とある怪文書について
Twitterで流れてきた怪文書が気になったのでちょっと調べた。調べたと言っても特徴的なキーワードでググっただけだけど。
怪文書の内容は子供の文字で「父親に虐待されている」という内容の張り紙が某省庁のトイレにあったというもの。ただこれだけ見ると滅茶苦茶怪しい。そして調べてみると結構界隈で有名な事案だったらしく、ここで全てのリンクは貼らなくていいかなと思いました。ちょっとググればすぐに出てきます。なお張り紙は某掲示板情報では本当に貼ってあったらしいです。
で、今回の件で思ったのが「信憑性のあるなしに関わらず、拡散希望のハッシュタグをつけたセンセーショナルな内容のものはまず疑ってかかれ」です。しかも「注目されたいために関係ない話題のハッシュタグと一緒につぶやかれているもの」は危険です。しかも今回は児童虐待と言うセンシティブなもの。本当のことだろうと何だろうと表だってワーワー騒いでいいものではありません。もっとも、児童の保護が一番の目的であるならばの話ですが。
私見としてあの怪文書の目的は「パパをいじめること」だと思いました。何らかの悪意や私怨があるんだろうなと。怪文書自体にも結構不自然な点があって、例えば「パパのことはいっぱい書いてあるのになんでママのことは書いてないんだろう」とか「某省庁の表記ゆれは一体何!?」とか。他にも「張り紙があった」として張り紙本体の写真は出てくるのに張り紙が貼られている写真が出てきていないとか。いろいろ総合的に判断して「拡散しちゃダメな奴」ということに落ち着きました。
「実際に苦しんでいる子供が向こう側にいるならば」と思ってしまうこともあるかもしれませんが、そういうときは「その子供はどうやってこの張り紙を貼ったのか」を想像してみるといいかもしれません。まず某省庁に子供だけで来れるのかどうかが謎です。閲覧デーは調べてみると原則保護者同伴だし……まぁそういうことでしょう。あと張り紙が実際に貼られている場面を見ていないので何とも言えませんが、子供が張ったならば子供の背丈のところに貼られていないと変ですね。その辺はどうだったんでしょう。
なお、本当に心配なのであればTwitterなどで拡散ではなく、児童相談所全国共通ダイヤル「189」に電話をかけて相談することが望ましいと考えます。児童のプライバシーとかのために。はい。