あのにますトライバル

君の気持ちは君の中でだけ育てていけ。

久しぶりにコメント欄を開けてみる

今年は気軽にブログを更新しようと思う。それもこれもこんな記事を書いたからずっと考えていたこと。

 

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言及文化がどーのこーのやってて、やっぱり思ったのが「コメントの敷居の高さ」だよなぁということ。発信数が減ればそりゃコメントの数も少なくなるし、ある程度作法が無いと失礼にならないかしらとか思っちゃうところあると思う。だからとりあえず発信数を増やして、つまんねー話題で殺伐としたホッテントリを切り崩す。ジェンダーとか政治も大事だけど、昨日食べたご飯とかマンホールに落ちた亀とかもかなり大事だと思うんだ。


そもそもコメント欄を閉じたのは変な宣伝やマジで病んでる怪しいアカウントがいたからで、このご時世なら多少コメント欄を開けてても変なコメントは少ないのではないかとちょっと思い始めたので久しぶりに開放してみようと思う。


下手なブコメすると「互助会!」と言われるし、かと言ってコメントが一切ないのも寂しいし、はてさてそんな世の中とどう付き合っていったらよいものかしらん。それならとりあえず行動あるのみ。本当は雑記でこういうエッセイ形式の別ブログ作ろうかと思ったけど、あんまり分ける意味を感じないので分ける必然性が出てくるまでこっちで雑記書いていく。


あくまでも「開放してみる」だけなのでやっぱり変な宣伝だらけになったり無茶苦茶な誹謗中傷ばっかりになったり病んだアカウントが特攻噛ましてくるような事態になった場合は速攻閉じる予定ではある。


むかーし適当な記事を書いたらそれこそ「個人の日記レベル」と揶揄されたことがある。いいじゃん、個人の日記レベル上等。個人の日記を大事に出来ない奴はニュース記事だって大事にしないし、その裏にある感情に気づくことも無い。犬が死んで悲しい気持ちを汲めない奴が国家の品格を問うなんて話にならないと思ってる。それもケースバイケースなんだろうけど、今の世の中全体を見る前に個別のケースを見ようよっていうことは多い気がする。逆に個別のケースにのめり込んで全体を俯瞰出来てないこともあるけど……。


何をするでもないけど、とりあえず何か発信しようと思う。受け身でいたって何も変わりはしないし、多少のことなら傷つくことには慣れている。誰かを傷つける人は少なくとも自分の傷に気がついてない人だ。何をしたって自分が誰かを傷つけること、そして傷つけられていることにもっと自覚的になるべきだよなぁとは常々思ってる。なんの話だっけ、コメント欄の話か。あ、コメント欄試験的に開放してみます。おしまい。

 

2019年のよい増田60選

2020年ですが、2019年中のよい増田を振り返りましょう。個人的に2019増田アワードが全体的に盛り上がらなかったのが残念なのでやっぱりブクマを集めたメジャーな増田も紹介しないとダメなのかしら、と思いつつ「いいや、ここでは地味だけど味のある増田を紹介する!」と決めたので紹介します。

 

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選考基準

2019年中に選者が「いい名前だ」タグをつけた増田で、ブクマが集まってなくてここで紹介したいと思うようなものを集めました。「いい名前だ」タグの由来は下記の増田から感謝の意を込めてもらいました。

 

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楽しい増田嬉しい増田

読んでいて楽しくなったり嬉しくなる増田です。

 

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拡張する現実っぽくて好き。

 

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学ぶことの喜びが詰まってる。

 

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取り留めない日記だけど増田と一緒にさっぱりした気になる。

 

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「あちゃー」も含めて生活の匂いが伝わってくる。

 

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すごくほんわかして好き。

 

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ふわ〜って奴わかる気がする。

 

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すごく楽しそうで一緒にわくわくする。

 

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たまに据え置きの奴はパッサパサになるけど、こういうシチュエーションならいいかも。

 

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おばちゃんとAmazonの日記。

 

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空を飛ぶ乗り物じゃないけど、昔見た海中を進むバイクみたいなのはめちゃくちゃ憧れた。

 

うまそうな増田

メシ増田です。

 

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旬の食べ物を食べる喜び。

 

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無限ピーマン簡単で好き。

 

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やきそばはマルちゃん。そして場合により白米も一緒に食べる。

 

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個人的にめちゃくちゃ好き。スケベなチーズバーガー。

 

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ダンスフロアに華やかな光っぽいタイトルがツボ。

 

エモい増田

好きなものに対する情熱、恋するエナジーなどを感じる増田です。

 

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ムーンスターとおじさんの思い出。

 

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それは長い片想いのおしまい。

 

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諸行無常

 

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この増田を読んだ日からみんな鶴瓶さんに恋をする。

 

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恋する女はきれいさ。うまくいったかな。

 

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黒歴史じゃないよ、みんなそんな恋をしてるって。

 

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このタイトルで「嫁」が何なのかわかる人はいないと思う。

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こういうカロリー高い文章はもっと世に出回って欲しい。

 

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ノスタルジックで甘酸っぱい増田。

 

エロい・下ネタ増田

表題通りです。

 

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悪いけど現場ネコで脳内再生されてしまった。

 

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定期的に出る毛の処理の増田。いつも真剣。

 

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恒例増田アナニーレポ。

 

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「浜家」があるから安心しろ。

 

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何でこのタイトルでこのカテゴリなのかは是非読んでから考えてほしい。

 

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詩人だ。

 

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「俺よりもつよいやつに会いに行く」感がいい。

 

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マジレスするとギリシャ人そこまで考えてなくて多分どっちもオスしかいないと思う。

 

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ブコメにも書いたけど、「男性器をイマジナリーフレンドとしている」気がする。 

 

心が温まる増田

親切にされた話や家族の話、縁あった話などに関する増田です。

 

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積極的に席は譲っていきたい。

 

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一行なのに幸せが溢れてる。

 

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ほとんどラブレター。

 

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「嫌なもの」と言いつつ、営みを感じる増田。

 

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ぶっちゃけなんでブクマ伸びないのかわかんないくらい面白い増田。

 

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 大人はすごいんだな。

 

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うちの一歳児は図鑑ばかり見ている。そして図鑑で殴ってくる(読んでほしいらしい)。

 

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よかったよかった。

 

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母ちゃん苦労したんだな。

 

