さよならドルバッキー

この世の裏を知ったドルバッキーは世を儚んだ。

今年の残りをラジオで数える~短歌の目二期・12月の巻~

 年の瀬に短歌。

  

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tankanome.hateblo.jp

 

1. おでん

 デカ鍋をでんと火にのせがんもどき おでんフェアはときどきちくわ

 

2. 自由

 初霜の降りる朝の薄氷を割るも割らぬもからすの自由 

 

3. 忘

 喜びと悲しみ煮詰めた鍋の中ぐづぐづ泣いたら忘れておやすみ 

 

4. 指切り

 針千本 指切りしたでしょあの春の桜の散る中帰ってくるねと

 

5. 神

 「神様もお父ちゃんがおらへんか」「せやけど神様泣かへんやろな」 

 

テーマ詠「冬休み」

 手袋をポケットに入れ走り出すきっとどこかでうさぎさんのまま

 

 真夜中にストーブの灯と向かい合い薬缶の湯気と語り明かす

 

 青々と命の煌めき秘めながら凍てつく空気を纏えよシリウス

 

 セーターの毛糸のように絡み合いそのままひとつのハートになあれ

 

 あらたまのベビーカステラみそおでん 今年の残りをラジオで数える