで戻ることにしました。踏切を通る時、もしお釣りが線路にあったらどうしようとゆっくり下を向いて歩いていると知らないおじさんに「早く歩け」と怒鳴られました。さっちゃんは怖くて「ごめんなさい」と言いました。踏切の中にお釣りはありませんでした。
 お店に戻る途中で、また怖い犬がいる家の前を通らなければなりませんでした。さっちゃんは目をつぶって通りたかったのですが、怖い犬の前にお釣りが落ちているかもしれません。さっちゃんが家の前を通ると、怖い犬はさっちゃんにワンワンと吠えます。さっちゃんは頑張って目を開いて家の前を通りました。お釣りは落ちていませんでした。
 とうとうお店に戻ってきてしまいました。さっちゃんは泣きそうになりながらお店に入りました。
A「いらっしゃいませ。どうしたの?」
 お店のおばさんが尋ねました。さっちゃんはおじさんに怒鳴られて怖かったのと犬に吠えられて怖かったのと、何よりお釣りをなくしてお母さんに叱られるのが怖くて怖くてとうとう泣き出してしまいました。何だかおばさんにも叱られたような気がします。
「あらあら、一体どうしたの。おばちゃんに教えてごらん」
 お店のおばさんはさっちゃんにお店のお菓子を渡しました。
「お釣りを、落としてしまったの。どうしたらいいかわからないの」
 さっちゃんは泣きながら答えました。
「あら、それは大変。いくら落としたの?」
「百七十円」
 するとおばさんはにっこり笑って言いました。
「なあんだ。それならさっき、お店の前に小銭が落ちてるって届けてくれた方がいたのよ。ちょうど百七十円、きっとあなたのものね」
 おばさんの話を聞いて、Bさっちゃんはようやくにっこり笑いました。

 

問1:太字部Aの台詞について最も適切に述べている選択肢をひとつ答えなさい。

(1)お釣りを落としたさっちゃんが気の毒で励ましている気持ちを表し、勇気づけるように発言する。
(2)お釣りを落としてしまったさっちゃんを見下す気持ちを表し、馬鹿にするように発言する。
(3)今にも泣きそうな女の子がお店に入ってきて戸惑う気持ちを表し、困ったように発言する。
(4)さっちゃんを叱ったおじさんや吠えた犬に怒りを表す気持ちを表し、怒鳴るように発言する。
(5)お釣りを落としたさっちゃんがやってきたので嬉しく思う気持ちを表し、小銭を拾った人に感謝するように発言する。

 

問2:太字部Bの描写について、何故さっちゃんは笑ったのでしょうか。最も適切に述べている選択肢をひとつ答えなさい。

(1)おばさんからお菓子をもらってラッキーと思ったから。
(2)親切な人がお釣りを届けてくれて感謝したから。
(3)怖いおじさんや犬を我慢したご褒美だと思ったから。
(4)落としたと思っていたお釣りが戻ってきて安心したから。
(5)怖いと思ったおばさんが親切で照れくさくなったから。

 

 

 


……さて、わかったでしょうか? 以下解答になります。

 

まず問1。正答は(3)です。この物語の主人公はさっちゃんですが、この発言をしたのはお店のおばさんです。この問題を解くには、出来事を丁寧に追っていくことが大事になります。

 

・お釣りを落としたことに気がつく
・踏切でおじさんに叱られる
・犬に吠えられる
・お店に戻ってきて泣く
・お釣りが見つかって笑う

 

この中で、お店のおばさんが得ている情報は「さっちゃんが泣く」からです。また、Aの発言の時点でおばさんは「さっちゃんがお釣りを落としている」という情報を知りません。そこで選択肢から「お釣りを落としたさっちゃん」という記述があるのが除外されます。残ったのは(3)と(4)ですが、おばさんはおじさんと犬について知りません。ゆえに、(3)が正解となります。

 

ちなみに、これを「お釣りを落としたさっちゃん」を主題として読んで、さっちゃんの気持ちになっていると後にある「おばさんに叱られたような気分」に引っ張られて誤答しやすいと思います。

 

さて、問2はどうでしょう。これは雰囲気で読むと間違いやすいですね。正答は(4)です。まず明らかに違う選択肢を除外しましょう。端的にここではさっちゃんの気持ちが「お釣りをなくしてしまった」というマイナスの気持ちから「お釣りが見つかってよかった」というプラスの気持ちに傾いたということがわかります。そういうわけで、「お釣り」について述べられていない選択肢は除外されて(2)と(4)が残ります。

 

ここで注目したいのは「ようやく」という副詞です。この副詞があることでさっちゃんは先ほどまで泣いていたことが強調されます。さっちゃんは何故泣いていたのかと言うと、いろいろ理由はありますが「お釣りをなくしたから」泣いていたわけです。そしておばさんの話で「お釣りが見つかった」ことがわかって笑っています。このことが過不足なく書かれているのは(4)ということになります。

 

「え、でも感謝でも間違いとは言えなくない?」という気持ちはよくわかります。でもこの問題文は「最も適切に述べているもの」です。(2)と(4)を比べた時、感謝と安心のどちらが適切かという話です。確かに拾ってくれた人に感謝はするかもしれませんが、泣いていた理由を考えるとまずは「お釣りが見つかってよかった」という安心が先に来るはずです。何よりさっちゃんが感じている主な感情は「どうしたらいいかわからない=不安」です。おばさんの話により不安が解消されたので、安心した。つまりは(4)になります。

 

国語の読解問題とは、このように「必要な情報を」「必要なだけ読み取れるか」というものになります。決してセンスや変な意味のお気持ちを読むものではありません。実は学校ではちゃんと教えているはずなのですが、人は読みたいようにしか読めないので「お釣りを落としたくらいで泣くとか女は欠陥品」とか「女の子を怒鳴るおじさんが最低で殺したい」とか「死んだ犬を思い出して泣いた」とか「落としたお釣りが戻ってくる日本の治安最高」とか、読むだけならそういう読みがあってもいいとは思います。でもこの文章の主題は「主人公がお釣りを落としてどうしよう」であることは揺るぎないし、客観的な読みを尋ねられたらそうと言う話です。

 

この問題文は小説と呼ばれる類のものなので好きに読んだらいいのですが、これが事件の報告書だったり告発文だったりしたらどうでしょう。読んだ人の都合で捻じ曲げられたら、何でも可哀想じゃないですか。だから読解って必要なスキルだと思うんです。

 

ちなみにこの問題を各AIに解かせたところ、Grokは問1を「文脈に一番合致する」として(1)を選んでました……ChatGPTとGeminiは模範的に正答していたので、Grokはまだまだよのぅ……となりました。模範解答を突きつけたら素直に「ごめんなさい」してきたのでまだいいですがね……。問1を正答した方、まだAIに人間は勝ってますよ……!!

 

それじゃあね!

