あのにますトライバル

君の気持ちは君の中でだけ育てていけ。

脱サラ定食屋的な何か

 一連のアレに関して、なんとなく思ったこと。

 

 ブログでお金儲けをしてもいいけど、商売をするならそこそこ中身のあるものでないとダメですよっていうところを「個人の自由だそれぞれだ」なんて言ってわーわーしているのが現状だと思います。この感覚をブログでなかったらどう表現できるのかちょっと考えた結果、「地方都市に新しくできた定食屋」ということで落ち着いたところです。いきなり話を「ブログ」にすると「個人の自由!」になってしまうので話を「商売」まで拡大したまでです。

 

 で、日本では職業選択の自由があるしそれなりにお金があれば自分の店を構えることも可能です。そこで「サラリーマンなんて縛られた生活をしたくない!」ということで何らかの資金繰りをして自分なりのおしゃれな定食屋を土地の安い地方に開いたとします。もちろんそれなりのお金が動くので、こういう店を経営する場合は事前に調理の腕を磨いたり、店を開く場所での需要の調査なんていうのを念入りにするはず。おいしいと評判のお蕎麦屋さんのそばに、わざわざ新しい蕎麦屋なんてよほど自信がない限りリスクでしかない。

 

 それにも関わらず、「やればなんとかなるんだから!」と何も考えずに開店してしまう。料理の味は開店してから少しずつ練習して上手になるからいいだろう。あっちのお店の繁盛している人もやっているから自分でもできそう。最初は友達を呼んで、口コミで宣伝してもらおう。お客さんが料理以外も楽しんでもらえるように内装も工夫しよう。いろいろと夢は膨らむ一方だけど、肝心のスキルが全てにおいてついていかない。しかし本人はそんなことを気にしないでお店をOPENさせては、お金儲けのことばかり考えている。

 

 新しい店がオープンした、と評判を聞いて次々と地元の人がやってくる。だけど全ては「開店してからスキルを磨こう」なんてやってるので当然味はおいしくない。それどころかどこかの冷凍食品の味がする。「オリジナル日替わりデザート」なんて近くの人気カフェの企画をそのままやっているのにアイスはスーパーカップをキレイに盛っただけ。「また来てくださいね!」「お友達も呼んできてね!」と帰り際にやたらと親しげにアピールされて、内装も統一感がなくごてごてとしている。店の前には「ようこそ」と虹色ポップなワードアートがあるし、そのわきには「タウン誌で紹介してもらいました!」の雑誌のページが虚しく飾ってある。「客引きにいい」と思って店の前にミドリガメの水槽を置いたり、他の店に倣ってお客さんの滞在時間を長くしようと思って新聞や漫画雑誌を置き始めたりいろいろ工夫はするけれど、なかなか集客につながらない。

 

 何より致命的に冷凍食品レベルの味に金儲けのために色のついた値段をつけているのが問題で、時々「まずい飯くわせてんじゃねえ!」というクレームが入る。しかしこの店主、根本的に味覚に異常があって自分の作る料理の味がよくわからないし、他の店の料理も全て同じように感じている。だから「客から誹謗中傷を受けた! 名誉棄損だ!」とクレームをつける客を全部出入り禁止にする。

 

 結局店に通ってくれるのはこの隙だらけの店主を何かに利用してやろうと言うけしからん連中か、店主と同じように味覚に異常がある方だけになる。特に味覚障害の仲間は「このお店の料理がまずいなんて、あの人たちはバカ舌ですね」「まずいと思ったらもう二度と来なきゃいいのに」などと店主を褒め称え、それで店主は良い気になります。

 

 しかし周囲からすれば迷惑で、店主の影響かマナーの悪い客がうろつくようになったり、衛生管理もいい加減なので害虫が発生したりゴミ出しの日を守っていなかったりということで店主にクレームを入れます。ところが店主はそれらも「客からの誹謗中傷」と受け取り、「僕にここを立ち退かせたいんだ! 田舎の暗部だ! けしからん!」と意固地になるわけです。そして最大の問題が「料理を提供するのが目的ではなく、金儲けのための店である」ということ。そんなわけでたまに「今月はいくらの儲けがありました、感謝です」なんて店の掲示板に出しておくので初めて見た人はたまげてしまう。おいしい料理を食べに来たはずなのに、何だか微妙な気分になってしまう。

 