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もっとみんなが読んで欲しい増田。

 

せつない増田

読後感がやるせない増田です。

 

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増田に幸多からんことを。

 

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 BGM:ラストクリスマス

 

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物を捨てられるというのはトラウマになるから気をつけたい。

 

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鳴り物文化好きだけど、吹奏楽部にお願いするのは違うと思ってる。

 

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うちの爺さんの葬式の時は読経中誰もお経聞いてなくて坊さんに「うるさい!」って怒られてた。

 

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同じ歳になるといろいろ見えてくることあるよね。

 

ノンジャンル増田

一発ネタ、その他なんか熱い増田です。

 

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むしろ何であんなに周りが恐れていたのかよくわからない。

 

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真面目に考察してて面白かった。

 

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不謹慎でいい。

 

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宝寿司の経費だ。

 

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牛が徹夜組という発想が好き。

 

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格言ぽいけど特に意味の無い格言。

 

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確かに京都にいる人は京都にいけない。

 

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狭すぎてとんがってる。

 

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言うほどダイじゃないところ好き。

 

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増田自由律2019。

 

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何故かハンバーグ師匠で脳内再生された。

 

まとめ

最近増田がきな臭くて、煽った増田が1000オーバーとか使い古されたライフハックが1000オーバーとか📞🐘が1000オーバーとか、もう少しやさしい世界があってもいいと思うので、この企画は来年もやりたいと思いました。ブクマが集まる増田がよい増田ではなく、誰かの心に残った増田がよい増田だと思うのです。それでは今年も頑張りましょう。おしまい。

 

ブログの言及文化とかの雑感

新年明けましておめでとうございます。新年早速インフルでぶっ倒れて療養中にこの記事書いてます。予防接種してたので熱はそれほど上がらず済みました。予防接種大事です。


そんで、この辺の話を自分なりにしておきたいなと思ったのでしておきます。「かつての繋がっていたブログ文化はどこ行ったのか」という話題だと認識して話を進めていきます。今回は体調不良のため超ぐだぐだ行きます。めっちゃぐだりましたが体調不良なのでぐだってるままの文章でいきます。

 

p-shirokuma.hatenadiary.com

 

azanaerunawano5to4.hatenablog.com

 

結論

ブログ文化は死んだとか消滅したとかじゃなくて、ネクストステージに入ってる。以前のものと変質しているので同様のものに見えないのかもしれない。


発端

シロクマ先生の記事では最初が「無知なお前らに最高のゲームを教えてやる(据置編)」ということだったけど、この増田も実は後乗り増田で、そもそもの発端はこちらの増田だと思われるのです。

 

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そこから何故か派生して次々と「お前らに教えてやる」と言いながらほぼ90年代カルチャーを列挙する増田がいくつか見られました。

 

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だからこの話は元々増田やTwitterで見られる「改変文化」なのだと思われます。改変の起きやすいTwitterでは様々な文がネタにされ、増田だと特定のワードをアナルだのパンティーだのにした改変増田がよく出回ります。記憶にあるところでは、一昨年、オタクが女性にオタク知識を披露して「へー(無関心)」「なんで? (殺意)」という増田が局所的に流行ったのを覚えている人もいるかと思う。あれと同じ現象です。そこでシロクマ先生がマジのマジレスをしたので今回のように繋がったのかなと思いました。

 

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ブロガーってなんやねん

で、ブログの話に戻ってくるといつも「そもそもブロガーってなんやねん」というところから自分は疑問に思ってしまうのね。なんやねんブロガーって。ブログ書いてる人は皆ブロガーなんか。ブログって言っても色々あって、写真だけ上げてる人も絵だけ上げてる人も1行日記の人もブログアカウント持ってるだけの人も、みーんな「ブロガー」でいいのか。何となく「ブロガー」って言葉には「長文書く人」みたいな限定したイメージがあるんじゃないかな。じゃあ増田で長文書いてる人も「ブロガー」でいいじゃんかって思う。


個人的に、発言する媒体で「ツイッタラー」とか「インスタグラマー」とかそういうのはわかるんだけど、「ブロガー」だけは何だかよくわからん概念なんだよね。同人界隈の「字書き」と同じカテゴリ。何故だろう、文章を書く人っていうのはそんなに自己を大きく見せたり自虐したりしなくちゃいけないのだろうか。


別に長い文章書くから偉いのかって言うとそういうわけでもなくて、短い文でもバシっと面白いことを言う人は面白いし、短歌や俳句を嗜む人は短文というか言葉を選ぶ勝負をしているわけで、長い文を書く人より優れている部分もたくさんある。たまに「こんなに長文書けてすごいですね」とか言われたり言っているのを見るけど、そんなにすごいことじゃないと思うよ。同様に絵が上手な人は自分のことをそんなにすごいと思っていないだろうし、何でもそれで表現している人はそれが「当たり前」になってるからそういう褒め方されてもピンと来ない人はまあまあいると思うし、逆にバカにされたと思っちゃうかもしれない。たまにそうやって他人を褒めてるつもりで「でも自分は出来ないダメ人間なんですよ」って自虐しちゃう人はなんか聞いてる方が居たたまれなくなるからやめて欲しいというのもある。


そんな中で「ブログを書く人とそうでない人の違い」をあげるなら、「話題を広げやすいかそうでないか」ではないだろうか。短歌の鑑賞会みたいな形式もあるかもしれないけど、とりあえず短い文章より長い文章のほうがたくさんの話題に広がりやすい。言及文化というのはそういうところから生まれたのかもしれない。


「言及文化」が消えたのは何故か

とはいえ、シロクマ先生の指摘するように以前に比べてひとつの話題でホッテントリまで埋めるくらいあーだこーだすることは確かに少なくなった。それを自分なりに少し考えてみる。


まず理由として考えられるのは風潮として「話題の共有できなさ」にあると思う。多様性が進んだと言えばカッコイイけど、悪く言えば「興味ない話題は見えないのと一緒」みたいなことになっていると思う。「ああ、あれ流行ってるよね」じゃなくて「何それ?別に興味ないし」で受け流すみたいな、そんな感じ。ホッテントリにあるブログの話題なんてそもそも他人事で自分事として長文に落としこもうなんて言うのが物好きのすることで、それを読んでもらおうなんていうのはとんでもない酔狂のすることなんだろう。