「ああ新作映画で制作陣が良かれと思って投入した要素がファンに受けず爆死」なんてよくある話じゃないかというところからまた映画ドラえもんについて語る記事。

 ケロロ軍曹の映画がアホみたいに盛り上がってますね。昔からのファンを敵に回すような演出はよろしくないと思います。そんな中「ケロロ軍曹の映画について、ドラえもんのワンニャン時空伝のポジションで緑の巨人伝をぶち込まれた感じ」というレビューが回ってきました。そいつぁだいぶ酷いな!? となったので久しぶりに書きます。ファンの皆様、ご自愛ください……。

 

nogreenplace.hateblo.jp

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 さて、最近映画ドラえもんレビューをいくつか見ているのですが少しだけ興味深いことがわかりました。いろんな人の映画ドラえもんの評価を見ていて、その傾向が少しわかってきました。

 

 まずわかりやすいところが「リメイク要素は盛ってる方がいいかよくないか」で、このブログを読んでいる方ならわかると思いますが自分はリメイクでは「あらすじはしっかりやりきれ」派なので『新大魔境』が最高でリメイクという面なら『新魔界大冒険』が最悪という立場です。でも「目新しいことをしないならリメイクする必要なし」という立場の方だと『新魔界大冒険』はかなり高評価だったりするんですよね……これは一貫した思想なのでどうのこうの言えない部分だと思います。それでも『新宇宙開拓史』を高評価している人はいないですねえ……。

 

 さてさて、この映画ドラえもん評価軸がもうひとつ存在することに気が付いたのでこの記事を書いております。リメイク賛否よりもこれは「物語をどう評価するか」において結構使える機軸のような気がします。それはこちら(ザン)!

 

 『ドラビアンナイト』『夢幻三剣士』が好きかどうか!

 

 いやこれ本当にリメイク賛否より人間性が出てる気がする。特に『夢幻三剣士』が好きな人はリメイク盛り派、苦手な方はリメイク保守派じゃないかなーって思うんですけど、どうですかね? 当てはまってますか?

 

 どうしてこの2本なのかと言えば、『夢幻三剣士』は藤子先生が「失敗作」*1と明言している作品であり、『ドラビアンナイト』はそのプロトタイプと言っていい筋書きになっているからです。特にこの2本はストーリーラインはキャラありきで突っ走ったところがあり、最終的に「夢だからいいだろ」と力業で終わらせています。それはそれでいいのですが、他の作品と比べると「ストーリーが大味だ」というのは否めないと思います。

 

 ただ、その分キャラと設定が好きならとことんハマるタイプの作品でありアラビアンナイト風の世界やRPG風の世界が楽しかったらもう大正解なんですよ。『ドラビアンナイト』には映画ドラえもん三大悪役*2のアブジルが本来のゲストキャラであるミクジンやシンドバッドを喰らい、夢幻三剣士は逆に印象的な味方ゲストキャラが存在せずトリホーとオドロームの不気味さが全面に出ている時点でキャラのバランスが悪いっちゃ悪いんですよ。

 

 ちなみにこの2本が好きな方はなんとなく『大魔境』あたりの空気が苦手なような気がします。『大魔境』はかなり一本道のストレートな冒険ものなので、犬が好きとか秘境探検が好きとか責任を感じるジャイアンが好きとか、そういうフェチズムがないと見られないのかもしれないってちょっと思いました。わっちは全部そのフェチズムあるので(大魔境で植え付けられたという説もある)大好きなんですけどね。『宇宙小戦争』は映画パロディを踏襲できているかで面白がれるかどうかが分かれ道だと思う。つまり映画を全体のストーリーでなく、キャラや世界で見ているかどうかかなーと思います。

 

 この見方に正解はないので、だからどうのこうのという義理はないです。ただこの否定派の論理が肯定派に届いてないなと思うところもあるので書いている次第です。ドラえもんもいっぱいあるので、好きなものや嫌いなものがあるのは仕方ない。あの『人魚大海戦』だってベストドラに推すような方も存在するっぽい*3ので、人の好みをどうのこうのいうのはその人の根底に何を面白がってるかが観測できないとしょーがないのかなという気がしたという話です。

 

 なお大体の方は『鉄人兵団』(リメイク含め)と『ひみつ道具博物館』は手放しで褒めている印象があるので「ドラえもんの映画見たいけどいっぱいあるな、どれにしよう」という方はそちらを見ると安牌なんじゃないでしょうか。その次は『奇跡の島』を見て心の中で大冒険をしよう!(邪悪)それではじゃあね!

*1:ドラえもん のび太と夢幻三剣士 - Wikipedia

*2:映画ドラえもん三大悪役はドラコルル、アブジル、そして熊虎鬼五郎であるという偏見。個人的には熊虎鬼五郎を外して宇宙英雄記のハイドを入れたいのだが映画全体の評価を考えると入れにくいのが残念。ハイドめっちゃ好きなんだけどなー。

*3:どっかのレビューサイトで見かけた意見。すごく度胸のいる意見だと思う。えらい。

今読まれる「ネタ」って何だろう。少なくとも猫とラーメンの話はみんな読むはず。

最近ね、『プロジェクト・へイル・メアリー』を読み終わったんだ。最初のうちは構成ははっきりしていても時間軸を行ったり来たりするスタイルになかなか慣れなかったんだけど、クライマックスのあそこで「バジッ」っとこのスタイルが嵌まった瞬間に「良い!良い!」ってなったので全てオーケイである。ロッキーが可愛いです。

 

※画像はこの記事を元に生成AIにアイキャッチ作成を頼んだらくそダサい絵ばかりよこしてきたので「猫とラーメンを入れろ」と言ったところ生成された絵です。これが一番まともなので、猫とラーメンは正義。猫とラーメンの話はこれでおしまいです。ごめんなさい。

 

fujipon.hatenablog.com

anmin7.hatenadiary.jp

 

さて、「ブログで読まれるには」みたいな話をしようと思ってたけどいろいろ重なっていてなかなか出来なかったのでそろそろしていこうかなって思う。あっためてたネタなのでちょっと鮮度が低いのは許して。

 

実は最近のバズるコンテンツやウケるネタは、何だか異様に攻撃的なのだ。キーワードは「(勧善)懲悪」である。大事なのは「懲悪」であって、「勧善」はあってもなくてもいい。そんなコンテンツが手っ取り早くウケる傾向にあると思っている。ちなみに一昔前で言うと「メシウマ」と呼ばれていたような要素のあるコンテンツ群が多く注目されている気がする。

 

【そういえばGWでしたね】

例えば、この前までGWだったので「GWをお題に何か面白いことを言ってたくさんの人の注目を集めたい」となったとき、どんなネタを考えますか?

 

GWに行きたいオススメ観光スポット10選?

GWの混雑に備えて準備しておきたいアイテム?

GWに読破したいオススメ長編漫画リスト?

今年のGWは家族で旅行に行って来たぞ日記?