 こんな店が現実にあるとは考えにくいのですが、ネットの中には似たようなブログがごろごろあります。「始めてから文章やコンテンツの勉強をしよう」「まずはレイアウトやSEOが大事」「クレームは全て誹謗中傷という対応」など、「商売」と考えると「えええ……」とドン引きしてしまうようなことがまかり通っている。だから胡散臭く見えるけど、中にいる味覚障害の人はそのおかしさに気が付かない。そういう構造なんだと思う。

 

 既にこう言った「ブログでお小遣い稼ぎ」は「弱者ビジネス」の側面を見せている。そして「金を稼ぐ」ことを隠しきれない割にはお粗末な経営の飲食店が乱立している。別に商売をすることは悪いことじゃない。問題はその「商売するに値する価値」を与えられているかどうかなんだけど、どうにもその辺は興味がないのが本当に怖い。

 

 余談だけどこのことを思いついて「あの話に似ている」と思ったけれど検索でなかなか引っかからなくて苦労したのがこの話です*1。やっぱり気になった話はソーシャルブックマークなどを利用しておくと後で検索するときに便利ですね。はてなブックマークを有効に使おう。おわり。

 

『Iターンした一家』 - 怖い話まとめブログ

 

*1:「田舎 パスタ屋」などで検索をしましたがなかなか出てこなくて、「田舎 息子の病気 パスタ ビール」でやっと出てきました。

めんどい(諦念)

 ネットしていると「面白い!」と思うこともあれば「つまんねー」と思うこともあるし、イラっとすることもあればムカっとすることもある。だけどムカっとしたのをいちいち吐き出していてもつまらないのでスルーするのが普通なんだろうけど、昨日付けたブコメは正直「肝が冷える」系の嫌な感じがしたので書きなぐりました。自分のブコメもかなり攻撃的でイヤらしいので大したことを言える義理にはないのですが。

 

ブックマーカーの中には、こういった感性の人もいるんですよと、広く知らしめたいのでブックマーク。 - lacucaracha のコメント / はてなブックマーク

無邪気なんだろうけど、ひどく差別的なニュアンスを感じるブコメ。ブロガーの中にはそういう感性の人はいないの? そもそもブックマーカーとくくるのがナンセンス。

2016/05/10 12:46

 

 ブコメにメタブって通知届かないんだっけ? とりあえずidコールしておきますが(id:lacucaracha)別にこれを読んだからと言って特別な反応はしなくていいです。既読スルーでも構わないのですが、もし可能であれば文面を書き換えるか削除していただければと思います。

 

 このコメントで引っかかったのは「ブックマーカーの中には」と「広く知らしめたい」というところで、おそらく特に考えもせず言葉を選んでいて深い意味は全くないと思うのですが、やっぱり「広く知らしめたい」はいけないと思うんですよ。

 

 話題元のブックマークコメントは、明らかに暴言でありid:lacucaracha氏の言うとおり「こういう感性」の人なのでしょう。しかしこの発言では「ブックマーカー」だから「こういう感性」であるという読み方も可能です。それだけなら個人の感想だし、好きにすればいいと思うんですよ。「ブックマーカーの中にはこういう感性の人もいるんだなぁ」と、それならそれで仕方ないんです。個人の感想だから。それに対して文句は言えない。

 

 だけど、それを「広く知らしめる」という文言は一体何を意味しているのか。これがどうしても解せない。ホッテントリに乗る初動3ブクマ内ならわからなくもないけれど、そもそもソーシャルブックマークはブックマークをつけた時点で「広く知らしめる」ことになるので、わざわざコメントするくらいなので「広く知らしめたい」対象の相手がいるはずだ。それがどこを向いているかと言うと、Twitter連携はしていないようなのでこのブックマークコメントを見るのは「お気に入られ」の人なんだろう。

 

 で、「広く知らしめたい」というのはつまり「ブックマーカーの中にはこういう感性の人はいない」と思っている人が多いという前提でないと話が進まない。「知らしめたい」ということなので「ブックマーカーには暴言をぶつける人もいるということを覚えておきましょう」ということなので、このブックマークコメントを読んだ人は「ブックマーカーってよく暴言をぶつけるんだ」と思ってしまう。「中には」とか「一部は」とは思わないだろう。

 