それと「他人の言説に言及する精神的コストが増大した」というのもあると思う。やはり悪く言えばシロクマ先生の言う「言及文化のあった時代」は村的なところがあって、ある程度の村人同士の信頼関係があったからこそ成立していたのが言及文化なんだと思う。あざなわさんがよく言うところの「ネット上のプロレス」が成立していたというか、お互いがお互いの様子を知っているからこそ言及できたし、面識のない人でも「お約束」をある程度理解して話を始めるので安心して話を聞くことが出来た。距離感で言えば隣の学校の同じ部活動の仲間くらいのところがあって、共通の話題や手のうちの見せ合いなんかは2020年現在に比べたら容易だったと思う。サードブロガーなんて言ってた頃もそうでしたね。


時は下って2020年。「よく知らない人、気持ち悪い」*1というパワーワードが登場した辺りから色んな意味でどんどん「知らない人」が増えてきた。言及する話題を知らない人、有名な書き手を知らない人、適切な距離感を知らない人、そもそも自分が何者か知らない人、などなど……知らないんだから言及なんかしてる場合じゃねぇ。1から勉強するのも超ダルい。

 

はてな村奇譚上

はてな村奇譚上

 
はてな村奇譚下

はてな村奇譚下

 

 

今更「はてな村忌憚」を読んでもそもそもメタな用語が多すぎて2020年現在だと完全にわかんないネタも出てきた。「旅籠屋参謀本部」は当時ガチで笑い転げたけど、当時の空気がわからない人には本当にわかんない。最近漫画紹介をしてる魔理沙アイコンをブコメで「誰この人、有名人?」と言っている人もいたし、そもそも魔理沙ってキャラは何?という人もいるだろうし、既に故人も何人かいるし、時間というのは残酷だと思う。たかだか5年かそこらの話なのに。


話がズレた。とりあえずまとめると、ブログに言及するっていうのはある程度の信頼関係とお互いの知識量や手の内が釣り合っていないと難しいんだと思うのでその辺がバラバラな最近だと成立が難しいというところだと思うのです。


言及文化の途絶えた世界で

シロクマ先生は記事の中で「はてなブックマーク上で言及一覧が消えたことも言及文化衰退の一因ではないか」と述べているけれど、これは実は逆で上記のような理由から「言及文化が衰退したから需要のない欄を消した」のだと自分は思っている。


はてなブログの新着一覧が消えたときも反対の声はあったけど、はてなの運営曰く「おめーら使う使う言ってるけどアクセスしねぇじゃん!やっぱ消すぜよ!」ということらしいので運営にも言い分があるのはわかる。言及一覧もそんなところじゃないのだろうか。たまにぼーっと見ているのが楽しかったので個人的に好きだったんだけどね。

 

トップページのリニューアル後、特に新着エントリーについては参照しているというユーザー様の声が多く寄せられたため、ページ自体は削除せずそのままの形で残しておりましたが、1年を経過し、実際にはアクセスがほとんどなかったこと、またその多くがボットなど機械的なアクセスであったこと、スパムや不適切な投稿を排除できていなかったこと、新規エントリー数の増加により本来の役割を果たせていなかったこと、といった従来の理由に加え、このページから取得した情報をもとに機械的に読者になったりスターをつけたりする迷惑行為に利用されるようになっていたことから、ページ自体を削除することといたしました。

トップページのリニューアルにともなって廃止していた「新着エントリー」などのページを削除しました - はてなブログ開発ブログ

 
そしてこれはついでだけど、今のはてなブログのグループ機能は死ぬほど使いにくい。あれ活用させる気ないだろうってレベルで使いにくい。どう使いにくいのか具体的な改善策が思い浮かばないくらい使いにくい。とりあえずグループ作った後いつまでも作成者に新規のブログが加入したことを通知しなくてもいいと思う。というか、あの通知いらない……。


そんでこれは個人的な経験談だけど、随分前に「もっといろんな人のブログ読みたいな~」くらいのノリで新着記事とかホッテントリ新着とかから適切に頑張ってるブログに「いいね!」みたいなブクマをしてたらその後固執されてめちゃくちゃ粘着されたりしたので上記の「言及文化には信頼関係と距離感が大事」っていうのは本当に必須事項なんだろうと思う。


言及する対象をある程度ウォッチをした上で「この人にはこのくらい言っていいだろう」みたいな人間関係の距離感みたいなのが真面目に大事になってくる。この過程をすっ飛ばすと起こるのがいわゆる「学級会」で、よくある同人トラブルの学級会の大部分はこの辺の信頼関係や距離感の問題に集約することができると思う。

 

またぞろ「互助会」

そもそもあざなわさんが記事で指摘する通りはてなブログの記事がホッテントリに載ること自体が減ってしまった。それもこれもいわゆる「互助会」のせいなんだけど、これらの話は過去されつくしているので過去に書かれたアーカイブをそれなりに読んでから自分の感想を持ってもらいたいと思う。「言及文化」についてもそうなんだけど、ある話題について言及するにはそこにたどり着くための先行研究をある程度踏まえておくっていうのが大事になってきて、その辺が新規参入のハードルを上げていると思う。何を書いても「もう見た」になっちゃうしねぇ。


すげー簡単に「はてなブログ互助会騒動」の歴史をまとめるとこんな感じ。

①最初期は友人に頼んで(?)新着3userを狙っていたブログ主が「それはヤラセだ」と糾弾されるなどしていた。当時互助会というワードは頻出せず。

②ブログマネタイズ勢がはてなブログに進出。悪意があるのかないのかよくわからない相互ブクマが流行る。この頃互助会というワードが使われるようになる。

③「みんながそうやってるから」と無意識に相互ブクマをする勢力が登場。いわゆる「参考になります!」などの互助会構文はこの辺から生まれる。

④この頃から好意的なブコメを付けただけで悪意ある「互助会認定士」が登場し、ブロガーVSブクマカみたいな訳のわからん争いが生まれる。

⑤何世代かに渡ってコンテクストが断絶し、③と④を何度か繰り返す「学級会」が起こる。


ここまでまとめてわかったことは、この「互助会」というワードひとつ取ったとしてもコンテクストの断絶は進行していて、この瞬間に「互助会」という話題を知ったとしてもそれについて調べることは容易ではないし、変な印象で一席ぶちかまして怒られることを考えると語れることは何も無い。だから記事にもしないし、もちろん言及もしない。そんなところだろう。


