あのにますトライバル

君の気持ちは君の中でだけ育てていけ。

異世界恋愛ものが人気ですってよ

悪役令嬢ものとか、ネット小説では異世界の恋愛ものが大人気。

なぜだろうなぜかしら。

 

恋愛の前に、そもそも異世界って何だろうね。

ここではないどこか、こことは約束事の違う世界。

きれいなドレスを着たお姫様が存在する世界。

キラキラお目目のお兄さんがエスコートしてくれる世界。

みんなそんなところに行きたいよね。

 

先日リトル・マーメイドを久しぶりに見て思ったんだけど

エリックって王子だよね。しかも多分一人っ子。

王国の世継ぎ、ずいぶんフランクに出かけすぎじゃない?

護衛の一人もいやしない。どんだけ治安がいい国なんだ。

そんでどこの馬の骨ともしれない娘を拾ってきて「僕の奥さんにする」なんて正気の沙汰とは思えない。いや、白雪姫だって死体を拾ってきて僕の奥さんですみたいな世界だし、でもあれは世継ぎとは限らないか。野良王子。

 

そんなことを気にしちゃうから「お前は物語のあたりが強い」とか言われるんだけど、でもどうしても気になっちゃうの。「悪ノ娘」も気になってダメだったの。どうせ娘なんて黒幕いるんだからそいつら処刑しないとアカンわけじゃない、処刑したのは黒幕のしっぽ切りでしょとかボカロソングに向かって真面目に思っちゃうような人なのでダメなんです。王家とか世継ぎとか、そういうの異世界では重要視されてないの? 禅譲がすごい勢いで流行ってるの? それなら姫とか令嬢とか一体なんなの? なんなのだ?

 

いや答えはわかっている。ただドキドキする空間のために世界は存在していて、リトマメはただ人魚姫が独り立ちするための装置でしかなくて異世界恋愛の令嬢たちも転生してきてなんだかんだというけど、要はすべてが読者の妄想の奴隷なのである。そこに余計ななにがしかがしを持ち込むほうが野暮ってモンなのは百も承知で言わせてくれ。

 

妄想にきっと世界設定はいらない。ただキラキラとしていればよい。

煌めきを忘れてはいけない。そう、あの空に輝く星のように。

この記事が面白かった方は高評価、ブックマーク、はてなスターをよろしくお願いします!

おしまい。

 

歯医者は怒られるけど行った方がいい

歯医者って何故か怒られるイメージがあるの、なんでだろう。

 

最近「神経が腐ってますね」というレベルの虫歯をやっと治療したところなんだけど、確かに歯医者って怒られるんだよ。だから検診行かなくちゃーと思いつつ、普通の人からしたら行きたくないんだよ。

 

というか、歯医者に限らずなんだけど医療関係者って何故か怒ってくる。いや、彼らが怒っているとは思わないし彼らのアドバイスは適切であると思う。しかし、どうしても「怒られた」と思ってしまうくらいには嫌なことを言われたと思ってしまう。

 

歯医者で例えるなら、「ここ磨き残しがあります、しっかり磨きましょう」「毎晩フロス使いましょう」「フッ素使わないとダメですよ」「ここ汚れ溜まってるので虫歯になりかけですよ」「毎晩しっかり磨いてくださいね」「歯ブラシはもっと細かく動かしてください」などなど、必ず言われる。うるせーできるもんならやってるし、そこまで至らないからそうなってるんじゃん! と思っても言わない。これが子供の歯医者だと「親御さんがしっかりしないと虫歯になりますよ!」とめちゃくちゃ脅迫してくる。「毎日フロスとフッ素磨きやって当たり前ですからね!」という態度。これはどこへ行ってもそうなんだと思う。

 

しかし、しかしだよ! 子供の歯磨きなんて夕飯風呂事業が終わってこれから寝かしつけってところでグッダグダになってるところで毎晩毎晩学習発表会みたいにピカピカできないって。だからと言ってやらないのはダメなんだけれど、真面目な人なら「私は子供の歯のケアも出来ないダメな親だ」って鬱になるんじゃないだろうか。別に一日くらいフロス使わなくても死にやしないから。鬱になるくらいならフロスは毎日じゃなくていいと思うよ!