 そもそもブックマーカーとくくるのがナンセンス、って書いたんだけど別に暴言をぶつけるのはブックマーカーに限らない。その昔68点とかわけのわからないいちゃもんをつけてきたねこきっくとかいうのは自分のブログでやってきたし、ブログのコメント欄に「あ」とかいう名前で氏ねだのなんだの書く人はいっぱいいる。それを「はてなブックマークを利用している人=ブックマーカー」と限定する意味が分からない。「こういう感性の人もいるということを広く知らしめる」なら、まだわかる。「ブログを運営するなら暴言には気をつけよう」という意味合いが強くなる。それを「ブックマーカー」に限定してしまったので、「ブックマーカーは暴言をぶつけるから気をつけよう」になってしまう。

 

 なんでこんなに嫌な気分になったのかと言うと、「互助会」がバズワードになる前に一時期「はてなを利用している人を悪く言って、それではてなブックマークやアクセスを稼ごう」っていう炎上キャンペーンをやっている人たちがいたからなんだよね。そういう人たちは「はてな村」というレッテルで「はてなというサービスを使っている人」を「悪口集団」とか「気持ち悪い」とかなり罵っていたわけ。最近の例だと「魔女狩り」という言葉を出せば「ああいう系統か」って思ってもらえると思う。ここで書いた冒頭部分は完全なフィクションではなく、実際にあったケースを元に書かれている。

 

nogreenplace.hateblo.jp

 

 そのキャンペーンも少し減ったと言うか「互助会」に変わっただけなんだけど、そのせいで「はてなを使用している人」に対する根拠のないネガティブなイメージを持ってしまった人も多いはず。その筋では「はてなって炎上商法ばかりやっていて誹謗中傷ばかりある場所なんでしょ」というイメージが定着してしまった。 結局その文脈では「はてな村」は本来の意味を失い、ただはてなアカウントを持っている人を揶揄するときに使われるだけになってしまった。

 

 最近では「古参」「ブックマーク民」などと差別化を図っているようだけれど、「古参」はともかく自分から言わせてもらえばブックマークを使用している時点で誰でも等しくブクマ民であって、ブックマーク欄で「ブックマーカー怖い」なんていうのは本当に滑稽としか思っていない。はてなブログをメインに利用しているとブロガーで、ブックマークを主に使用しているとブックマーカーで、そんな中で「ブックマーカーの中にはこういう感性の人がいる」と、「広く知らしめる」のは一体誰のため?  「大阪には犯罪者がいることを広く知らしめる」とか「オタクの中にはロリコンがいることを広く知らしめる」とか、そういうのと変わらない。

 

 単発の暴言用アカウントや「明らかによくわかっていない人」なら放っておくところなんだけど、人気ブログを運営していて互助会問題にも熱心に取り組んでいるid:lacucaracha氏が「広く知らしめる」とまた上記のような負の再生産が行われる可能性があるし、暗に「ブックマーカーは暴言をぶつける人種ということを広く知らしめられるべき」と思われるのが非常に癪なのでメタブしました。自分は議論をする気も何もありません。ただ上記の理由で「おまえムカつくことスカしてんじゃねえよ」と、それだけです。

 

 そして残念だけど「こういう感性」を持つ人がいるのは本当にどうしようもない。そういう人はどこにでもいて、現実にもブログにもTwitterにもmixiにもfacebookにもどこにでもいる。残念ながら諌められて暴言を止める人なら、最初からひどいことは言わない。「諌める」が有効なのは、本人が無自覚であったことに気が付けたときだけだ。どんなに諌めても永遠に無自覚なこともあるけれど。

 

 今回の件には失望と諦めしかないです。以前なら「そういうレッテルはよくない」なんて言っていたと思うんですが、きっともうダメなんです。無自覚レベルでこういう言説が浸透してしまっている。もうみんなずぶずぶで慣れ合って「ブックマーカー」という仮想敵に戦いて明るくポジティブにPVを稼げばいいよ。ああめんどい。

 

千羽鶴問題雑感

 例のtogetterはなんか吊るし上げっぽくてヤーな感じなんですが、やっぱりどうもというところがあって、少しだけ。

 

 要は被災地に「応援」と称した紙切れを送ることはいいのか悪いのか、ということですね。ぶっちゃけ、止めたほうがいいと思うんです。もちろん支援物資を送るついでのメッセージと言うのであれば有意義だと思うのですが、紙切れだけ送ったって何の役にも立たないから。気持ちだけもらっても、何にもならないのが「被災地」だから。やらない善よりやる偽善、なんて言うけれどそれだってケースバイケースでしかない。