ここでは互助会を例にあげたけど、他にもいろんな事柄で「これは言及していいんだろうか」ということはあると思う。そんな時ブコメでリンチみたいなことを恒常的に見ていれば「言及しようかな」と思えないことはあると思う。それでも言及してくるガッツのある奴は今すぐ言及してきてほしい。慣れれば石をぶつけられるのも痛くない当たり方があるから平気だよ、ほら(ホラー)。


長文文化は死んだ訳では無いが死んだようなもんか

そんな感じで雑感として言及文化は怖いし動線も整わなくなったし上記の記事で指摘されている通りメリットもないしで衰退していった感じだけど、じゃあ長文文化はどっかに行ったのかと言えば、そうでもないと思う。

 

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ここで少し触れたけど、この中で紹介した「はてなブログはてブ」と称するところは長文中心の文化が中心にあると思う。過去の「はてな村」とは違うけど、古来からあるアイドル文化やオタク文化の文脈が根強く残っている。何故かはてなブログでは以前からジャニオタを中心とするアイドルブログが多く、そこから様々なオタク趣味の熱情を綴るブログが結構ある。


今回の記事を書くに当たって久しぶりに「note」のトップを覗いたら「noteの感想を書こう」とかハッシュタグで繋がりやすくなっているとか、はてなが抱える「新規参入が難しい問題」をクリアしている感じがした。こりゃみんなnoteに流れるわ。オープン当初のnoteしかわからなかったので「なんで今更note?」と思っていたんだけど、はてなはオワコンって言われてもしゃーない気がしてしまった。でもブログ編集画面のUIははてなブログが圧倒的に好きだからよっぽどの事がない限りどこかに行ったりはしないと思う。


ただ、はてブでもnoteでも言える話なんだけど、記事あたりの文章量や文字数は確かに多いんだけど「かつての村祭りのように議論のできる文章か」と言われたらそうではないんだよなあと思った。文章というより箇条書きで書き連ねていったり内にこもったりという感じの文章で、「私のことを見て、分かって、納得して」という感じはない。どっちかというとケータイ小説の文脈だったりTwitterの「長文スクショ」の文化に近かったりする。


もちろんどっちが優れているとか劣っているとかそういう話ではなく、同じ「長文のブログ」でも性質が違う文化だと注目もされないしもちろん認知もされない。Twitterを覗けば「誰々さんのはてブエモい」「誰々さんのnoteの超ファンです」みたいなツイートはたくさん見る。そこに以前の言及文化のようなものは存在しないし、こちらの存在を認知するようなこともないだろう。ただ、以前の「ブログ文化」というものを継承しているのは間違いないと思う。そんな感じですかね、はい。


まとめ

言及しようにも言及する対象とか範囲とかそういう面倒くさいことが重なって新規参入が難しくなったのはあるよね。あとブログ文化自体はしばらく消えないと思うから大丈夫じゃないかな。そんなところ。


最後に

「長文書けないから書かないよ」「文章下手だから」と言う人をよく見るけど、英語と一緒で話し始めれば意外と喋れたりする奴なので苦手意識ある人ほどこっそり文章書けばいいのにと思う。あと訓練としてお気に入りの文章を書き写すのは真面目にアリだと思う。理屈は説明しても難しいと思うので、考えるな、感じろという感じでやってみて欲しい。新年の新チャレンジに文章書くのにトライしてみよう。おわり。

 

*1:どんな意味なのかは各自ググッてください。

そこそこあっと驚く2019下半期増田アワード 不安になる1user編

恒例の1user記事です。例によって前置きなしです。どうぞ。

 

選出のポイント

・2019年7月1日~2019年12月23日までに「不安になる」タグがあり、選者しかブクマがついていないもの(1user)を選出。

・消えてない。

・不安に思う心情が具体的で共有されやすい。

・ネタとして瞬発力がある。

・何を言っているのかわからない。

・そして選者は唐突な下ネタに滅法弱い

 

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ガチの愚痴だ。くわばらくわばら。

 

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真ん中の連がちょっと冗長。

 

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そんなに謝りながら暮らしていると辛くなるよ。

 

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ポパイのFCゲームのことかと思ったら違うね。

 

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勃起野郎という冒頭から想像も出来なかった世界が広がっている。

 

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ざるラーメンのラーメンが足りなくなった時どうすればいい?という増田のトラバ。

 

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タチコマが増田にいる。

 

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尿道責めかしら。
 

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どこに??

 

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その考えが役に立つ日が来ないことを願う。

 

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夏だからだよ。
 

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いいハゲもいっぱいいるよ、多分。

 

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発達障害とか関係なく「自活できない」っていうのは本当に問題。個人的にコンビニ人間の主人公は生存はできているけど生活はできていないと思ってる。

 

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飽きるのが早すぎ。

 

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高性能なのかな?

 

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多分そう簡単に閉鎖にならないから吐き出して欲しい。

 

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熊の問題と増田の話題は関連しているようで実はあんまり関係なくて、勝手にテレビの家族の心情を理解した気になって正しいと言ってしまう増田がものすごく心配になる。

 

anond.hatelabo.jpおう、シゴキメイトがいるんだよな。 

 

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マジレスするとケツを見せたくないからなのかもしれないけど、チャックが皮や毛を巻き込んで集中できなさそう。

 

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買わなきゃ。

 

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なんてヨコシマなんだ。

 

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近所に最近タピオカ屋出来たけど、世間話で「いつまで持ちますかねぇ」がみんなの総意だったのは笑った。

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それポジティブ思考ちゃう、現実逃避や。

 

anond.hatelabo.jp推しがどうの以前に離人感がちょっと怖い。

 

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はてな匿名ダイアリーなど最大の理不尽だと思うのだけど。
 

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マイケル・マイヤーズに来てもらおう。

 

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お前のお父さんはかわいそうだな。

 

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トラウトマン大佐「戦争は終わったんだ!」

 

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共産党とゴリラとマーマイトと一緒にされる南十字星

 

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分泌物はみんな汚いんやで。

 

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ガチな愚痴。よっぽど嫌だったんだね。

 

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自分を愛してあげて欲しい。
 

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免許、返納したよ……多分。
 

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約分ができない夢、嫌だ。

 

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献血ポスターよりひどいポスターですわ!