 

それ以外でも医療関係って多分医者からしたら「〇〇したらいいじゃん」っていうつもりで言っているもかもしれないけど患者からしたら「これをやらないとお前は死ぬ」くらいのニュアンスで取られがちってことだよね。いや、医者の気持ちもわかるよ。「〇〇すればいいだけなのに、どうしてやらないの?」ってさ。でもさ、それが皆出来れば医者は要らないわけよ。出来ないんだよ、本当にさ。

 

これは何でも識者っていうものには当てはまると思う。教育関係、法律関係、IT関係、その他修理関係、何でもそう。でもわからない人からすれば「何で怒ってるの!?」って思う。だから言葉遣いに気を配るのと同時に、相手は怒られているに近いんだっていう気持ちで接することが大事。

 

生活保護その他困っていると申請しに行くだけなのにどうして行かないんだ!?」という疑問の答えがこれ。窓口で別に怒っているつもりはないんだけど「怒られた」と感じてしまうからなんだと思う。よく窓口で塩対応されたけしからんみたいな話があるけど、全部とは言わないけど何割かはこの「怒られたと思ってしまう心理」が引き起こしているだろうなと思う。もちろん窓口の人はその心理を汲む必要があるけど、全てを被害妄想で受け取る人に慈悲の心のない悪人と断罪される云われもないので難しいところ。

 

アドバイスする側が気をつけることも大事だけど、もちろんアドバイスを受ける側も「これは別に怒っているわけではない」と身構えることが大事だと思う。自身の至らなさを指摘されることほど嫌なことってないけど、一切指摘されない人生もそれはそれで実りがないと思う。いつぞやの蛙化現象増田は繊細というより、このように指摘されることを先回りして封じる行為が余計に相手に負担になっていることに無頓着という感じがした。おそらく蛙化現象増田は歯医者にも行けないと思う。歯医者なんて絶対ダメ出ししてくるもん。

 

あと歯医者には言った方がいいです。神経腐ってて神経抜くの麻酔使っても激痛だった。痛かった本当に。痛くないって幸せ。おわり。

自分というものがよくわからない

そう簡単にわかってたまるかよ、と思いつつわからないといけないんだろうなとも思っている。

 

自分が何なのかわかっている人はきっと自分のことがよくわかっていて、自分を宥める力があることでその範囲で出来ることをしっかり出来るのかなと思う。限界を知る人は強い。だけど、限界の外を見ることは出来ない。それはそれで不幸なのではないか。

 

自分がよくわからない人はある意味で自由だ。自分を規定しないで自分に囚われず、キャラ付けもブランディングもしないであるがままであることを恐れない。そんなものに価値を置いていないから。ただそういう人は他人からの評価が恐ろしく低い。分かりにくい人間は付き合いにくい。自由の代償は無理解に繋がる。

 

厄介なのは自分が何者か規定したがっている人なんじゃないかなと思う。新興宗教自然派陰謀論マルチ商法はそういう人の隙間に付け込んでくる。あなたはこういう人になるべき、こういう人が世間に必要とされている、こういうのが偉いんですよ、他とは違うんです……その先にあるのが搾取である。言い方を帰れば飯の種。「生き方」の提示が金儲けになる時代。

 

そんなことを「SDGs特番」なるものを見る度に思う。やってる方は悪気ないし、話のネタとしているだけだと思うけど、それを居場所にしてしまうのは何となく危ういのでは、という気がしている。できれば居場所は複数あった方がいいと思うよ……。

 

例の話題

本旨についてどうこうはないんだけど、「増田が無自覚に圧倒的強者の立場でものを言っているのが気に食わない」ということで勝手に増田家庭について憶測立ててるのは超失礼じゃないかなぁという話です。

 

最初に言いますが、子育てが困難な人が子供を持つ選択をしないことについては論じません。ここで論じるのは「憶測で誹謗中傷すること」「叩いていいターゲットを集中攻撃すること」「誹謗中傷に言い訳をすること」の話です。

 

子供を持つ是非の話は一切しません。子供を持つ是非の話は一切しません。子供を持つ是非の話は一切しません。子供を持つ是非の話は一切しません。子供を持つ是非の話は一切しません。子供を持つ是非の話は一切しません。いいですか、子供を持つ是非の話は一切しません!!!!