 

 まぁ普通に想像力を働かせてもらいたいところなんだけど、例えば寄せ書きを書く方は「被災地の方はご苦労をなされておる!」と頑張ってこんなメッセージを書くとする。

 

 TVで報道を見るたびに涙の流れる思いです。避難所暮らしはご苦労の多いことと思いますが、明けない夜はありません。少しばかりですが募金もしました。あなた方の生活が一刻も早く元通りになることを切に願っております。

 

 これが正直な気持ちなら、まぁそうなんだろう。でもさぁ、その「寄せ書き」はどこへ行くかって言うと、まぁ大体は避難所に配られて、こういうの無下に出来ないから一応壁とかに貼っておくわけですよ。で、みんな読むわけですよ。

 

 でも、これって本当に「応援」になってるのかなと言えばそうではなくて、ただの「私が被災地を見てかわいそうと思う気持ち」なわけですよ。「かわいそうだから応援したい」ならわかるんだけど、その「応援したい」まで文章にならないと避難所のイライラ補正でこんな風に解釈されてしまう。

 

 TVですごい地震のニュースばかりで本当に大変ですよね! 私はきちんとした生活ができているから避難所の生活なんて想像できない! 惨めじゃないですか! しっかし本当にかわいそうですよね! だから募金だってしたんだよ偉いでしょう? でもそのうち復興するからガンバ!! 

 

 ちょっと煽りすぎだけど、上の文章だってまぁ大体こんな風に解釈できなくもない。もう家もないしどうしたらいいかわからなくて途方に暮れている状態での「頑張れ!」コールほど割とうざいものはない。何よりも全て「お前らは家があっていいよなぁ」に直結しそうなぎりぎりの心理状態なので、あまり煽るような応援はしないほうがいい。応援メッセージを送るなら、ライフラインが全て復旧するタイミングくらいがちょうどいいような気がする。とにかく直後の「あなたかわいそうだから応援する」アタックは千羽鶴じゃなくても結構しんどいってことです。

 

 あと千羽鶴原爆症で亡くなった女の子が始めたものなので「病気回復」なんかの祈願がメインなので拡大解釈できなくもないけど被災地に送ってもなぁ、というのが個人的に一番です。おわり。

 

思わず表紙買いした漫画5つ

 漫画は評判を聞いて「面白そうだな」と思ってそろえるか、本屋で衝動的に表紙買いをするかのどちらかです。そんなわけで今まで「衝動買いしてよかった」と思う漫画を並べてみました。有名どころもマニアックも関係ないです。あとそんなにガシガシ漫画読む方じゃないです。

 

きみのカケラ

きみのカケラ 1 (少年サンデーコミックス)

きみのカケラ 1 (少年サンデーコミックス)

 

  雪が降り続け、死に行く世界を生きた少女と少年の冒険譚。出会いはコンビニで、なんとなく絵に惹かれて読み始めて、そのままレジに直行したんですね。たぶん人生初の表紙買い漫画でした。高橋しん先生と言えば「最終兵器彼女」なのですが、あっちは途中で辛くなって読むの辞めちゃったんですよね。こっちも最後まで読むの辛かったです。

 

 鬼灯の冷徹

鬼灯の冷徹(11) (モーニング KC)

鬼灯の冷徹(11) (モーニング KC)

 

 今ではアニメ化までした大人気地獄漫画ですが、5巻あたりで平積みになっていたところを衝動買いしたのが出会いでした。「聖☆おにいさん」の日本の地獄バージョンみたいなゆるいところも好きですが、各話の表紙やおまけになっている一枚絵も個人的に大好きです。キャラでは座敷童の双子が大好きです。

 

 路地裏第一区

路地裏第一区~ムライ作品集~ (IKKI COMIX)

路地裏第一区~ムライ作品集~ (IKKI COMIX)

 

 表紙から感じた何だかわかんない勢いで衝動買いしました。短編集であるので何がどうと一言で言えないのですが、遠い日の夏休みに知らない街に迷い込んでしまったような雰囲気のある漫画です。人間以外の生き物と子供の視点から見た街並みと、怪しい絡繰りが好きな人は多分ハマります。

 

