あのにますトライバル

君の気持ちは君の中でだけ育てていけ。

歯医者は怒られるけど行った方がいい

歯医者って何故か怒られるイメージがあるの、なんでだろう。

 

最近「神経が腐ってますね」というレベルの虫歯をやっと治療したところなんだけど、確かに歯医者って怒られるんだよ。だから検診行かなくちゃーと思いつつ、普通の人からしたら行きたくないんだよ。

 

というか、歯医者に限らずなんだけど医療関係者って何故か怒ってくる。いや、彼らが怒っているとは思わないし彼らのアドバイスは適切であると思う。しかし、どうしても「怒られた」と思ってしまうくらいには嫌なことを言われたと思ってしまう。

 

歯医者で例えるなら、「ここ磨き残しがあります、しっかり磨きましょう」「毎晩フロス使いましょう」「フッ素使わないとダメですよ」「ここ汚れ溜まってるので虫歯になりかけですよ」「毎晩しっかり磨いてくださいね」「歯ブラシはもっと細かく動かしてください」などなど、必ず言われる。うるせーできるもんならやってるし、そこまで至らないからそうなってるんじゃん! と思っても言わない。これが子供の歯医者だと「親御さんがしっかりしないと虫歯になりますよ!」とめちゃくちゃ脅迫してくる。「毎日フロスとフッ素磨きやって当たり前ですからね!」という態度。これはどこへ行ってもそうなんだと思う。

 

しかし、しかしだよ! 子供の歯磨きなんて夕飯風呂事業が終わってこれから寝かしつけってところでグッダグダになってるところで毎晩毎晩学習発表会みたいにピカピカできないって。だからと言ってやらないのはダメなんだけれど、真面目な人なら「私は子供の歯のケアも出来ないダメな親だ」って鬱になるんじゃないだろうか。別に一日くらいフロス使わなくても死にやしないから。鬱になるくらいならフロスは毎日じゃなくていいと思うよ!

 

それ以外でも医療関係って多分医者からしたら「〇〇したらいいじゃん」っていうつもりで言っているもかもしれないけど患者からしたら「これをやらないとお前は死ぬ」くらいのニュアンスで取られがちってことだよね。いや、医者の気持ちもわかるよ。「〇〇すればいいだけなのに、どうしてやらないの?」ってさ。でもさ、それが皆出来れば医者は要らないわけよ。出来ないんだよ、本当にさ。

 

これは何でも識者っていうものには当てはまると思う。教育関係、法律関係、IT関係、その他修理関係、何でもそう。でもわからない人からすれば「何で怒ってるの!?」って思う。だから言葉遣いに気を配るのと同時に、相手は怒られているに近いんだっていう気持ちで接することが大事。

 

生活保護その他困っていると申請しに行くだけなのにどうして行かないんだ!?」という疑問の答えがこれ。窓口で別に怒っているつもりはないんだけど「怒られた」と感じてしまうからなんだと思う。よく窓口で塩対応されたけしからんみたいな話があるけど、全部とは言わないけど何割かはこの「怒られたと思ってしまう心理」が引き起こしているだろうなと思う。もちろん窓口の人はその心理を汲む必要があるけど、全てを被害妄想で受け取る人に慈悲の心のない悪人と断罪される云われもないので難しいところ。

 

アドバイスする側が気をつけることも大事だけど、もちろんアドバイスを受ける側も「これは別に怒っているわけではない」と身構えることが大事だと思う。自身の至らなさを指摘されることほど嫌なことってないけど、一切指摘されない人生もそれはそれで実りがないと思う。いつぞやの蛙化現象増田は繊細というより、このように指摘されることを先回りして封じる行為が余計に相手に負担になっていることに無頓着という感じがした。おそらく蛙化現象増田は歯医者にも行けないと思う。歯医者なんて絶対ダメ出ししてくるもん。

 

あと歯医者には言った方がいいです。神経腐ってて神経抜くの麻酔使っても激痛だった。痛かった本当に。痛くないって幸せ。おわり。