 

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コレはトラバが神がかってるのになんでトラバ消したん?

 

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商売以前にいろいろ生活面は大丈夫なんだろうか。

 

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おちんぽ増田その1。トラバでバッサリおっさんと斬られてるのウケる。

 

anond.hatelabo.jpおちんぽ増田2。「おちんぽはめはめ」ははずかちぃ!

 

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おちんぽ増田3。個人的にもっと真顔感溢れる増田がよかったけどこれはこれですごくいい。

 

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「セックスからの解放」はフリーセックス系のSF小説なんかではよくある話だけど、この増田が書くと下品な感じがするのは何故なんだぜ。あと直前の増田と合わせて読むと味わいが倍増。

 

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配偶者は何をしているのだ。

 

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調べたら咳止めも用法しだいでは覚醒剤みたいな作用があるんだな。やめなさい。

 

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夕文物も不安になるけど、保険屋からのお知らせも見れないほど疲れてるなら休んだ方がいい。

 

anond.hatelabo.jpベタだけどすごいねぇ…。

 

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「王様は死んでる、死んでるぞ!」

 

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とりあえず寝ていればいいよ。いっぱい寝てから考えよう。

 

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逆に東日本の人なので増田に言われて調べて見たら西日本では主だった骨だけ拾って残りは火葬場に置いていくんだってね。知らんかった。ちりとりで灰まで掬って骨壷に入れるもんだと思ってた。

 

anond.hatelabo.jp「割とみんな」というのはどういう調べ方なんだろう。


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いくら貰ったら人を殺せる?という増田についた改変。更なる改変もある。

 

まとめ

今回はノミネートは105、そこから絞って50本に厳選しました。前回の116から数えると少なくなった印象です。そして前回より消された増田も少ないので「不安になる増田」自体やっぱり減っているのかな。それとも観測範囲が狭くなったかな。

 

次回はオリンピック直前スペシャルなんだけど、現時点で来年の夏頃はちょっと忙しくなる予定なので増田漁り自体規模縮小しなくちゃいけないかもしれないのでここまで大体的にできないかもしれない。でもできれば楽しいのでやりたいですね。それではまた次回の増田アワードでお会いしましょう。良いお年を。

 

その他の増田アワードはこちらから

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そこそこあっと驚く2019下半期増田アワード 不安になる編 年末特大号

ジングルベル、ジングルベル、聖夜が街にやってくる。さて、クリスマスと一緒に今年の不安になるアワードのお時間がやってきました。増田アワード本編のボリュームが少なかったので今回は不安になる編を充実させました。

 

「不安になる」とは

匿名掲示板だろうが何だろうが大体文章を書くときは何か言いたいことがあるので書くものです。それなのに文章の要旨が掴めないということがあります。(中略)読んだ後「あれはどうなるんだろう」とか「意味がわからない……」など自分の軸がぐらぐら動くような気分になる増田です。

まったく輝かない2017年の増田アワード「不安になる編」 - あのにますトライバル

 

選出のポイント

・2019年7月1日~2019年12月23日までに「不安になる」タグをつけた増田から選出。

・基本的にブクマ数に左右されず、個人的に不安になったものを選ぶ。

・2019年下半期で話題になったものもできれば選び、振り返りとする。

・なお選者は唐突な下ネタに滅法弱いものとする。

 

日常の理不尽部門

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選)本当に隣の建物の子なんだろうか。あと夜驚症とかあるし、夜泣き自体はそんなに珍しくないと思う。

 

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選)バナナがまずいって確かに経験したことない。怖い。

 

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選)お、追い剥ぎにあっただけのオッサンかもしれないじゃん!

 

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選)怖い。引っ越せ。出家してる暇ないぞ。

 

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選)やめろ。

 

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選)真偽はともかく、本当ならめちゃくちゃ怖い話でもある。

 

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選)ブコメにも書いたけど、夜遅い時間に明らかに部屋着でフラフラしている老人たまに見るんだけど、どうしたらいいんだろう。下手に声を掛けてトラブルになるのも嫌だし、かといって即警察というのも困ったもんだし……現時点で見かけた地点と時刻を控えておくくらいに留めている。

 

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選)トラバも意味深で一体どういうことなんだってばよ。

 

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選)増田には時折ヤバい奴の目撃報告が出てくるけど、こいつはレジェンド入りさせていいレベルでヤバい。実際見かけたら当事者でなくても鳥肌もんだわ。

 

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選)このお母さんにSNSを利用させてはいけないと本能が叫んでいる。ニュースアカウントにクソリプかましたり有名人アカウントに特攻しかねない。

 

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選)リアルな病気の話は不安になるが、こちらも為になる情報でもある。増田は無事生還してよかった。

 

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選)この増田が最後に感じた感情は「不安になる」タグの感情と大体一緒です。

 

短文部門

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選)お葬式って案内だして勝手に来るものだと思っていたので招待状とか出す地域があるのかしらと検索したら案内状は出すとか法事や法要などの会合の出欠はとるみたいなことはあったけど、結婚式みたいに招待状とか出すところはさすがになさそう。自分の常識がグラグラしてくる。

 

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選)輸入肉にしても安い。一体何の肉なんだ。

 

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選)宇宙は静かなのに何故宇宙に含まれる地球はうるさいのだろう。

 

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選)日光!次は日光に行って!そんで夜景だったら函館に行って!!

 

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選)「ゴランダム高原」でググるとこの増田しか出てこないのでゴランダム高原とは一体どこにあるのだろう。

 

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選)ただ一面に立ち込めた増田の朝のトラバの海 オッサンばっかりのうっすりと黒いソコから勇ましく罵声がなるなる ゴミゴミと

 

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選)増田「もしかして」増田友人「私たち」「「入れ替わってるー???」」

 

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選)野生の日暮熟睡男だ。オリンピックは来年だぞ。

 

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選)「そこには探している完全な自由があって僕には名前もなくて僕は誰かで」あっ(察し

 

やるせない部門

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選)既に古典になろうしている「十億アクセスの彼方に」が現実になっている。個人的にそういう個人の漫画をありがたがっている人達も同罪だと思ってる。

 

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選)これはつらい。生来の性質に加えて高齢になるにつれてそういった傾向が出てきやすいらしい。ただ「騙してお金をとる詐欺に気をつけてね。ある日突然痩せる薬があるよって言われたら買う?」と尋ねたら「買う!」と即答した子がいたので(実話)騙す騙されるではなく、話を聞けるかが問題なのだと思う。