 

何だかどれも参考になりそうでいいネタですね。でも、真面目に人目を引きたいならナウなトレンドはこうするのがいいと思われます。

 

新幹線の指定席に座っていたら「席を譲ってくれ」と言われたので指定席の追加料金を調べて「現金で払えます?」と聞いたら困った顔で黙って立ち尽くされた - Togetter

 

GWで息子にどこかへ出掛けようかと言う度に「なんで行かなきゃいけないの」を連発してうんざり...→「無理に連れ出すな」という意見が集まるも子育てユーザーが猛反発し議論に - Togetter

 

特に長期休み中に見受けられるのが「傲慢な旅行者」に対する成敗話。特に今年は「指定席と自由席の区別もつかない馬鹿な奴が」みたいな話題が常にX上に漂っていた気がする。確か飛行機の席も譲る譲らないみたいな話があった気がする。これは仮想敵を提示して、一緒に成敗した気分になれるタイプのコンテンツ。

 

もうひとつは、自身が仮想敵となって大勢に成敗されるタイプのコンテンツ。違う言葉で言えば炎上ですね。ただ、例に挙げた事例だと発達障害をお持ちのお子さんを育てるお母さんのただの愚痴であったはずなのに「私はこれをされて嫌だった!」という関係ない人の怒りがどっと押し寄せて気の毒だなあと思った。

 

この件に関して「私は外出したくなかった!子供の気持ちを尊重して!」と叫ぶ人たちはとりあえず自分の親に言った方がいいんじゃないかな……という気持ちになる。でも、リアルの関係を崩したくないので「インターネットで見つけたわるいおかあさん」を仮想敵に見立てて攻撃して成敗する。おそらくそういうコンテンツになってしまったのだろうと思う。だから迂闊に愚痴は言えない。反対の「違う!」という立場の人から容易に攻撃されてしまうので。

 

【トレンドは成敗】

何でもそうなのですが、特に現在は「何だか悪そうな物をやっつける」コンテンツが強いのだと思います。「ざまぁ」が流行っているのもそうだし、とにかく数年前に比べてコンテンツ自体の攻撃性が高いものが多い気がする。恋愛物も「ふたりは幸せになりました」で終わらずに「作中内の悪者はしばかれました」までつかないと満足されない傾向にある。なんなら恋愛要素よりも「悪者をしばく」ほうを重視するコンテンツもそこそこ多い。

 

nogreenplace.hateblo.jp

 

以前上の記事で「こういうタイプの話が流行ってるみたいよ」って話をしたんだけど、どうやらマジで広がっているみたいです。26年4月始まりの地上波ドラマを一覧でざっと見ると、こんな感じ。 

 

【春ドラマ2026 まとめ】4月期 新ドラマ一覧&最新ニュースをご紹介 | オリコンニュース(ORICON NEWS)

【ドラマNEXT】『水曜日、私の夫に抱かれてください』

29歳、初めて出来た彼氏は既婚者だった――。だが浮気男の妻が彼女に突き付けたのは「夫と…浮気し続けてくれませんか?」という謎の依頼。公認不倫という奇妙な三角関係を描く、ラブサスペンス。


【水ドラ25】『サレタ側の復讐 同盟を結んだ妻たち』
不倫サレタ3人の妻たちがそれぞれの夫に“交換復讐”していく「復讐同盟」を結成!「クソ夫どもは地獄に堕とす」

【ドラマDiVE】『ディープリベンジ-顔を捨てた家政婦-』
自らの人生を壊した登場人物一人ひとりに対し、予想を裏切る痛快な仕返しを繰り広げる、エッジの効いた“底なし系”復讐劇

 

【金曜ナイトドラマ】『余命3ヶ月のサレ夫』
病気、妻の裏切り…悲劇の多重奏に見舞われた夫が愛する息子のため、復讐に突き進む!!この春、テレビ朝日「金曜ナイトドラマ」枠で禁断の【リベンジ・ラブサスペンス】が開幕!!

 

「サレ夫」「サレ妻」というワードをダイレクトにタイトルに入れているものが2つ、明確に復讐をテーマにしているものもいくつか。「鬼女の棲む家」もそんな感じの話だけど、明確に浮気や復讐がメインに見えなかったので除外。これ、地上波のタイトルですからね。コミックサイトとか、ネット動画配信とかじゃないですからね。ちなみに漫画サイトや投稿小説サイトはどこもトップページに大体「そういう系」の作品がどーんとあります。

 

――彼氏に浮気された。失意の底にいたアタシを慰めてくれたのは、幼馴染みの○○組の若頭。彼からの溺愛に私が浮気されたことを告げると「よっしゃ成敗してきてやるわ」 とドスと若衆を連れて浮気現場に踏み込んで「よおよお兄ちゃん、わしの女泣かすとかいい度胸しとるやないかこないなしょーもない女で満足するチンポなんざいらんな!」ってすぱーんと東京湾に女もろとも沈めて「これでお前はわしだけのもんや」って極妻になるかと思ったところで若頭に癌が発覚。「お前を生涯愛せなかったのが心残りや」って病死。ゆーふぉーえーばーひーとみーをとーじてーきーみをーえがーくよ……fin

 

……みたいな感じのコンテンツがモテます。女性向けが過ぎる例かもしれませんが「彼氏」を「彼女」にして、「○○組の若頭」を「女性弁護士」とかにしても結構よくある構図だと思います。男性向けだと浮気現場の隠し撮りの確認部分がすっごく生々しく書かれるイメージ。

 

ちなみに「彼氏」を「毒親」にして毒親に復讐コンテンツとか、地域性や年代を叩いたり相変わらず「オタク」「フェミ」で仮想敵ごっこをするのはまだまだたくさん人気があります。みんな何かを叩きたくて仕方ないのかもしれません。実際に敵を叩いてしまった人が賞賛されているのですから……。

 

先日逮捕されたハンマー男、彼へ差し入れをしたいという反応が相次ぎ、実際に現金を差し入れた者まで現る「この書き方で本人に届くよ」 - Togetter

 

【正解のない時代だからこそ】

でも、なんでこんなに「あいつは悪い!」ってやりたいのかと言ったら、根本的に「私は悪くない!」って思いたいのかなって思います。自認が悪人って言う人はあんまりいないですからね。誰だってイイモン側でいたいと思います。でも実際どうしたってイイモン側とワルモン側になるわけで、だったら先制して「あいつはワルモンだ!」「自分はイイモンだった!」と言っておきたいわけです。その結果ワルモンをやっつけるのがカタルシスなわけです。

 

NTRという性癖について「女性に欲情することに罪悪感を覚える身として、女性がこちらを裏切るという悪事を働いているからこそ罪悪感を処罰感情で書き換えることができる」という解釈をしているのを見て「自分をイイモン側に置くために相手をワルモン側に落とすのがNTRなんだな」って強く思ったのです。

 

まあね、中世の娯楽は処刑だったって言うじゃないですか。庶民たちは休日になると処刑場に行って吊し上げられている罪人を見て楽しむわけですよ。

 

「見ろよ、あいつがスシローで醤油ペロペロした奴だって許せねえ!」

「子供のハーネスを犬みたいだから止めろって言ってる姑だ!燃やせ!」

「見てよモラハラ旦那の托卵妻だって!両方キッショい夫婦!」

「ルックバックの表現に噛みついた奴だ!チェンソー持ってこい!」

「映画館でペットボトルの水飲んでるぜこいつ!ポップコーンに埋めろ!」

「反AI反AI反AI反AI反AI!うおおおおおおお!」

「なんか知らんが正しくなさそうだから俺はこいつを殴るぜ!」

「こいつが11億を盗んだ犯人だ!」

 

まー、ネットですからね。昔からこうだったと言えばこうでしたからね。うん、昔からこうだったと思うよ。こういう人がよく見えるようになっただけで。……自信が無い。なんだろうな。今と昔と、何が違うんだろう。

 

そもそも、昔は何でどうしてみんないろんな日記を書いて読み合って楽しかったんだろう。他人の日記なんて、どうでもいいのに。どうしてあんなに楽しかったんだろう。体験が楽しかったのかな。書いたら見てもらって、反応ももらえる。それだけでよかったはずなのに。一体どうして、何故。

 

もうきっと誰もSNSを「交流サイト」として見ていなくて、ある種自分が正しいことを証明するためのツールになっているのかもしれない。だから「あなたは正しいですよ」ということを体験させるのがこれからのトレンドになってくるのかもしれない。

 

つまり、やっぱり隙間に入り込んでくるのはカルt(止めよう洗脳!)