 

多少言い方が気に食わないとしても、本人はともかく完全に憶測でしかない「奥さんは辛かったはずだ」「キャリアを逃して可哀想」「大学に行けなくて可哀想」みたいなのはさ、完全に大きなお世話だし欠席裁判でしかない。そんで「増田が失言したから奥さん可哀想、どうせ無自覚に無神経なんだろうから叩かれて良い」「知人に似たような方が似たようなことを言っていて、そいつらもクズ(主観)だから増田も叩かれるべきだ」というのだからおいおい、この指止めようとはいったい何なのだ、と最近のはてブを見て思うわけ。

 

ちなみに「増田を攻撃する意図はなく、自虐だからOK」としている人も多いと思うけど、そんなことはないからね。「パンケーキ食べました!」という内容の記事に「子供がアレルギーでパンケーキ食べられません、私が産み方を間違えたんですごめんなさい」という趣旨のコメントを書いたら、そりゃパンケーキの記事書いた人はいい気分しないよね、というのと一緒なんだけどね。

 

元増田は確かに煽ったかもしれない。しかし、「パンケーキおいしかった、迷ってる人はみんなも食べてね」という内容に「食べられない人もいるんですよ!!!」ってコメントするのもどうなんだろうって思う。この話をするなら自分のバックボーンと立場を明確にした上で「だから私はパンケーキを食べない」としてほしいし、パンケーキ食べられない人の代弁として「パンケーキ食べられない人もいるんですよ!!」というのもどうかと思う。

 

どうしてもパンケーキ食べられない話をしたいなら、パンケーキ食べられない立場のトピックを立てることが大事だと思う。少なくともパンケーキ食べた人に直接投げかけることでもない。自分の話がしたいなら自分のブログでやろう。

 

ついでに「元増田が強者の生存者バイアスだから叩いてOK」というのは、それを全面的に適応するなら「成功例は何一つ参考にならない」ということになって、誰も何も言えなくなるんじゃないかなーと思う。

 

例えば某障害を持つ家族についてエッセイを書いてる方がいらっしゃるけど、あれなんて個人的に強者の生存者バイアスだよなーと思ってるんだけど「感動した!」みたいな反応出るじゃん。障害者の家族を持つ人はみんなあんな風に仲良くしているのか?そんなわけないじゃん。家族を殺したいと思っている方だっているはず。じゃあその人は「生存者バイアスなんだから」と吊るされるべき?そんなわけないじゃんね。

 

例えば元増田には書いてないけど、実は元増田に障害や疾患があるのかもしれない。見えないところで身内から酷い扱いを受けたかもしれない。学生時代いじめられていたかもしれない。そこを伏せて「俺も大したことない」と言っているのかもしれない。それでも、元増田は圧倒的強者なんだろうか。大犯罪を犯した極悪人なんだろうか。

 

 「みんなも難しく考えないで年収1000万稼げと言われたらムカつくだろ」というのには同意しない。そもそも、同じ土俵に無理矢理登って相撲とろうというのが烏滸がましい。こっちは相撲とろうというのに「相撲なんて邪道だ、サブマシンガンを準備したからお前を殲滅する」みたいなこと言われたら力士だって困るよね。それにそう言う話はその辺のライフハック本に死ぬほど溢れている。

 

「元増田が無自覚なのが悪いんだ!」というのはわかる。だけど、全方向に配慮なんて出来ないよ。元増田だって「勇気が出なくて迷っている」という人向けだろうし、明らかに疾患や困難を抱えている人に向けて「子供を作れ、思ったより簡単なんだから」なんてことは言っていないと思う。「難しそうだと悩んでるならやってみろ」であり、「無理でもやれ」じゃないんだよ。

 

こんなこと書くとどうせ「元増田の味方してるからこいつはクソ」みたいに言われるんだろうなと思う。そう、クソだよ。私とあなた、違う人間。立場も考え方も全く違う。だからさ、はてブでよく出る言葉を置いていくね。

 

「多様性は大事。お前の意見を押し付けるな」

 

全ての発言は発言した瞬間に「意見の押し付け」が発生する。どんなに言い訳しても、相手が「押しつけだ!」と思えばもう押しつけになるんだよね。つまり「みんな考えすぎ」という元増田も押しつけだし、それに「無自覚だ!」というのも、まあ押しつけだよね。

 

