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さよならドルバッキー

この世の裏を知ったドルバッキーは世を儚んだ。

飽きたら紅葉のように落としてー ~短歌の目・9月の巻~

題詠短歌

 急に秋モードですがこちらは通常営業で参ります。裏テーマは「反転する熱情」です。卯野さんよろしくお願いします。

 

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tankanome.hateblo.jp

 

1.一錠

 「ありがとう」(これでいいのよ最後ね)と落ち着くための水なし一錠

 

2.おい

 あなたの手足に唇耳の裏爪の先まで全部おいしい


3.ウーパールーパー

 屋根の上 ベッドの下に壁の裏 都会に住んでるウーパールーパー


4.マッチ

 シュッと擦る すぐ燃え尽きる また点ける 焦げたマッチと写真の束と


5.葉

 はらはらと後から後からこぼれてく 今年の夏の最後のひと葉

 

6.月

「お団子はどうしてこんなにまあるいの?」「お月さんがね、見ているからだよ」


7.転

 こめかみにペン先突き刺す学徒らに転向迫る獄卒も逃ぐ


8.舌

 カカカカと口内舌でかきまわす 「now loading」の表示消すまで


9.飽き

 あの高い空の果てまで連れてって 飽きたら紅葉のように落として


10.【枕詞】うつせみの

 うつせみの憂し世の手綱をほどきけむ あだなる人の情けも知らず

 

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