 

(この記事は危険なため、ここで終了するものとする)

映画ドラえもん新・のび太の海底鬼岩城を見たのできっとわかりあえる記事を書いた

おはよう深海の恋人たち(黒い星が描かれた白い手袋を嵌めながら)。

 

doraeiga.com

 

※この記事は250%「ドラえもん」を患って拗らせた人の妄言で出来ています。大変気の毒な思考回路ですので、このブログを初めて読む方は先にこのブログを書いてる人の妄言を下記の記事から聞いてやってください。端的に言えば「爆弾を20個ほど腹に巻き付けている原理主義者」です。今日は中の上くらいのお天気ですね。公害についてですね。やはりぼくなんか。

 

nogreenplace.hateblo.jp

nogreenplace.hateblo.jp

※これらの記事を読んで「新ドラを心から楽しめない可哀想な人ね」というコメントが思い浮かんだら、その通りなのでそっと心にしまっておいてください。わざわざ言われなくてもわかってます。

 

そんなこんなで、『ドラえもんのび太の新海底鬼岩城』見てきました。賛否両論ということでちょっと構えたけど、40作品見て途中のいくつかに鼻血を出してマジで気分が悪くなった俺に怖いものはないということで強ーい石に殴られながら見てきました。

 

nogreenplace.hateblo.jp

 

ちなみに今までのリメイク評はまとめるとこんな感じです。★の数は今のところの気持ちです。このリストを見て引き返す方は引き返してください。このブログの人気が落ちても、あと7000字ほどやるので。

 

★「恐竜2005」
変顔いらね。あったかい目じゃねーんだよ。あの強制終了エンドを返せゴルァ。
星なし「宇宙開拓史」
(任意のとてもひどい罵詈雑言を当てはめてください)。
★★★★「大魔境」
リメイクとして文句なし。これでいいんだよこれで。
★「魔界大冒険」
みんなのトラウマのメドゥーサ魔改造しやがって(任意の罵詈雑言を当てはめてください)。
★★「宇宙小戦争」
おい大統領何でお前地球に残留しとんねん話が違うじゃねえか前髪毟るぞゴルァ。
★★★「鉄人兵団」
悪かねえんだけど……キャラデザが、その……。
★★「日本誕生」
俺はデウス・エクス・マキナが好きなの!!そういう改変は勘弁だっつーの!!!!


さてさて、「海底鬼岩城」は……。

 

 

リメイクとして文句なし!!!
やっと俺の時代が来た!!!!
ばんざーい!! ばんざーい!!

 

いや手放しで映画そのものを褒める訳じゃないよ。

でも全然見れる!

俺の心がずっと平和だった!

いろいろなんかあるけど全然「まあいいか」ってなる!!

 

まずは新海底鬼岩城の良かったところを話します。よかったね。

 

【絵がきれい】

第一に絵がめっちゃきれい。OPの美しさで「ああもうこれが見れたからこの後どんなに原作レイプされてようと元はとったからいいか」と思うくらいよかった。それは最後まで映像の綺麗さが続いたのでそれだけで幸せな時間でした。これは劇場で見て良かった。

 

そしてバトルフィッシュと鉄騎隊がかっけえ! 俺はこれが見たかった!
バトルフィッシュの圧倒的な怖さ! でけえイカの恐怖!
そして鉄騎隊の無機質な怖さ! ポセイドンは……うん、なんか怖かった!

 

これはリメイクして圧倒的に正解だと思います。
特に鉄騎隊はひとりで興奮してました。かっけえ。


【変な改変がない】

これ!!
これ!!
これええええ!!!

 

多少の追加要素やアップデートされている点もあったけど、本筋の変更が一切なかった!!!ワオ!!!神に感謝!!!!!!!

 

今までの悪夢から、俺は絶対エルの妹キャラが追加されてしずかちゃんの代わりに生け贄になる設定になるんだとばかり思っていたんだよ!!! いやまじで本当に。なんで妹キャラかっていうと、バンホーさんの妹のローさんをやらせるんだと思ったんだよ。だって竜の騎士は(それ以上いけない)。つまり、この海底鬼岩城リメイクをベタ褒めしているのは映画が素晴らしかったからではなく「今までのドラえもん映画で損ねた信頼が回復されてきていると感じたから」なんですよ。その辺は後述します。

 

そもそも「リメイク」なんですから。多少のつじつま合わせやストーリーの補完くらいの変更はもちろんOKだと思いますが「オリジナルの新キャラを軸に話が進む」とか「みんなのトラウマキャラが実はママだった」とか「お前連れて行かれろよ前髪毟るぞ」とか、そういうのはアウトだと思うんですよ。改変のおかげで話が深くなった? そういう奴は勝手に庭に穴でも掘っていろ。どうだ深くなっただろう。

 

とにかく、「新海底鬼岩城」に原作と大幅な設定やストーリーの改変はありませんでした。海底人サイドに多少の追加要素はありますが、ストーリーの補足程度で本筋に邪魔になるものではありませんでした。むしろ「あの展開をとりあえず説明できる設定をよく考えたなー」と思いました。

 

そもそも、元の「海底鬼岩城」自体が結構力業な作品で感動のあのシーンも見方によっては「どうにでもなーれ」という終わり方なんですよ。F先生も「仲間の特攻エンド燃えるぜガハハ」くらいの感じだったかもしれないくらい、潔いエンドですよね。もちろん「海底鬼岩城」の魅力の半分くらいはあのバギーの特攻シーンに詰まっているので、今回の映画は全体的に「あのシーンをどう見せるか」を丁寧にやっている印象がありました。だから松茸とか食ってる場合じゃないんですよ。バギーは飯を食えないからね。

 

【バギーちゃん】

いいね、すごくよかった。バギー出てきた瞬間から泣きそうだったもん。「ああ、これが見たかったリメイクだ」って。

 

三ツ矢雄二さんが演じた旧作バギーは本当に偉大で、ロコロコやミクロス*1と共にかなり心に残るキャラクターなんですよ。だからこそ、とても不安だったのです。「あのバギーを、この時代にどう料理するんだ!?」と。しかしその心配は杞憂に終わって、実際は現代らしく「AI」の話題と絡めて「海底鬼岩城」の本質である「融通の利かないコンピュータ」という話をしっかりまとめてくれました。

 

まずね、ちゃんとかわいい。多少小さくなってのび太の頭に乗るけれど、変な擬人化とかしないのは本当によかった。これでインターフェイスとか言ってヒト型の何らかのアバターが設定されていたら俺はマ女になるところだった。ぶっちゃけ「鉄人兵団」もジュドやるならあのボールでずっといてほしかったなーと思ってる。あのトリデザインいらねえ。マジでいらねえ。ジュドはピッポにならなきゃ満点だったのに。

 

その願いが叶ったのか、バギーちゃんは基本的にキャラクターとしてちゃんとアップデートこそされているけれど「バギーちゃん」でありました。これは制作陣が「バギーの物語を作りたい」って頑張った結果だと思います。「海底鬼岩城」のメインのゲストはエルではなくバギーちゃん。そこが強調されたのがよかったです、本当によかった。

 