まあ今回の元増田に対して「そうじゃない人もいるんですよ!」というのはそうなんだけど、そこから増田の家庭を邪推したり明後日の方向に叩くのはこの指止めようだよ、というのは言いたい。非常に言いたい。特に奥さんについての奴。どうして奥さんが不幸だなんて決めつけるんだ。当の本人が「不幸だ」というならわかるけどさ。自分が奥さんの立場は不幸だと思ったとしても「そうじゃない人もいるんですよ」としか言いようがない。

 

もう一度言うけど、この話は「子供を持つ是非の話」じゃない。「自分と相反する立場の意見に対する態度」の話です。どうしても元増田に「違う立場の人もいます」というなら、記事のコメントでしかないブコメじゃなくて自分の立場を明らかにしたブログでやるべきだと思うんだけどな。じゃあね。

後味悪い映画を分類してみた(閲覧注意)

後味悪い映画30選ということで、1位が鉄壁の1位なので特に異論はないのですが「後味悪い映画」ってもっと細かく分類できへんの?という思考メモです。

 

togetter.com

全体の雰囲気

普通

映画の大部分はとてもハラハラドキドキで楽しいんだけど、とにかくラストだけ急転直下に落とすタイプの映画。このカテゴリに当てはまる映画が思い浮かばないんだけど、強いて言うならとにかくラストがキツい「ミリオン・ダラー・ベイビー」とかじゃないかな。超個人的に「サタデー・ナイト・フィーバー」も「ええ、そんなラストなん!?」という評価なんだけどあまりこの手のリストに挙がらない。

 

 

 

不穏

もう今に不幸になるんじゃないかとドキドキしながら見て「やっぱりアカンかったかー」となる系。これは「ミスト」が典型的。「レクイエム・フォー・ドリーム」や「ミッドサマー」はこの系譜かな。

 

 

ミッドサマー(字幕版)

ミッドサマー(字幕版)

  • フローレンス・ピュー
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鬱々

後味悪い映画はほぼこれ。最初からフルスロットルで鬱展開を回してくる。何ひとついいことはありませんという「ダンサー・イン・ザ・ダーク」「隣の家の少女」「マーターズ」「ファニーゲーム」、全力で観客を嫌な気分にさせようという感じがよい。

 

 

ラストの展開

どんでん返し

多くの後味悪い映画はどんでん返しなのである。「いやそうはならんやろ」という展開が観客を嫌な気分に落とし込む。「ミリオン・ダラー・ベイビー」「ミスト」「セブン」を連続で見よう。そのコンボなら次は「キャリー」だな(これは後味悪いとは違うか)。

 

 

予定調和

鬱展開を延々と続けて最後まで鬱展開でしたー!というタイプ。「レクイエム・フォー・ドリーム」「ダンサー・イン・ザ・ダーク」「隣の家の少女」あたりはとにかく不幸を描いているわけで、ラストの意外性はそんなにない。

 

 

投げっぱなし

「これは後は観客の感性に委ねよう」的なラストも後味悪くなりがち。「変態村」とか「複製された男」とかかな……。

 

変態村

変態村

  • ローラン・リュカ
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頻出内容

児童虐待、性虐待

あかん。虐待ダメ絶対。「隣の家の少女「誰も知らない」子宮に沈める」は鉄板として、「パンズ・ラビリンス」もそんな気配ある。

 

 

 

戦争もの

平和がイチバン……と思わせるタイプの映画。「縞パ」「ジョニ戦」あたりの鉄板胸糞に、人によっては「ランボー(無印)」もなかなかキツいものがあると思う。

 

 

 

差別や貧困

例えば「ジョーカー」がジョーカーにならなかった世界線みたいな映画は総じてキツいものがある。「ダンサー・イン・ザ・ダーク」「チョコレート・ドーナツ」なんかはなんかもうもっと何とかならんのかとうぅんとなる。

 

 

復讐

復讐は何も生みませんよ……となるかどうかは人次第かな。これは「オールド・ボーイ」「ゆりかごを揺らす手」などサスペンスサスペンスしてる奴ほど「ちょ、それどうなんよ……」となる。「拷問男」はどこに救いがあるのかわからないけど、「グロテスク」みたいな単純スプラッタを求めて観たら予想外に重い話でズンと来る。

 

 

 

 

 

実は妄想でしたーw

やめて。一生懸命見てきたのにそういうの止めて。何とは言わないけど、実は他の人には見えない友達と主人公が延々と話し続けてるとか、そういう系。

 