魔法少女

 妖魔と戦うために妖精(?)と契約して魔法少女に変身したけれど、いろいろ戦うために合理的という理由でムキムキのマッチョマンに変身! というハートフルストーリー。表紙の「俺」というデカい文字に惹かれたのと、帯のラブリーな妖精さんの姿に一目ぼれして上下巻合わせて購入。意外と「魔法少女」ものの皮肉なってて面白かったです。試し読みもあったので是非。

魔法少女 俺 - pixivコミックで漫画を無料試し読み

 

 少女終末旅行

少女終末旅行 1 (BUNCH COMICS)

少女終末旅行 1 (BUNCH COMICS)

 

  女の子2人が滅びた街をひたすら進んでいくだけのマンガです。「日常系終末」という感じでしょうか。ただひたすら淡々と進むだけで、『BLAME!』のあの構造体がどーんとそびえている感じが大好きな人にはたまらない感じじゃないでしょうか。ストーリーらしいストーリーがないのも個人的に好きです。

 

 

 かなり趣味が出るね、コレ。かなりわかりやすく出るな。

 

はてなブックマークのなぜなにどうして?

 はてなブックマークの使い方についての増田があったので、ちょっと書きます。短いので全文転載しときます。

 

新参者なんでよくわからないのだけれど、どうして皆はてなブックマークでコメントして、コメント欄の方には何も書きこまないの?
あとよくはてなスターを三つつけてる人がいるけれどアレはどういう意味なの?

新参者なんでよくわからないのだけれど、どうして皆はてなブックマークで..

 

コメント欄に書き込まない理由

・そもそもコメント欄が存在しない。

 このブログもそうなんだけれど、コメント欄を閉鎖しているブログは多い。何故コメント欄を閉じるかと言うとそれは個人の裁量でよるんだけど、このブログの閉鎖理由は「スパム目的のコメントを防ぐため」なんだよね。コメント欄を解放してもいいんだけど、そうすると記事も読んでいないだろうに「面白かったです、私の記事を読んでください」とか変なURLだけのコメントとか、そんなのがわんさかとやってくる。そういうのも辛いけれど、何らかのスイッチが入ってしまって思い出し怒りをしながら1000字くらいあるコメントを書いてくる人もいる。だから何かを言いたいときはブックマークのコメント欄を使う、というのがある。

 

Twitter連携で拡散させたい

 特に有用な情報であったりくだらなくてフォロワーに教えたい内容の時はブックマークやTwitter連携で拡散させる。そんなときに便利だから使用している。このブログやってる人がはてブ始めた理由はこれだ。

 

・マイページで興味を持った記事が一覧になる

 これも非常に大きい。はてなブックマークの本来の目的は「ソーシャルなブックマーク」ということで、「他の人が興味を持った記事に興味ありませんか?」「自分が気になった記事をweb上に記録しておきましょう」というのがメイン。コメント機能でのやりとりはその副産物にすぎない。だから元の記事についての私見が本来のコメント機能の使い方。決して「このブログ面白かった!」だけがブックマークコメントの使い方ではない。ブックマークをすることそのものが「面白い」に繋がるので「面白かった」だけなら無言ブクマで十分。

 

はてなスターを3つずつつける理由

はてなブログの場合

 本来は特にルールはありません。ただ、連打しても制約があるわけではないので好き勝手に連打している人はよく見られます。スターが多いと目立つので、そのために3つずつつけている人はいるようです。また、スターには自ブログのリンクになっているのでそうやって営業している人も多いです。このブログやってる人は新着からロクに読んでいないだろうに機械的に3つとか5つとかつけて回る営業スターが嫌で嫌で仕方ないのでスター欄取っ払いました。引用スターやりたい方すみません。

 

はてなブックマークの場合

 本来は特にルールはありません。コメントが面白けりゃ星をつける*1のが基本です。既読の意味でブログ主がスターをひとつつけるくらいは何となくわかるのですが、「俺のブログにブクマをありがとうマジ感謝最強友情伝説」というノリでスターを連打する人はたまにいます。嬉しいのはわかりますが、正直数が多いとそれだけでドン引きされる要因になるので積極的にしないほうがよいと思います。

 

ブロガーよ、ブクマに無条件でスターをつけるのはやめろ

 

 また、反対の意見にスターをつけることで「晒し上げ」をする人がいます。個々人によっていろんな意味があるので気をつけましょう。

 