だから「バギーちゃんを強化するためのイベントの追加や変更」は気になりませんでした。「鉄人兵団」でジュドにも語らせようとしたのは思い切ったことでしたが映画や再解釈としてかなり筋が通っていると感じました。それをバギーちゃんでやってくれたので、本当に本当に嬉しいんですよ。ちなみにわたくし『チャッピー』や『her/世界でひとつの彼女』などという映画も大好きです。いいよね、人工知能と心の話。


【海底人とエルについて】

海底人周辺はとてもよかったと思います。エルのビジュアルが出てきたとき「触覚を引っこ抜くべきか」と悩んだのですが、あの海底人の国を見た後なら結構いいかな、という気がします。

 

エルのキャラ自体は海底人編におけるストーリーの進行役なので、何か変な属性が付与されていたらバトルフィッシュがいようが監視されていようが真っ先に飛び出してぶん殴ろうと思ったのですが思った以上に「ゲスト海底人」をやってくれたので満足です。海底人の会議でちょいと変な思想がストレートに放たれましたが、これは最近のドラえもん映画の宿命なので致し方なしであります。それを差し引いても「南極カチコチ」は設定と序盤が最高なので自分も許しているのです。モアよドードーよ? そんな映画あったかなあ。

 

さて、今回の海底国なのですが「リメイク」として結構頑張った印象です。原作準拠ではなく「ドラ映画として求められる海底人」をしっかりやった感じがします。ただ葉っぱを纏っただけの植物人と違い、様々なビジュアルで観客を楽しませることに注力していた感じがします。これは「ズートピア」に近い感覚ですね。首相の他に代表的キャラが複数配置されていて、属性がバラバラなあたりはアップデートしてる感があってよかったです。「新宇宙小戦争」もレジスタンスに女性がいるの結構いいなと思ったんですよ。

 

そして追加キャラクターのトリラインさんのキャラデザが最高でグッドでした。若い頃も現在の姿もいいね……! 暗黒期のワケわからんゴリ推しキャラにならずに「アトランティスへの道案内」の説明役兼しずかちゃんがあそこに連れて行かれる理由になるところがよかったです。旧作でも「生け贄ってなんやねん」って思ってたから、とりあえずの理由付けでもまあいいかなと思います。

 

それから個人的にすごくよかったと思ったのが、エルのバディがしっかり登場していたことです。旧作ではエルと一緒に行動していたのにモブその1みたいな扱いでちょっと気になっていたのですが、今回やっと彼にも少しスポットが当たりましたね。こういうのがリメイクでやってもらいたいところなんですよ。変なまずいキャラをねじ込んだりストーリーを完全に変えたりすることではないんですよ。お分かりですか?

 

なおトリラインさん主導の海底国からの脱出シーンは「大魔境」のモチーフですね。こういうので往年のドラファン(拗)はにやりってするんですよ。オシシ仮面はゲストキャラね、最終回をするなら作品名は「ライオン仮面」だよ。あとのび太が嘆くなら「宇宙ターザン」だと思うな? オーライ?


【とはいえ残念なところも】

松茸がカットされて悲しいという意見をよく見ましたが、個人的には元の映画からにぎやかしのシーンだと思っていたのでカットでいいと思います。元映画に比べて飯要素が結構減っていたのですが、「ドラ映画と言えば飯」をやるために「新宇宙小戦争」で大統領をピリカ星まで同行させたのかと思うと俺はぶち切れるので飯のシーンはカットでいいと思います、本当に。バーベキューやったんだからいいだろ。エルに「地上の飯はうまいな!」を言わせる必要もないしね。

 

あとカットで微妙なところはのび太の宿題でしょうか。三日で終わったのが一日で終わったように処理されているのはちっと残念かもしれないと思いました。あと元映画にあったママの似顔絵が大好きだったのであれは継承されなかったかと残念に思いましたが全然本筋じゃないので問題ないです。確かに旧作に比べて海に行くまでのテンポがちょっと間延びしてると思いましたが。

 

それと先にドラのび二人で出かけたために旧映画で個人的に好きな「テキオー灯を忘れるドラえもん」がなかったのも残念と言えば残念ですが、別になくてもいいと思います。それより五人で海に飛び込むシーンが最高でしたから。

 

あと個人的にバギーちゃんの特攻シーンはもうちょっとかっこよくてもいいかな、とは思いました。いやこれはこれで悪くないんですけど。あの旧作の燃える展開を再現するのは難しいよねー!


【誰も話をしない、アレの話】

なんでこんなにドラ映画に怒り狂うはずの人が高評価なのかと言えば、実はメタな視点が必要になります。そもそも「海底鬼岩城」のリメイクという時点で割とテンションが上がったんですよ。

 

「人魚大海戦」をなかったことにするのか!?

 

この忌まわしいタイトルは、ドラえもん映画を40作品見てきて下から数えた方が早い作品のひとつです。「カブトムシクレム御者座キー坊」この辺の作品になります。この辺の作品への呪詛は過去に書きまくったので他の記事で楽しんでください。

 

そういうわけで「人魚大海戦」ですよ。ドラ映画30本目ということで武田鉄矢が帰ってきた、という触れ込みでやったアレですよ。餃子ですよ餃子。覚えていますか、御者座。あの何かやろうとしてとっちらかった上に海底鬼岩城のリスペクトだかオマージュだかして「そんならいっそ海底鬼岩城のリメイクやれや」ってぶち切れたアレですよ。

 

そう言えば感想書いてたなと当時の記事に確認しにいったら「オマージュするならリメイクしろ」って本当に書いてあって、当時の自分に「ちゃんと海底鬼岩城のリメイクやったぞ!」って言いに行きたい。

 

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あと40作品一気見したときはゴールデンカムイの実写化が発表された直後だったので世間の雰囲気はお通夜モードだったんだけど、成功しているぞ。やあ当時の自分、未来は明るいぞ。2025年になるとコロナはインフルエンザレベルの脅威になって国宝って大作映画がバチヒットして良質なアニメ映画がバンバン出てくるんだわ。明るいぞ未来。アメリカが戦争してオイルショックやってきてるけど。

 

実際問題、「人魚大海戦」を見ると「海底鬼岩城はリメイクが難しいからオマージュでごめんね!」という体裁を感じます。それでいて「人魚大海戦」が良い出来だったのかと言うと、マジでドラ映画ワースト争いに参加できる代物です。ドラえもんの知識もなく何も考えないで空っぽ状態にして見れば楽しいのかもしれませんが、継ぎ接ぎな脚本に誤った科学知識(恒星に生物が住んでいるのか!?)、露骨な海底鬼岩城匂わせにかわいくないゲストキャラ、いらないドラミにねじ込まれた武田鉄矢とゲップが出そうな造りになっております。

 

特に海底鬼岩城のテントが登場したシーンで「ああもう海底鬼岩城はリメイクされないんだな」と絶望が上から降ってきたことは申し上げておこうと思います。あのテントが出てきただけで世の中にはNTRに近い感情を抱く人間が存在するということです。この私だよ!! あのテントさえなければ、もう少しお情け評価が下ったかも知れないのに(いや御者座のシーンでマイナス一千億万点ですが)。

 

ただですね、つまるところ「人魚大海戦」はなかったことにして「海底鬼岩城」をリメイクしたってことはですね……。

 

「竜の騎士」のリメイクの望みが見えたってことか!?