まとめ

以上をウダウダ考えて、とりあえず4つに分類。

 

ラストのみ後味悪い映画

とにかくラストで落とす。ラスト抜きにこの映画は語れない。「セブン」「ミスト」がこの系列かな。

 

 

全体的に鬱々している映画

社会問題などを淡々と描いた結果鬱々する展開とラストが救いようのない映画。「レクイエム・フォー・ドリーム」「ダンサー・イン・ザ・ダーク」が典型的。

 

全体的に鬱映画だけどラストは救いある

全体として見ればかなりキツいんだけど、ラストでは改善や希望が見られるものはどういう位置づけになるんだろう。「プレシャス」は最後主人公は一応*1救われるルートに入るし、「震える舌」も回復の兆しが見えるところで終わる。しかしこの2本も後味悪い映画の系列に入ってもいいと思うくらい破壊力ある。

 

 

 

嫌がらせ

もう監督ノリノリでやってますよね、というタイプ。「ファニー・ゲーム」「マーターズ」「マジカル・ガール」なんかの露悪露悪した奴。「ネオン・デーモン」もこの系統かなぁ。

 

 

マーターズ(2007)(字幕版)

マーターズ(2007)(字幕版)

  • モルジャーナ・アラウィ
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マジカル・ガール

マジカル・ガール

  • ホセ・サクリスタン
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個人的に二度と見たくない映画

さてこのブログ書いてる人が「二度と見たくない!」と言うくらいのこの手の映画についてですが、長らく「隣の家の少女」と「縞パ」に加えて「子宮に沈める」が君臨していたのですが最近「震える舌」がランクインしました。傾向として子供がどうにかなるのが苦手みたいです。犬や猫がどうにかなるのは平気なんだけどな……。とりあえずおしまい。

 

 

子宮に沈める

子宮に沈める

  • 伊澤恵美子
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*1:とりあえず展開の上ではそういうことなんだけどね、どうなんだろう

他人からアカウント削除を強制されること

発端の騒動に関しては当事者の話し合い以外解決策がないからいいとして、「アカウントを削除される」ということの深刻さについて少し。

 

小説書く人にとってアカウントを強制削除されるって言うのは個人的に「私に内緒でランニングしてたの?脚を切って。車椅子ならランニングなんか出来ないでしょ?」というのと同じくらい惨いことだと思う。小説なんてもう一度アップすればいいじゃない、というのは「今はいい義足があるんだからそれでいいじゃない、パラリンピック狙えば?」くらいの残酷さ。

 

これは創作とかそういう趣味のない人には理解できないかもしれない。そういう人には身近にある何か大切なものと置き換えて欲しい。神社巡りが趣味の人に歴代の御朱印帳捨てさせるとか、それこそ鉄道模型を勝手に捨てるタイプの奴。いくら精神的に追い詰められていようが本人に非があろうがなかろうが、それは相手の信用を大きく損ねる行為でしかない。先に手を出したら負け、と同じようなことである。もうね、これは暴力に近いのよ。よくあるモラハラで言うなら、交際関係を断ち切って行って孤立させて言う事聞かせようとする奴に近い。

 

そりゃ「困難な育児で追い詰められたんだ仕方ない」という見方も出来るけど、それを言うなら世の中のモラハラ男性全員にも「何か事情があってそんなひどいことをしたんだね」と救済がないといけなくなる気がするんだけど、どうかな。私は他人を追い詰める男性も彼の困難に向かい合って救われるべきだと思うのですが、いけませんかね。とにかく、他人の大事なものの処分を強制するのは暴力だよ、暴力。

 

……と、最近13年使ったTwitterのアカウントをいきなり凍結された私は思うのです。おしまい。

生き餌と学校の怪談

雑思考をどっかに書き殴りたい衝動に駆られるけどTwitter凍結してるしなぁ……と思い、3日くらい経っている。今回虫だのお化けだのの話なので生理的に無理な人はここで読むのを止めるんじゃ。

 

とりあえず「漫画のいじめ描写によく使われるGは一体どこからやってきているのか」という素朴な疑問がずっと離れない。ちゃんと書こうと思うと多分一生書けないから以下思考書き殴り。

 

そもそもGの死骸自体道端にそんなに落ちてないよね?