 

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選)切迫早産のサイトよりももっと別のこと心配した方がよさそうな増田。サイトより主治医から直接話をしたほうがよいのでは……。

 

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選)中学入試のせつない現場。一般論だけどお母さんがキャパオーバーになってるというか、全部お膳立てしているのがよくないと思うのである程度子供に任せて多少痛い目を見せた方がいいと思うけど、そんな言葉も届かないのがキャパオーバーの怖いところ。さてこの年の瀬、増田は穏やかに暮らせているだろうか。

 

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選)増田の中では自明のことなんだけど、外から見たらかなりとっちらかっていてそれに気づけない増田がちょっと可哀想になる。

 

下ネタ部門

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選)個人的にめちゃくちゃ好き。どんな顔して書いているのとか考えると本当に好き。愛おしいキンタマハンター。後の増田のトラバに出現したのも含めて大好き。

 

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選)結局なんの曲なのかわからんし、そんなことどうでもよくなる。

 

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選)フェラしながら増田しているとこうなるぞ

 

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選)平日9時5時でずっとヤリ続けるということは、増田の仕事は何なのだろう。それよりも増田は一体何者なんだろう。

 

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選)世界がかかってるんだから一晩くらい我慢しようぜ……。

 

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選)トラバやブコメでも散々言われてるけど、そういう世界ならそういうところに運び込まれるんだるし、美人認定はどう行われるとか気になるところはあるし、いろいろガバガバで世界に入り込めない増田。

 

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選)ただの誤字にしては力強い誤字だと思う。笑う度にズボンがポロンと落ちるのギャグ以外の何物でもない。

 

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選)どすけべで変態という割にはぬいぐるみの衆人環視がめちゃくちゃ恥ずかしい。つらい。

 

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選)ぎゃああああ!!

 

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選)多分「チンチンに毛が生えてないでしょ」と言いたかったのだと思うけど、肝心なことを忘れたせいでとんでもない文に。

 

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選)女子社員の陰毛とは限らんぞ……???

 

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選)勢いだけで全く意味がわからないんだけど、これは「考えるな、感じろ」の文なんだと思う。書こうと思って思いつく類の奴じゃない。何者だ。

 

不安になるif部門

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選)来なくていいよ。

 

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選)テラフォーマーズ(未読)みたいな話なのかしら。

 

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選)自分の体は大事にして欲しい。

 

難解部門

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選)何故もっと早く気がつかないのか。怖い。

 

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選)何が一週間ぽいのかよくわからなかったけど、発音がそうなのね。いきなり何が始まったのかと時が止まる増田。

 

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選)ごせんぞ様的な人って誰だろ?ばーちゃんとか?

 

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選)何の使用感かというのは実際に増田へ飛んでみて確かめて欲しい。

 

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選)多分ドラえもんの日記のように意味は無いんだろう。でもこういう増田には惹かれてしまう。

 

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選)何かに似ていると思ったら最近話題になった谷山浩子の「ドッペル玄関」だ。出られなければ中にいる、出られる人は入れない。

 

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選)トイストーリーみたいな物悲しさがある。過去にかわいがっていたしまじろうがお別れに来たんだよ。

 

文学部門

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選)個人的に大好きなんだけど、どう展開していいのかさっぱりわからないので誰か展開してほしい。

 

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選)2019増田にノミネートしたかったけどこの増田の性質的にはここに入れるのが一番という結論に達し、ここに載せている。

 

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選)キョウチクトウでバーベキューの串にして人が死んだエピソードは子供の頃何かで読んでめちゃくちゃ怖くなった記憶がある。

 

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選)一体増田はどこからこれを書いていて、どこにこれを伝えようとしているのか。とりあえずPanasonicがこの世界にもあるんだろうというところがキモだと思う。

 

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選)真面目にどういう顔してこれを書いているのか気になる。前述した天狗や壺のほうがまだ何故か理解出来る気がする。人類には早すぎたのかもしれない。もしかしたら地下生活者なのだろうか。

 

まとめ

今回はいつもならもう少し厳選するところですが、前述の通り少し多めに選びました。前回は「不安になるの数は年々少なくなっている」と書きましたが、その傾向はやはり見られると思います。そもそも増田で怪文書といえば内部告発のようなものであって、意味がわかりそうでわからないワードサラダのようなものを指すわけではなくなってきたところにも時代の変わり目を感じるのです。それではいつもどおり、次回は「不安になる1user編」でお会いしましょう。

 

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あっと驚く2019下半期増田アワード15選

令和元年もまもなくおしまい。そんなわけで今年の増田を振り返っていきましょう。BGMとして第九の第四楽章がオススメです。

 

例によって例のごとく、何らかの基準があるわけではない好き勝手なセレクトなのでご容赦ご勘弁願います。なお上半期編はこちらからどうぞ。

 

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トラバ大賞

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 評)元々の増田は「みんな前世ではどんな最後だった?」という平凡なアンケートものだったのを昇華しきった素晴らしい増田。元増田がアンケートタイプなので比較的多いブクマが集まっていたのに対してこっちにはあまり注目が集まらなかったのが残念で仕方がない。

 

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評)更にくだらない増田の解説を全力で行う増田もさそりアーマー効果*1でかなりポイントが高く、とても熱量が高くて前者と合わせて歴史に残る傑作になると思う。

 

とりとめない賞

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評)その始まりから予想も出来ない着地点が見事。何かを書こうとして書いていたらこの着地は絶対有り得ない。そしてこういうタイプの文章は今やネットで読めるところはそうそうないと思う。

 

全裸賞

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評)こういうヴィジュアルがパッと出てくる増田は心に残りやすい。そもそも覆面してるんだから全裸とは言わないのではないかとか裸で何が悪いとかそんなことを考えてしまう。インパクト勝負増田。

 

アオハル賞

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評)セクハラ的な内容もあるけど、男子校高校生のいい意味でアホな感じが滲み出ている増田。エロ漫画の効果音係は一番盛り上がっただろうな。ここだけでも印象深い増田。こういう系の話だと「修学旅行の夜に天下一武道会が開催されその後正座」という話が今のところ個人ランク最高一位だけど個人的すぎる話だなこれは。