 

はい、これです。「海底鬼岩城」にとって「人魚大海戦」がリメイク未満の作品であったならば、「竜の騎士」は「新恐竜」に吸収されたと個人的には思っております。だって、彗星つかっちゃったんだもん。「新恐竜」にて当時は最新の研究だった6500万年前の隕石衝突をテーマにしちゃったら、「竜の騎士」は今後リメイクされませんって言うようなものじゃないかって俺は「新恐竜」に憤慨していたわけですよフンガフンガフンガ

 

「新恐竜」の悪口を書くと止まらないのでこのくらいにしておくのですが、つまり「竜の騎士」をなかったことにしたのが個人的に腹立たしいのですよ。インタビューでも「新恐竜は恐竜、恐竜2005に次いで恐竜モチーフの映画」とはっきり「竜の騎士」をなかったことにした「新恐竜」が、ですよ!? なんで隕石衝突モチーフにして「竜の騎士」のりゅの字もインタビューにないんですか!? そういうところですよ!!!!! インタビュアーの問題かもしれないけど、おかしいやろ!! バンホーさん勝手に殺すな!!!

 

つまり「人魚大海戦」のせいで令和のバギーちゃんとエルはかなり望みが薄かったところにこういう形で復活がなされたので、「竜の騎士」もワンチャンあるんじゃないかって思ったところです。令和のバンホーさんを見せてくれ、頼む。エンディングの小包はやらなくていいから、ノゼローゼをやってくれ。頼む。

 

【とどのつまり】

「大魔境」に続いてようやく「リメイク」らしいリメイクを見れて大満足です。世間では「無難」と評価されがちだと思いますが、正直「リメイク」なんですからこれくらいがいいんですよ。設定をぐちゃぐちゃにしたり新キャラをねじ込んだり、そういうのは「リメイク」って言わないんですよ。おい聞いてるか「魔界大冒険」よ。どうせ「新海底鬼岩城」をイマイチっていう奴は「新日本誕生」や「新宇宙小戦争」が好きなんだろう。わかってるよ。

 

次作はビッグベンと機関車が出てきたので、オリジナルなんだろうか。「絵世界物語」はとてもよかったので次作のオリジナルも期待ができる。リメイクも個人的に気に入らないとは言え、映画自体の質はいつぞやの映画として破綻しているレベルをようやく抜けたとは思っている。嘘だと思う人、マジで「奇跡の島」を見てくれ。嘘じゃないから。

 

この辺の子供向け映画暗黒期についてちょうどネットで話題になっていたので「クレヨンしんちゃんも暗黒期があったのか」という視点でちょっと見てみたいと思っている。実際にやるかどうかはわからないけど、クレヨンしんちゃんの映画は10本くらいしか見ていないのでちょっと楽しみ。「オトナ帝国」「アッパレ戦国大名」「カスカベボーイズ」の次は「B級グルメ」「ユメミーワールド」だけ見ていたので「その間の暗黒期とは……(ごくり)」とオラワクワクするゾ。クレしんにはドラほど思い入れがないけど、ちょっと気になるゾ。

 

さて、長くなったのでこの辺で終わる。多分来年までに「空の理想郷」と「地球交響曲」を見てどう思うかの話が出ると思う。「新ドラを楽しめなくて不憫」という意見をたまにもらうけど、別に声優が変わったのが嫌だってんじゃないの。映画でとっちらかった脚本とかお涙系の追加要素とか、そういうのがホント苦手なの。それを(数行書き散らかして消した跡がある)

 

まとめると、「新海底鬼岩城」は良いリメイクでした。メッセージ性ヨシ、作画ヨシ、脚本ヨシです。細かい文句もありますが、あの暗黒期から比べると盛大な花丸です。それでいいんじゃないでしょうか。長くなりましたね、お疲れ様でした。またどこかで会いましょう。

 

*1:そういうわけでロコロコがかなりナーフされた新宇宙小戦争はそれだけででっかいバツが下っております。ミクロスナーフもかなり悲しいね。

ドラえもんのび太の絵世界物語を見たので君らが見たいと思う記事を書いた

 どうも。ドラえもん映画40作品見て死んだ人です。詳しくはこちらから。

 

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 そんでね、見ましたよ。絵世界物語。
 世間の評判がとてもよかったので見たのですが……。

 

 

 うん、確かにとてもよかった。
 これは本当にドラえもんの映画か? ってくらいよかった。
 単純に映画としての完成度が高い。

 

 これからこの記事を読む方は、私はこういう過激な主張をしている人であるということを念頭に置いて読んでください。

 

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 元記事は非常に長いのでひと言で要約しますと「新ドラの映画の大部分は君を殺して僕も死ぬ」という内容です。異論は受け付けません。鼻で笑いたいなら笑うがいい。君が惨めになるだけだぞ。

 

 なお、おそろしくて『空の理想郷』と『地球音楽交響曲』はまだ見れておりません。だって怖いんだもの。『新・宇宙小戦争』はひと言で言うと「パピその前髪むしるぞ」だったので……。

 

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【映画として素晴らしい】

 さて、『絵世界物語』は前髪をむしられるかというと、まず映画として完成度が高い。私が映画を評価するときに一番大事にしているのは「その映画で何がやりたいのかをしっかり出せている」ということです。「観客にこういうものを見せたいんだな」っていうテーマやコンセプトがしっかりしているものは大体において何でもいいものだと思っています。その思想信条が下劣である場合、邪悪にもなりますが……(何とかのあとしまつを思い出しながら)。

 

 そういう意味で『絵世界物語』は満点です。最初から一貫して「絵を描くことの素晴らしさ」を描ききってます。これだけでめちゃくちゃ評価が高いです。何故こんなことになっているかというと、どうしても新ドラ映画の暗黒期を思うと「テーマが定まっている」というだけで本当に高評価になるんですよ。暗黒期に何があったのか、というのは話すと2ページじゃ足りないので上記のリンクから各映画評を読んでください。評価0点の奴がそれに該当します。

 

【中世ヨーロッパをきちんと描いている】

 ドラえもん映画で実は外せない要素だと思っているのが「子供に対する何かしらの気づき」です。恐竜の生態、宇宙や深海のこと、タイムパラドックスの原理、これらの気づきが本当に大事な要素だと思っています。ぼくらはドラえもんからたくさんのことを学んだ、という建前はずっとずっと大事なのです。そういうわけでそれらが薄い後期大山ドラが個人的に好きじゃあないんですよ……特にフー子。

 

 で、絵世界はちゃーんと「中世ヨーロッパ」をやっていたのが個人的に諸手ポイントです。テンペラ画やカトラリーの有無に驚くのび太がいいですね! 宮廷道化師もしっかり出てきた時点でもう「当時をちゃんと描こう」という意気込みが伝わってきました。実はここでクレアの「風呂キャン」も「中世ヨーロッパでは黒死病の流行(12世紀くらい)で入浴がよくないと見なされた」という話がマジであるので「おお、風呂嫌いも描写されている」でニッコニコしたんですよ。これは後にもう一度ニッコニコになるのですが。


【キャラが可愛い】

 ゲストキャラのクレアが可愛い。ゲストキャラが可愛い作品はそれだけで価値があります。特にクレアは誰かと友情とかそういう暑苦しい展開がないのがよかったです。ドラえもんキャラにそういう暑苦しさはいらない、というのが持論です。決して交わらない時空で出会った一期一会、それが映画ドラの本質やろ! あとおとぼけ枠のコウモリも話を邪魔しないでとってもよかったですね。新ドラはこの子供向けに侮ってると思われるおとぼけ枠で苦労してきたので……。