生きてるGをわざわざ捕まえてるの?

いじめのためにわざわざホイホイとか買うの?

ホイホイからいじめのためにGをはずすのも嫌じゃね?

いじめのためとはいえ、大体はGなんて見たくないんじゃない?

 

そもそも漫画表現としてGを食べさせるみたいないじめは頻繁に見かけるけど、実際の虫を食べさせる系のいじめってその辺にいる虫(トイレにいるカマドウマとかガガンボとか)じゃないかなぁと思う。夏場ならその辺に落ちてるセミの死骸とかね。生きてピクピクしてるGなんて多分殺虫剤かけてるから流石にいじめとしては度を越して笑えない(笑うところじゃないけど)。

 

ひとつの可能性として、いじめっ子の家が飲食店で厨房に巨大な巣があり調達可能、というのも考えた。しかしそうなると学校にわざわざピクピクGを持っていくか?となる(この家の子が命令されているとかならありそう)。

 

しかし現実的なのは「爬虫類好きの家族から生き餌を貰う」ではないかと思う。コオロギやワームなんかはこれでよく手に入るのではないか。「兄ちゃん俺学校で虫食わせるから数匹頂戴」「お、学校で亀でも飼うのか?」「まあ、亀みたいな奴だよ」的な会話があるかどうかわからないけど、そんな感じで生き餌の譲渡はありそう。無断で生き餌を貰おうとして箱をひっくり返して大騒ぎ、なんてのもあるかもしれない。

 

しかしそれでも生き餌用のGというのは日本のよくあるGと種類が違うからなあ……

 

虫を食べるついでに思い出した話だけど、その昔「学校の怪談」と名前の着く映像作品が乱立してた時代があって、その中のひとつが今でも強烈に印象に残っている。有名な映画やアニメじゃないんです。夕方に放送していた、子供向けのドラマでした。

 

主人公の女の子は登校途中に行方不明になった同級生を放課後、学校で見かけた。同級生は失踪時と変わらぬ姿で主人公に宿題の作文を読んで聞かせる。「その日は音楽の授業が楽しみで、さあ楽しいポーレチケポーレチケポーレチケと歌いながら歩いていると、暗いところにいました。どこを歩いているのかわからなくて、悲しくなりました。でもこうやって学校に来れて良かったです」みたいなことを読み上げたあと、「ねえ、私朝から蝿と蚊しか食べてないの」と主人公に詰め寄り「あなたの耳をちょうだい」と豹変して襲いかかる……というような内容だったと思う。

youtu.be

とにかく覚えているのが「さあ楽しいポーレチケ」の歌と「朝から蝿と蚊しか食べてないの」というところ。ポーレチケの歌は実在します。とても明るい歌です。こういうところでそういうのやめてほしい、エヴァ翼をくださいみたいな奴。あと「蝿と蚊だけじゃめっちゃお腹空くよね……特に蚊なんて絶対食べた気しないよね、可哀想」と化け物確定の子になんか同情した記憶がある。そう言えばこの話と、カエルを虐めてカエルになっちゃう男の子の話がセットだったなぁ。小さいものに慈悲は必要。

 

学校の怪談といえば「恐怖心理学入門」「アサギの呪い」はリアルタイムで見たクチです。次の日学校で大騒ぎしたの覚えてる。今でも「恐怖心理学入門」はかなりレベル高い作品だと思ってる。あとトラウマスレでよく見る「鉄棒に絡まる髪の毛」も親戚の兄ちゃんが「これめっちゃ怖いんだぜー!」って見せてくれた記憶がある。めっちゃ怖かった。

 

生き餌の話から学校の怪談に大きくぶれたけど、思考書き殴りなんてこんなもんだと思う。ちなみに昆虫食の話のときも「蝿と蚊」の話を思い出したのでこのポーレチケがかなり強烈に残っているのは確定なんだけど、果たしてこの作品は一体何だったのか。調べたらバイノーラルミステリー学校の怪談というシリーズの「死霊が歌う!」という作品っぽい。男の子のカエルで検索したらまあまあヒットしたんだけど、ポーレチケで覚えてる人はいなかったみたい。トラウマスレに書き込んでるの見かけて「お、仲間か!?」と思ったけど多分それ自分だ。ポーレチケ仲間おらんのか。寂しいぞ。おわり。