まとめ

 そんな感じです。あとは公式のヘルプを見て、半年ROMって、カラダで覚えていきましょう。大事なのは「カラダで空気を感じること」です。明文化されたルールがあるわけでもないですが、基本的には「ネット上での人付き合い」です。現実世界と一緒で自分勝手は怒られるし、嫌われる原因にもなります。

 

よくある質問と回答 - はてなブックマークヘルプ

 

余談

 以前「はてな初心者のためのブクマ用語」という記事を書いたのだけれど、これ2016年バージョンを作ったほうがいいのかしら。今見直すとちょっと古い……。

 

はてブ初心者のためのブコメ用語の話 - さよならドルバッキー

はてブ初心者のためのブコメ用語の話・その2 - さよならドルバッキー

はてブ初心者のためのブコメ用語の話・その3 - さよならドルバッキー

 

※こんな話題なので期間限定でB!ボタン復活させておきます。数日したらまた撤去します。

 

 

*1:この面白いにもいろいろあります。funnyもinterestingもアリです。

書きたいことだけ書いていればそりゃ楽だよな

 なんとなく。エンタメ云々じゃなくて、「取り巻き」としての話。なんとなくです。

 

自殺をエンタメにしたのは自分じゃん

自分のブログでやるのは別にいいでしょ……「互助会」問題全部含めて今のネットで求められているのは「取り巻き」としての自覚と振る舞いなのかもしれない。

2016/04/20 11:16

 

 すーごく初歩的なところに戻るんだけど、インターネットって今のところ端末を使わないと閲覧できないじゃないですか。端末の種類はPCだろうがタブレットだろうが何だっていいんだけどさ、とにかく何らかのディスプレイ付きの機械と回線が必要だ。

 

 そうするとさ、何だかんだ言ってもネットの向こうの相手の顔は大体において見えないわけ。ツイキャスとか生放送とかは別だけど、大体文字でのコミュニケーションに置いては見えない。向こうの顔どころか、自分の端末が映している世界だけが世界だと思ってしまう。だから子供のネットいじめなんかが起こりやすくなる。

 

 少し前のケータイ事情だけれど、そんなネットいじめを子供向けに解説した動画を見たことがある。ぶりぶりな洋服を着た女の子が「明日一緒に洋服を買いに行こう」って誘ってきた。そこでメールで一緒に誘われた女の子に「いいんだけど、ちょっとセンスないよね」と愚痴をこぼしたところ、その子がセンスない子にメールを転送。もちろん二人は大喧嘩なんだけど、転送した子は何故二人が喧嘩になったのかわからない。

 

 これはネットマナーというより、人付き合いの問題だよなぁと思うのです。特に他人とのコミュニケーションがうまく取れない未成年は、下手にずぶずぶのネットでコミュニケーションをしようとすると失敗してしまう可能性が高い。そしてそれを諌めることができる大人も少ない。それで本人は「何故相手を怒らせたか」を理解しないで自分の知っている方法でコミュニケーションと取ろうとし続ける。これはおそろしいおそろしい。

 

 で、「取り巻き」の問題も多分その辺に関係があると思う。自分が大好きなものを大好きと言って何が悪い、というのもあるけれどそれが度を越しているとやはり怖い。その辺のバランスをうまく取れないと、上記のコミュニケーション失敗例みたいになる。「そもそもお前の言う取り巻きって何なんだよ」っていうことなのですが、ここでは「よかれ」と思って肯定した結果よくない方向に持っていくコメント群、ということで話を進めます。

 

 前々から言っているけれど、内輪ノリを外部とのコミュニケーションに直結させていたり過度に肯定された結果善悪の判断がわからなくなったりという点がよく話題になる「互助会問題」の恐ろしいところだと思っている。68点記事*1の問題点も、実はそこにあったんだけど「炎上上等!」スタイルのほうが目立ってしまって失笑で終わってしまった。「参考になります!」というアレは無意識下ではかみじょー予備軍なわけですよ。

 

 よく「よい批判」と「誹謗中傷」の違いは取り上げられるけど、「よい賛同」と「ダメな擁護」の違いって意外と見ないと思ってる。「肯定すれば全部いいんでしょ!」みたいな価値観だと、そりゃプラスチックだってすぐに腐る。何でもかんでも肯定すれば良いものでもない。ただの無神経でも「自由な発言が出来ていいね!」とかばい合う、なんとも得体のしれない交流がその辺で発生しているのが見える。やっぱり物理的にはてなNGを導入するしかないかな*2