【ひみつ道具の使い方がうまい】

 特に後期大山ドラに顕著ながっかりポイントである「ひみつ道具封印」を今作はしないでのびのびとひみつ道具を使いまくったところが好印象です。もうそれが最高です。あと出てきたひみつ道具が「ファンに目配せしているぜ」感がなかったのが最高ですね。かるがるつりざお、ヒトマネロボット、モーゼステッキ、水ふりかけ。水ふりかけは元の話も似たようなものなので後半の使い方はある程度予想ができたのですが、そこが「予想させて的中させる」いい塩梅だったと思います。

 

 あとアクションシーンとしてのかるがるつりざおのポテンシャルを引き出したのはすっげえと素直に思いました。あのアクションシーンはもっと見ていたいですね。あの金魚鉢も使用ポイントが適切すぎて最高でした。あれ、名前なんだっけ……。


【悪役がちゃんと悪い】

 何を今更、ってところなのですが暗黒期のドラ映画では「悪役を悪く描いてはいけない」という独自ルールがあったのか知らないのですが「まるで悪そうに見えない」悪役というのが存在しておりました。何とは言いませんが、なんか金色のカブトムシが出てくる奴がそうですね。なんか植物がわしわし動く映画もそうでしたね。悪役が何をしたいのかわからねえ、というのは脚本として最悪だと思うんです。その点、『絵世界物語』の悪役はやることが一貫している上にちゃんと悪事を働いていてよかったですね。そこが加点になる映画って一体何? ドラえもんの映画だよ!!


【過去作のオマージュがさりげなく気が利いてる】

 私はドラえもんのファンなんですけど、明らかなファン向けの目配せが本当に嫌いなんですよ。ドラえもんの押し入れの中に意味ありげな写真を挿入させたり過去作のゲストをフィギュアみたいに出していたり、そういう「お前らこういうのが好きなんだろ」みたいなのが本当に嫌いなんですよ。大事なことなので二回言いました。大嫌いです。それが出てきた瞬間にクッソ萎えます。具体的に言うと『月面探査記』の「オシシ仮面の最終回」なのですが、これの文句を具体的に書いたら300字くらい使ってあまりにも見苦しいので削除しました。そのくらい大嫌いです。

 

 その点、『絵世界物語』は目の前のストーリーに集中できます。いろいろ過去作オマージュと思われる展開はありますが、展開のオマージュなのであんまり気になりませんね。例えば冒頭でニュースが流れて、そこからアートリアン・ブルーをスネ夫とジャイアンが欲しがる展開は『海底鬼岩城』だし、ホウキに乗って空を飛んで石化するのは『魔界大冒険』だし、最後に下手っぴな絵が見つかるのは『のら犬イチの国』なんですよ。個人的に『イチの国』の最後のコマが最高オブ最高だと思ってるので『ワンニャン時空伝』に対して良くない感情を持っているのですが、今作でようやくあのラストのコマでやりたかったことをやってくれたと思っています。「けっさくだ、ガハハ」のコマの情報量について書くとこれも500字くらいかかるのでカットします。てんコミ22巻を読んでね!!

 

 

 つまり、目配せってのはそんなんでいいんですよ。タイムパトロールの乗ってるアレも「ああーまたぼん準拠か!」って個人的にムカつくのですが、まあそんなのは気にならないくらい本作が良かったのでノーカンです。


【脚本がいい】

 もうこれに尽きる。適度にワクワクさせて謎を散りばめ、後半に爆発させる。うまい。最高。グッド。いいね!!

 

※ここから本作のネタバレ感想になるので、見ていない方は気をつけてください。でもこんなブログを覗きに来る方は「お、あの旧ドラ過激派がようやく絵世界を見たぞ」ってニヤニヤしながら見ていると思うので見てるよね。見てるよね。

 

 絵の世界を冒険する、というコンセプトで実際は十三世紀のヨーロッパの亡国。記録にも残らなかった国にあった「アートリアン・ブルー」という幻の顔料の謎が物語の中心にあることでお話が「絵」から一歩もぶれないところが最高オブ最高。

 

 そしてコウモリが「絵の弱点は水」と明確に発言したことで察しの良い大人なら「流し素麺と風呂をキャンセルしたクレアは」って気がつくところはいいですね。チョコレートという現代ならではのアイテムをふんだんに使うところもよかったです。最後に本物が戻ってきたところも含めて、よかったよかったというのもいい。

 

 ちなみに本作の要の下手っぴドラえもんですが、「じつにまずい、もっと出せ」で有名な「あとからアルバム」で原型を見ることができます。下手っぴドラえもんファンはてんコミで確認してください。

 

 

 ついでに「あとからアルバム」はのび太のパパがかつて絵で表彰された重要なエピソードで、画家志望であったことがしっかりわかるところです。それを踏まえて見ると、あのラストはまた染みるものがあります。のび太のパパは絵が上手い、これは大事なことです。それをゴールデンヘラクレスという呪いがなあ(以下呪詛により略

 

【おまけ】

 最後に、これに触れないではいられないと思う。ゲストキャラのあの子……お前は……頑張れ! 以上! よかったな、とりあえずコレでもこの映画の価値は下がらないと思うぞ!

 

 何故これが許されるかというと、過去に新宇宙開拓史とかいう悪夢があったので……こっちは完璧なゲストキャラであったのに対して、あっちは旧作でも思い入れの強い人が多いキャラだったからな……許せない。あまり触れたくない。あれは特急呪物だ。埋めちまえ。


【最後に】

 海底鬼岩城のリメイク、発表された時点でお気持ちをしたためようと思ってとんでもない呪詛が生まれたのでお蔵入りしてあります。途中まで書いて書きあげる気も起きなかったんですよね……今見たら、記述は「わたしの屋良ドラコルルを返せ。」で終わっている。新のドラコルルは解釈違い。アレが好きな人は否定しない。その代わり俺は岩山に閉じこもる。

 

 そういうわけで、海底鬼岩城に対して何も期待はしておりません。これは信頼の話なんです。マジでドラ映画は過去のアレコレを総括したほうがいいと思う。信頼がない。だって『人魚大海戦』とかいう赤っ恥をこの世界に生み出した奴らだぜ? 冷戦時代のあのヒリついた海底鬼岩城の構造を文句なく現代に焼き直せていたら、鼻からスパゲッティを食ってやる。そういう心意気です。

 

 あの、今からでいいのでマジで『人魚大海戦』は御者座のシーンの訂正をしたほうがいいと思います。お話としてつまんないのは置いておいて、科学的に間違ってることをやるのはダメだと思うんです。そんなチョンボを『海底鬼岩城』でやるなら、俺は許さない。せめて『南極カチコチ』くらいの科学シーンを冒頭でガンガン聞かせてくれるなら、まあってところです。特に現代はガチめの深海君がわりと多いので、小手先の誤魔化しはできないからね……。

 

 そしてドラえもん関係ないんですけど、一度失った信頼っていうのは取り戻すのが難しいって心底思いました。確かに『絵世界物語』は面白いのですが、過去にやらかしたアレコレが頭を過って素直に楽しめないんです。また変なギャグを挟まれたらどうしよう、また間違った知識を出してきたらどうしよう。そういう意味でも、やっぱりあの辺の作品群は総括されるべきだと思います。とりあえず絶滅動物モチーフでもう一本作ってください。そのくらいされてもいいと思います。特にキー坊、モアやドードーに関しては強く思います。

