好きなゆっくり解説チャンネル6選
去年の夏終わりくらいからずっと「ゆっくり解説」を聞いてる。最初はたまたま検索に引っかかったのをダラダラ聞いていたけど、そのうち様々なチャンネルで様々な解説があるのがわかって面白くなった。また同じ題材でも取り扱う投稿者が違うことで角度が違って見えることもあり、本当にいろいろ聞き比べた。好きなチャンネルもあったが、春の収益化剥奪祭りあたりから更新が途絶えたところも多い。というわけで「ゆっくり解説で好きなチャンネル6選」をお届けするぜ。
まず、好きなゆっくり解説の特徴をざっくり紹介するぜ。
単にフォーマットに乗っ取って原稿を読み上げるような切り貼り動画になってるものも結構あり、そういうのは「ふーん」で終わりなのだが、「この投稿者の他の動画を見たい」とか「この霊夢と魔理沙の掛け合いがいい」とか思うようなのが個人的に「好きなチャンネル」です。
※注意※絶対読んで※絶対守って※
今回紹介するチャンネルはあくまでも「個人的に動画の題材選びとか脚本とか個人的に演出とか個人的にそういうのが個人的に好き」というだけなので「このチャンネルの内容が100%正しい」とか「この記事読んだら絶対この動画見ないといけない」とか、そういうことでは一切ありません。だから「見たけどつまんなかったぞ!!」とか言うのはやめてください。紹介文読んで興味が出たら見る、くらいでお願いします。ましてや「オススメされたから見たけどつまんなかったぞ!!」と動画にコメントするなど言語道断ですし、「~から来ました」とこのブログをコメント欄で宣伝するのも絶対やめてください。むしろ守れないならネットしないでほしい。
それではオススメします。
ゆっくりドラちゃんねる
ドラえもんについては愛はあるけど全集持ってないニワカなのでお世話になってるチャンネル。ドラえもんについて「その視点はなかったなぁ」と思うような内容が多く、特に「ドラえもんは何故〇〇か?」について「2112年ドラえもん誕生」で終わらせずに「ドラえもん百科(片倉設定)」「ドラバケ」あたりまでカバーしてちゃんと「ドラミちゃん」の話までしっかりした上で「作者の意図」「アシスタントの話」まで遡るから信頼できる。
多分このタイトルだけで「ネズミに耳をかじられたからだよね!」と思って動画を開くとその情報量に圧倒され、さらに続編の動画では「ドラえもんがネズミに遭遇したときのパターン」まで解説している。ドラえもんだけでこれだけ語ることができるので、有志の「ドラえもん学」はやはりすごい。
闇世界のツーリスト【ゆっくり解説】
オカルト系チャンネルは一時期乱立してたけど、ここが群を抜いて動画の作りがいい。特に「行ってはいけないシリーズ」が面白く、全世界の立ち入り禁止区域の紹介のクオリティが高い。これは似たような題材の動画が乱立してるところで「この動画は闇ツーさんだな」と聞いているだけでわかるので*1
語り口があまり不安を煽るものでもなく、わからないことはわからないとはっきり言い、そして「でも◯◯ということにしておきたい!そのほうがロマンがあるから!」というところに安定感があって好きなのかもしれない。こういう話で全部「うそだよーん」というのも、それはそれで寂しいからね。
ゆっくり昭和の記憶
取り上げる題材はいわゆる「昭和」のカルチャーだったり、芸能界の話だったりする。このチャンネルが他のゆっくり解説チャンネルと違って目立つところは、魔理沙のキャラがかなり立っているところだと思う。昭和のドラマのビデオを集めていて唐突に昭和の歌を歌い始める。特に全編ほぼ「魔理沙の歌唱」を期待させる題材で本当に魔理沙に歌わせたのはすごいなと思う。解説の内容というより、この語り口がなんか好きでついつい聞いてしまう。
芸能ゴシップや下世話な話が多いのでいろんな人が楽しめるわけではないのだけど、この「歌う魔理沙」のインパクトとキャラクターはかなり強いので興味のある話があれば覗いてみてもいいと思う。
オカルトざんまい