 

ポエム賞

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評)匿名故か、増田には性体験の告白がとても多い。個人的な好みになってしまうが、珍しい性体験の話も好きだけどこういう素朴な頭を使って書いていない文章に惹かれてしまう。セックスのドライブ感が溢れているからだろうか。

 

流行語賞

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評)1発ネタの短文増田なんだけど、決済音の引き笑いがリアルに想像できる躍動感に溢れる増田。「〇〇ペイ」が流行語になったことだし、もっと評価されていいと思う。

 

頑張ったで賞

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評)「片付けができない女」とか言われて久しいけど、こういったメンタルの不調で片付けを中心とした生活ができなくなるというのは恐ろしい。そして「料理はやればやるだけレベルが上がる」というのは間違いないと思う。味音痴やメシマズを除き、料理に自信の無い人は大体スキル不足だったりすることが多い。これは片付けにも言える話で、自転車に乗る練習みたいなものだと思う。増田は今は回復したのだろうか。

 

令和の時代到来賞

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評)ここの評を書くのに3回くらい読み返したんだけど、まるで何を書いていいのか検討もつかない。それほどここに書いてあることは衝撃的だし、もう「読め」というしかない。変わったセックス枠にしておくには勿体ない怪作。

 

旅日記賞

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評)本人がカクヨムにも掲載したということから増田アワードに載せることを迷ったけど、内容は文句なしでここに載せたいものなので載せる。内容はぶっちゃけ全裸とかあまり関係なく外国の風俗記として読んでも面白い。最近流行りのサウナ道の体験記としても興味深い。

 

ライフハック

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評)この根拠の無い自信は素晴らしい。そりゃ感じられないより感じられる方が人生は豊かになるだろう。だからと言って乳首を開発すれば人生が豊かになる訳では無い。人生はむずかしい。

 

キッズ賞

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評)特にオチがないところがとてもいい。増田には変な告白をするようなタイプと何気ない日常をうまく切り取るタイプがあって、これは後者のいい例だと思う。だけどそういうのは地味だからあんまり目立たない。積極的にそういうのを選んでいきたい。

 

まなび賞

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 評)とりとめがないのだけど、学問に向き合っている姿勢が見て取れる増田。派手か地味かと聞かれたらひたすら地味な増田なのだけど、10年後に読み返すならこういう増田の方がいい。

 

モシモシ賞

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評)おそらく本文が半角4文字で1000userを超えるというのはもう二度と出ないのではないだろうか。個人的な話になるが、この増田を見つけた日にキウイフルーツが爆発するというどうしようもない出来事があって超落ち込んでいたところにこの増田を見つけて超幸せになれたのでこの増田には感謝している。個人的にも下半期のナンバーワンを送りたい。

 

マドレーヌ賞

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評)この勢いの文章はなかなか見かけない。まず誰に語りかけているのかわからないし、誰の話をしているのかも読んでいかなければわからない。それでいて食べ物と密接に絡み合った家族の記憶が増田の中だけで徐々にほぐれていくような、でも読者は完全に置き去りというスタイル。「失われた時を求めて」の冒頭のような心象鮮やかな増田。

 

ヒストリー賞

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評)タイトルにある某氏の話にとどまらず、本当にインターネットコミュニティの黎明期からいろんなことを見てきた人の証言として貴重。2019の締めくくりとして読み応えのある増田になっている。

 

2019年アワードまとめ

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上半期ではこの人魚増田をナンバーワンにしていたけど、📞🐘と対決させたときに📞🐘のインパクトにはちょっと叶わないかなと思うので個人的2019ナンバーワンは📞🐘です。というか、増田史上にも「最短文1000user越え」という点で📞🐘はしばらく残ると思う。

 

でもなんで📞🐘ごときが1000user越えをしたのかと言えば、昨今の増田の情勢に一因があると思われる。特に献血騒ぎの頃から増田には常に言い争いをするだけの場になってきていて、ちょっとクスっとなる増田が減ってきてると感じていたところにちょうど📞🐘がすっぽりハマったという感じだと思うのです。

 

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最近は増田の利用層が変化してきているという話もあり、いろんな話がバリエーション豊かに入ってきているかと言えば実はそんなことはなくて「喧嘩」が増田の基本になっていることは嘆かわしいことだと思うのです。そうなると誰でもクスっと来たりグッと来るようなものを探すと下ネタか猫になってしまう。個人的に献血騒ぎのようなことが持ち上がると確実に増田の雰囲気が悪くなるのでやめてほしいです、というか増田とブコメでずっと喧嘩しているヤツらは自分のブログでやれよって思っちゃう。思っちゃうけど、多分「ブログでやれ」っていうこと自体が既に時代遅れになりつつあるんだと思う。個人が個人を保ったまま長い文章を書くことはカッコ悪いことという認識が少しずつ広まっている気はする。その辺が「長文失礼」に込められている気もする。

 

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増田をじっと見ているだけでも何となく時代の流れみたいなのを感じる。これが令和なのか。令和とは一体どういう時代になるのか。不安になったところで次回は「不安になる編」です。梅を見ながら待っていてください。

 

他の増田アワードはこちらから

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*1:2014年に「夢の中で童貞喪失した」という増田についていた「俺はさそりアーマーに殺される夢を見たな」というトラバから。元増田の熱量に相反するようなすごくどうでもいい返しが増田愛好家の中でレジェンドとなっている。

面倒くさい私見

面倒くさいけどとりあえず私見

 

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以下こっちは元増田。

 

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以下こっちはトラバ増田。


総合見解

面倒くさいから七並べでもしようぜ。


以下読まなくていい本文

元増田の悩みは「差別」と呼ぶには範囲が広すぎると思う。差別と括るには後輩女性と比べて不利益を被ったり無視されたりといったマイナス要因を並べないと厳しいと思う。身も蓋もないことを言えば要は「私も特別扱いしろ」*1ってことなのでこれは業が深く、差別というより個人的な嫉妬の可能性が高いと思う。それを先輩に責任転嫁しているように読めるため、非難が集中したと考える。


ただ、ここに書いたことはあくまでも「元増田」から読み取れることなので元増田の文章の外に酷い扱いを受けたとかそういうことがあればそれは「差別」になると思うけど、その決定的なエピソードがないので「差別」と呼ぶには躊躇いを感じてしまう。