 

 これで今回の呪詛を終わろうと思います。またしても長い話になっちまったな。怖くて見れてない『空の理想郷』と『地球交響曲』もちゃんとみて、できればバギーちゃんリメイクに臨もうと思います。私の心は死んだんだ。死んだ気になってみれば、きっと何事も怖くない。そういう心持ちでドラえもんの映画を観ています。それでは皆さん、次回はあの世で会いましょう。

 

 せっかくなのでマウスでドラえもんを描いてみた。絵は心が大事。バレエは心で踊るんだ。

 

 

【ドラえもん関連の他の記事はこちらから】

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名前をつける。

 名前をつけることについてなんか書いてみたらようござんしょというお題を見てこうやって書いているわけなのだけれどただ書くだけだと面白くないからこういう感じに書いてみようって思って書いている次第ですが名前を付けるって要は世界を定義することであり世界の原初的な支配の始まりだと思ってて自分を世界を切り離すひとつの防具でもあってもし自分が名前のない存在であったなら誰とも区別できずにAだのBだのラベルを張られているだけかもしれないんだけどそもそもラベルすら張られない存在っていうのはもうこの世に存在しないのも同じでSNSのデフォルトアイコンの「こんにちは」を見てそこに人間を感じないように我々には個性やなんだりってのがもう呪いのようにへばりついているんだっていうのが感覚としてあるわけでそういう話をすればいいのかっていうとそうでもなくて多分うちの犬の名前はクッキーなんだけど妹はチョコって名前にしようとして喧嘩になったとかそういう話のがいいんだろうなっていうのは直感でわかるわけでそしたらクッキーだのチョコだのに責任はあるのかっていえば犬の飼い主としては存在しているわけでクッキーはこの世に代替できない存在としてクッキーであり同じクッキーでも芸人のくっきーとは別の存在であることも示唆されるんだけどなんだか名前って面倒くさいなもう全部名前なんかなくせばいいのにと思ってそろそろ息が切れてきたこのスタイルでずっと書いてる人すごいな無理。

 

今週のお題「名前をつける」

そろそろ2025年も終わるし今年の増田アワードやるか

 お久しぶりです。増田アワードは本当に久しぶりですね。少しメインを増田からズラしたため、最近の増田の事情は他の方のほうが詳しいかと存じます。でも増田のことは大好きだし、今年はブックマークの記事で賞ももらったので、活動自体はそこそこしているかな、という感じです……。

 

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  そんな中で「これは!」と思った今年の増田を読んで今年を振り返っていきたいと思います。選出方法は自分のブクマで「2025増田」をタグに入れていたものです。たくさんはないです。それではちぇけらー。

 

【2025増田アワード】

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 今読んでも超面白い。名のある文筆家の作品と心得た。何だこのグダグダなのに愛らしいセックスは。けしかりませんな!

 

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 渾身の黒澤レビュー。感動したポイントが最高にわかりやすくて好き。自分は同じような感覚を「東京物語」で味わったかな。すっげえ長いのになんか最後まで見ちゃうし、何なら泣けてくる。

 

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 ディズニーははてなでは冷笑される場所だけど、思い出を作るという意味ではとても大事なところなんだと思う。そしてそれをわかっている増田は偉いと思った。今度はシーの技術を見てきてほしい。それも込みでディズニーは楽しい。

 

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 有益な話かというとそうでもなく、徹底した体験談ですごくとりとめのない話なのがよかった。増田が入院してそこでラジオを聞いていたんだな、というのが何だか沁みる。深夜に伊集院を聞いているところとか情景が目に浮かぶ。この増田はかなり大好き。

 

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 女装してハッテン場に通い詰めた詳細なレポ。その目的とか増田が何を思ったのかがとても明確でわかりやすい。好奇心旺盛な増田が次はどこに行くのかとか気になるくらい面白かった。誠実かつ真面目でヤリチンな増田に幸あれ。

 

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 風俗系増田文学。いろんな人がいてその孤独に触れてしまう増田の感性がとってもいい。「寂しい」が画面からあふれ出してきている。文学だ。

 

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 淡々としているけどすっごく深い。人間の本能のどこかに「誰かに食事を分け与えたい」というものがあるのかもしれない。これが女性や子供でなく、知らないオッサンでも成立するのだというのが情の深さだと思う。

 

【番外編】

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 何故か「2025」のタグがついていたんだけど、日付みたら2024年だった……でもこのシュールさこそ増田だと思うのでここに載せておきます。みんな見て!!

 

【最近の気になる増田事情】

 増田は今どんどん変わっている。一発ネタが減り、煽り気味なAI増田が本当に増えた。「はてな匿名ダイアリーでバズりそうな文章を考えて」って出てきた文章を載せている奴が間違いなくいる。そしてそれを真に受けてマジレスしているブクマカも多い。そこが正直面倒くさい。最近は「これは釣り目的」と判断したら「AI増田」のタグをつけている。

 

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 多分これはAIが書いたんだと思う。何でかっていうと、AIにお話を書かせるとリズム良い短文がよく出てくるのと「ゴミ箱には味噌の空き容器はある。」が決定的に現実を知らないものが書いている感が半端ないから。

 

 料理する人もしない人も、味噌の容器ってみたことある? 大体1キロくらいで売ってるよね。それに対して1回の料理で常識的に使う味噌の量は、せいぜい大匙数杯じゃないだろうか。つまり、この書き方だと「味噌の空き容器があるから味噌を料理に入れたんだろう」っていう理屈になるんだけど「じゃあ空き容器が出来るほどってどれだけ味噌入れたんだよ」ってなるわけよ。「たまたま空き容器が出来ただけでは?」って思うかもしれないけど、この書き方だと「鍋には味噌が入ってますよ」っていうことが言いたいので読者のイメージとしては「新品の味噌の容器を全部鍋にぶち込みました」っていう捉え方になってしまう。その違和感に気が付かないで書いているのはよっぽど文章が下手な人か、それか料理の実態を知らないAIかってところじゃないかな。あと「スープ料理」も何だかなあ……。

 

 もしかしたら本当にこういう人がいるのかもしれないけど、文章作成はAIに投げたって見方もできるかなと思う。そのくらい全体的に文章がおかしい。他にもこんな感じで不自然な文章は多い。砕けている感じがするけど、絶妙に固い。それがAIの文章だと思う。

 

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 これは自信をもって「AIで書いたやろ」って思える増田。なんだこの最高に不自然な文章は。これがAIか。これがAIの世界なのか……。

 

【おわりに】

 AI増田も多いし、婚活マチアプ清潔感の男女煽りに加えて最近は「役立つ生活ライフハック」みたいな増田も増えてきた。そういうのは昔はブログのほうで賑わっていたけど、ブログ文化が死んだから残滓が増田にも流れてきたイメージ。増田はもっとくだらない場所のほうがいいんだけど、時代の流れなら仕方ない。あと別のところで増田のリンクを貼ってなんだかんだと言っている人もよく見るようになった。「おまえソレ増田だぞ?」と言いたい気持ちをこらえている。

 

 そんな感じで、増田という文脈を離れた増田がこれからも増えていく気がする。そうするとますます「増田ってなんだろな」って思う。掲示板文化とも少し違う、何だかくだらない遊び場。来年もそういう増田であってほしいなあ。それじゃあよいお年を。

 

【過去の増田アワードはこちらから】

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