基本は各地の心霊スポット紹介。ただの心霊スポットの紹介で終わらずご当地グルメ情報が挿入されることが多い。更に無責任に「ここには変な噂がある」で終わらずに「変な噂はあるけど実際にはそんなことはない」と噂を否定して「こんなところに行くなら近くにあるうまい食堂でうまいもの食べるべき」と話を持っていくのが上手いと思う。もちろんガチな話はガチガチにやるのでオカルト面でも楽しめる。何かを学ぶと言うよりオカルト与太話を与太話としてと霊夢と魔理沙が食べ物の話をするのを楽しむチャンネルだと思ってます。あと日本各地のいろんな場所の話が聞けるのがいいですね。全てを食べ物に変換する霊夢のキャラがかわいい。
ゆっくり災難資料館(裏)
個人的に今めちゃくちゃ好きなチャンネル。過去の災害や事件事故について取り上げ、「当時の時代背景を踏まえた上で事故の原因は何か」「事故をきっかけに社会に変化はあったか」「再発防止にはどんなことが望まれるか」ということを中心に紹介している。
他にも事件事故解説系のチャンネルはあるけど、このチャンネルは「再発防止」という点が重視されるので悲惨な被害者の状態や加害側のバッシングが極力ないのがとてもいい。「事故が起きた、被害が拡大した原因は〇〇が足りなかったことなのでこれからは〇〇をしなければならない」という感じで前向きなのがいい。
また「当時の時代背景や技術は~~だったのでこれをキッカケに〇〇防止法が制定された」というような話が多く、過去の防災意識の低さから起きた大規模なデパートやホテル火災、飲酒運転や危険運転の罰則強化など「安全の歴史」も見えてくるのが面白い。「杜撰な管理で大事故になり、反省して管理を強化しました」という話がほとんどで、たまに「しっかり管理できていたので大事故を防げました」というのもある。例にあげた動画はドラえもんに出てくる「居眠り運転のトラックがガソリンスタンドに突っ込む(アニメだと積荷はダイナマイト)」くらいの話、いやそれ以上の話で本当に怖い。
このチャンネルをきっかけに、どこかに泊まる時は必ず非常口を確認しようと思った次第です。ホテル火災めっちゃ怖くなった。あとデパート火災と積載量や定員オーバーの乗り物。山には多分近づかない。
Ha ku
レトロゲームやSteamなどのチャンネル。しかしその大部分が「クソゲー」「海賊(パチ)ゲー」という凄まじい精神力の人という印象。クソゲーの代名詞「チーターマン2」のプレイ動画は数あれど、初代の「action52」をちゃんとプレイしている人は少ない印象なので「本当に好きなんだろうな」と愛を感じる。
【ゆっくり実況】#20-1 レトロ海賊ゲー発掘隊【Action 52】 - YouTube
【ゆっくり実況】#20-2 レトロ海賊ゲー発掘隊【Action 52】 - YouTube
最近は「スチームクソゲー」のリストをずっと見てる。「ゲームとは」「世界は広い」という気分になり、自分がちっぽけな存在であると認識させられる。世界は狭い、世界は同じ?いやSteamの海は広大だわ。なんていうか、自分の世界が拡張される感じがする。
この動画のせいで「ベネズエラ=CRAZY BUS」というしょうもない偏見を持ってしまった。ベネズエラと聞く度にこの最低なBGMが脳内巡るんだけど。ゲームのゆっくり解説以外にも海賊版ゲームを買いに海外に行ったりデスクリムゾン*2のOPとか四十八(仮)*3の聖地巡礼をやってたりとかかなりアクティブな方ですごいなと思う。あとクソゲーの紹介のボキャブラリーが好き。個人的に未来神話ジャーヴァスにつけた「プレイする眠剤」がとても好き。
まとめ
ゆっくり解説だけど学びだけでなく、会話劇として楽しいものが好きかもしれない。他にも世界史とか未解決事件、オカルトに生物、自然科学やゲーム史などゆっくりボイスが苦手じゃなければ楽しめるコンテンツは本当に多い。それにゆっくりボイス以外の合成音声で解説動画やってるところも多いし、霊夢と魔理沙ではなくオリジナルのキャラで解説しているチャンネルも結構ある。ただ学ぶだけでなく自分の知識の整理という面で聞いていることも多く、なんとなく作業用BGMとして流すのにちょうどいい。今日の話はこのへんで。おしまい。