個人的に興味があるのは、その後元増田はその後輩や先輩にどう接してきたかってことかな。そういう気持ちを抱いて元増田はフラットに接することができたのだろうか。もしそこでモヤモヤを抱えて無意識に嫌な態度を出してしまっていたならそれは元増田も同じ穴のムジナだと思う。「それでも私はそんなことおくびにも出さずフラットに過ごしました」というなら、誰も何も言うことはできない。つまりは「お互い様」なんだよねこういうのは。


「お前に何がわかるんだ、私は辛かったのに」と思うかもしれない。それと一緒で、元増田の気持ちだってわからないし緊張しちゃった先輩の気持ちだって不当に扱われて不服かもしれない後輩の気持ちだって元増田にはわからないし、文章を読んだ私たちも文章からわかることしかわからない。わかってほしかったら「そんなもんか」と突き放すのではなく、言葉を尽くさないと伝わらない。


はてなではしばしばこれと似た話が発生する。もしこの元増田が男で「俺が先輩から軽んじられたのはKKOだからだ」という増田だったら目も当てられないフルボッコだったのは目に見えるようである。この場合男性と女性の立場の非対称性があるので完全に入れ替えることは不可能だけど、似たような趣旨の増田だったら「自意識過剰」「身なりを清潔にしろ」「その僻み根性を女性は感じているんですよ」「後輩に八つ当たりするな」となりそうなものである。おそらく今回の増田の反応より苛烈なものが返ってくるだろう。


それを踏まえてキツすぎるトラバ増田のほうへ目を向けると、キツすぎて目も当てられない。元増田の文章の添削と言ってもいい。ぶっちゃけこんなキツい言い方をされたのは元増田の文章がよくなかったのが最大の原因だと思っている。


しばしばネットで叩かれる文章には特徴があって、そのひとつに「俺悪くないよなメソッド」というのがある。これは個人的に命名しているものなんだけど、よく読むと元増田の文章にはこのメソッドが見え隠れする。実際文章を解体すると「気持ちのすれ違い」レベルの話なんだけどそれを「差別」という言葉で括って大袈裟にしてしまったのが最大の敗因。個人的に差別という言葉を使わずに「態度を変える」だったらブクマ数は半分以下で「そういうこともあるよね」「ドンマイ」というレスも多く変なトラバもつかなかったと思う。


なんていうか、元増田の文章というか思考には思考にはどこまでも自分しか存在していなくて他者の存在が感じられない。多分それは元増田の性格でそのせいでいろいろ苦労しているところもあるんじゃないだろうか。実生活でもこの増田の反応みたいなことを貰って悩んだこともあるかもしれない。元増田に言えるのは「これからは与えられることだけじゃなくて与える視点に立って欲しい」っていうことかな。かつて悲しい思いをした元増田を生み出さないことがこれからの元増田の使命だと思って欲しい。


そんでトラバ増田は残念なことに言葉を選べと思うところはあるけど、明らかに間違ったことは言ってないと思う。だから「正論」と括ったけど、正論だからと言って正しいわけではない。特にこのような人間関係の話に正解もクソもない。だから人間関係は難しい。「差別」にも「ちやほや」にもグラデーションがあって、文章から読み取れる濃度と元増田の気持ちの濃度が一致しなくてエラーを吐き出した感じだろうか。


問題はそれを「トラバ増田の言う通り!」というブコメが異常発生したところにあると思う。「この増田の言う通りだ」「モヤモヤがスッキリした」などというブコメが予想外に膨れ上がり、元増田のブクマ数の2倍近くになっている。


このことからわかるのは、人々は個人の愚痴じゃなくて自分の中のつじつまや物語を大切にしたがるってことだと思う。匿名で文字だけの存在に人間性を求めてヨシヨシするのは結構難しい。やはりある程度自分と同化して物語を消化しようとする。そうすると元増田の記事の場合、「素敵な人の前でドキドキするのも差別と非難されなきゃいけないのか」って、反発は仕方ない。だけどそれはやはり元増田のブコメやトラバでやるべき話で、トラバ増田を読んで「その通り!」というのもなんだかなぁという印象。

 

個人的には全ての差別の解消なんて不可能だと思ってる。前から言ってるけど見た目怖いオジサンでもナイーブな面があるだろうし、吹けば飛ぶような女の子でもものすごく芯が強いかもしれない。でも人は見た目に引きずられる。もうこれはある程度諦めて、でも理想くらいは持っていたいよねというスタンスでいるのが一番ストレスがないと思う。これは元増田にもちょっと潔癖なところがあるトラバ増田にも「その通り!」と思ってしまった人にも言える話だと思う。大事なのは第一印象よりその後の信頼関係だと思うので。


まぁ好きな増田をブクマすりゃいいと思うし、誹謗中傷にならない程度に好きなブコメすりゃいいと思うんだよね。だけど今回めっちゃ星をもらってもそんなに嬉しくはないし、どうせならトラバ増田と同じ趣旨の事書いた元増田のブコメに星が欲しかったとか余計なことを考える。そういう嫌な気持ちって半分くらいは自分の中との戦いだからなぁ。


確かに元増田の文章にはツッコミどころや隙がありすぎる。しかし、それを暴露されて果たして元増田は幸せなのか。以前も似たような記事があったけど、それも含めてトラバ増田も似たような状況を乗り越えてきてマッチョなことを書いてる可能性は高いと感じている。あんだけ強い言葉を使うならトラバ増田は自分のブログでやればいいのにとは思う。多分一部でカルト的な人気を誇るに違いない。トラバ増田は今すぐブログを作るんだ。


そう考えて、もしかしたらトラバ増田も普段からこんなキツい正論吐いて嫌がられているかもしれないなとか思った。「それを言っちゃおしまいよ」がわかんないから優しい気持ちであったとしても誤解を生む。だから次はそんなトラバ増田が理路整然と愚痴を吐き、「いや、そういうことじゃねえよ」というレベルであーだこーだ言われてみたらいいんじゃないかな。もしかしたらもうやってるのかもしれないけど。


まとめ

いろいろ考えても面倒くさいから今年の増田でも振り返ろうぜ。次こそ2019増田、まとめるからさぁ……。

 

*1:理想は「後輩にも態度を変えないで欲しい」がベターなんだろうけど、それを他人に求めてしまうのもある意味傲慢だと思うんだな。