 

自分で調べればすぐにわかるようなことを質問しないようにしましょう。質問するときは、言葉を選んで、ていねいに質問しましょう。返事やアドバイスをもらったら、きちんとお礼を言いましょう。

けいじ板やチャット、メーリングリストでは、インターネットの使い方などについてくわしい人が、初心者の質問に親切に答えてくれることがよくあります。しかし、自分で調べればすぐにわかるようなことまで質問するのは、相手に失礼になります。何かわからないことがあったら、質問する前に、まず自分で調べる習慣をつけましょう。
どうしてもだれかに教えてほしいことがある場合には、ていねいな言葉を選んで質問することが大切です。まず自己紹介(じこしょうかい)をして、自分が何を知りたいのか、ポイントをしぼってアドバイスを求めましょう。また、返事がもらえなくても、おこったり、相手をせかすような書きこみをしたりしてはいけません。自分勝手な書きこみには、だれも答えてくれません。
自分の質問に対してアドバイスをもらったら、きちんとお礼を言いましょう。また、自分と同じ問題でなやんでいる人をインターネットで見かけたら、今度は自分が教えてあげるとよいでしょう。

小学館ファミリーネット|ネットくんプラス|インターネットのルールとマナー|ドラえもんのまんがでわかる ルールとマナー集|4.2 発言するときの注意

 

  ドラえもんだってこんなこと言ってるんだけど、その辺からやり直したほうがいい感じの人はたくさんいると思うんだよ、本当に。まずはググる習慣だけでもつけてほしい。そして間違ったことや神経ナッシングな発信したり、そんな発信を全力肯定して大勢の意見みたいに見せかけるようなことは良くないことだってインターネットおじちゃんが言ってたよ。

 

・・・

 

 ここまで書いて面倒くさくなって数日寝かせていたけれど、巷で「ネットバトル」が勃発しているのでちょいと雑感を書いておく。

 

 インターネットに書き込んだ時点で無関係の傍観者ではなくなるし、炎上に言及する者は等しく「炎上の加担者」になる。つまり批判をする者は別の誰かの手斧を受け止める覚悟が必要だし、「僕はただコメントしただけだ!」なんて被害者ぶると余計に傷口に塩を塗りこむインターネットお化けがやってくる。

 

 しかし、観客という視点がなければそもそも「炎上」は起きない。多くの人の不満を買うようなことを言えば、多くの不満が帰ってくる。ただ、最近の炎上騒ぎはこの「不満」の範囲が極端に「常識」の枠からはみ出ている人が多い印象はある。「僕はこう思ったから正直に書いたよ! そう思わない人もいるって勉強になりました。議論になってよかったですね」みたいな、そんな感じ。

 

 だいたい、「炎上」がそもそも何だかわかっていない。批判と誹謗中傷の区別もつかない。更には基本的な読解力や相手の言わんとしていることを理解する能力もない。それでも自分の言いたいことは言うけれど相手の言うことは「肯定」意見はみんな仲間で「批判」はみんな敵。そこにあるのは感情でも論理でもなく、ただただ「己」すら見つめられない「自意識」のカタマリ。まだ暖かくなってきたばかりだけれど、背筋がゾクゾクするようなことはその辺に転がっている。

 

nogreenplace.hateblo.jp

 

nogreenplace.hateblo.jp

 

 つまり、なんだ。みんな「はてな村奇譚」読もう。別にはてなでブログやってなくても、ネットに何かを書くということがどういうことかっていうのがイヤというほど書いてある。まずは「コンテクスト(文脈)」を理解する*3ということが面と向かって会話しないネットでは重要なのかなぁと思っています。この辺、もっと自分なりの世界で昇華したい。おわり。

 

 

 

*1:良い子は「かみじょー 炎上」で検索検索!

*2:結局導入したけどさ

*3:現実世界でいうと良い意味で「空気読む」と同等の意味になると思っている。

 理由なんてねェやい。

 

 ただそこにテキストボックスがあって、何かを綴るのにちょうどいいサービスがあった。そんでみんなで見せ合いっこしてワーキャーやりたいの。それだけのこと。

 

今週のお題「私がブログを書く理由」