あのにますトライバル

君の気持ちは君の中でだけ育てていけ。

正月から小説を書こう(2023書き初め)

新春あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。


さて、昨年から「物語とは」みたいな話題を取り上げてきたのですがお正月さっそく「小説を書く」みたいな話があるので乗っかりたいと思います。ちなみに、未だに「チェンソーマンからのアラジンのパンどろぼうまずい」が根底にあります。おれはアラジンをゆるさない。

 

nogreenplace.hateblo.jp


あ、アラジン実写版見ました。ちゃんと金目のもの盗んでいたのでぼかぁ満足したわけです。途中のゴリ押しジャスミンステージが気になりましたが、個人的にジーニーを魔人から解放するというシーンは今作の方が好きですね。アニメは尺のせいか最初から「3つ目の願いで君を自由に」がしつこいのがなんか許せなかったので許せない過去の自分を抱きしめてもらったような、そんな映画でした。

 

blog.tinect.jp

 

余談はこのくらいにしておいて、要は「小説書くってどんなだろーな?」みたいな感じで「小説を書こうと思った時にやりたい頭のトレーニング」みたいな話です。自分のしたい話をする、これを今年の目標にしたいと思います。


小説を書こうとしない

何でもそうなんですが、「小説という形にしなければ!」と思いすぎて何にも出来ないなんてことが多いです。まずはプロットと呼ばれるお話のあらすじ、キャラクターの設定、ファンタジーやSFであれば世界設定などを箇条書きでもいいのでぐちゃぐちゃぐちゃっと書いておきましょう。


例えば、このブログ書いてる人はテレビをつけたらゲゲゲの鬼太郎やってて「ネズミ男が妖怪の支配者になる(妄想)」みたいなシーンを見て「ネズミ男って半妖だよな、妖怪内でもその辺でめっちゃ差別とかされてるんだろうか」「それがコンプレックスであんな性格になったのでは」とか思ったわけです。特に鬼太郎詳しくないのでネズミ男の出生の詳しいエピソードあったらそれはそれでいいのですが、それでなんか「半妖的存在が支配者にのし上がるみたいな話書いたら面白そうだな」とか昨日思いました。


そんなわけで「ネズミ男は半妖(差別、コンプレックス)、妖怪の支配者」みたいなメモを残しています。もし続きを作るなら「妖怪の現支配者は女性で、半妖的存在を気に入って重用して周囲から咎められる」みたいな感じにしますかね。どうでもいいですが半妖的存在で差別みたいな話はゴロゴロ転がっているのでそこでどう味付けするかが大事ですかね。


ちなみにこのメモはメモであり、別にどうにかしようとは思っていません。ただネズミ男見て思ったことを書き留めただけですが、こういう奴の積み重ねが意外と後で効いてきます。


二次創作から始める

ネズミ男の例を出したのですが、小説を書くというかお話を作る際に一番大変なのはキャラクター設定だと個人的に考えています。そこで既存のキャラを動かしてみてお話を作る練習をするというのは非常に有効な手段だと思います。


例えばおとぎ話を組み合わせて見ると面白いかもしれません。「桃太郎と力太郎が戦ったらどっちが勝つか」「一寸法師が親指姫と恋仲になる」みたいな、そんな感じ。今回は例として「魔法のランプを山月記の李徴が拾ったら」というインターネットの人が好きそうな題材で途中まで考えてみます。


虎になった李徴がランプを擦ると、魔人が現れて願いを3つ叶えてくれると言います。李徴は最初に人間に戻ることを願いました。そして2番目に、詩作の腕を上げて名を残すような有名人にしてくれと願います。李徴は既に死んだものとなっていたのと今更恥ずかしいという理由で別の名で詩作し、有名になります。しかし、いくら有名になっても李徴の心は晴れません。さて、李徴は3つ目に何を望むでしょう?


例えば「今までのことをなかったことにしてやり直したい」というような願いで魔人とパラドックスの解消をしていくドタバタコメディみたいなものになってもいいし、「やはり家族の元へ帰りたい」という感動系にしてもいいし、「私の詩に足りないもの、それは愛だ。魔人くん、君を愛したい」とか訳の分からないやおい展開もいいし、それはもうその人の李徴の解釈の数だけあります。ちなみに自分なら「もう一度虎に戻してくれ」もいいなぁと思います。

 

シーンから想像する

既存のキャラを動かすのに慣れてきたら、自分でキャラを作りましょう。自分は例えば以下のようにキャラ作りや作品設定を作っていきます。


まず、何か強く思い浮かんだことを単純化します。今回は「川に石を投げている人がいる」とわかりやすいことにしておきます。そこにいわゆる「5W1H」を付加していき、その人がどんな人でどんなお話があるのかを考えます。


例えば「昼間、男子大学生が幼なじみの女の子と一緒に、向こう岸まで石が届いたら付き合ってくれと水切りをする」「夕方、部活の引退試合に負けて悔しくて一人川に石を投げる高校生」「絶海の孤島に流れ着き、川にいる魚を取ろうと大きな石を投げ込む」「夜中に憎い相手を川に突き落として更に石を投げ付け、復讐を果たす」など「川に石を投げる」だけでも、このくらいのパターンが出てきます。


この中から例えば「引退試合の高校生」を例に話を展開してみましょう。まずこの高校生は男か女かそれ以外か、そして何部なのか。高校生なので進路はどう考えているのか、家族構成はどうなのか。友人や恋人はいるのか。そんなことを考えて行けばまあまあいいストーリーが出来ます。それでストーリーの最後で「川に向かって石を投げる」場面を設定し、そこに行くまでの過程をお話にする、という感じです。


最後に

思いついたこと書いてスッキリしたのでこの話はここで終わろうと思います。意外と「頭の中で人を動かす」というのはやろうと思わないと出来ないので練習が必要じゃないでしょうか。よく「キャラクターは作れるけど話が作れない」という人は「シーンから想像」の訓練がいいと思います。そのシーンに至るまでに何があったのかをどんどん埋めていくと勝手にお話が出来ます。


慣れるとキャラクターが新しいキャラクターを連れてきて勝手にお話を作り始めます。こういうの「キャラが勝手に動く」みたいに言います。そうなると後は収集をつけるだけなのですが、それが非常に大変なんですよね。

 

nogreenplace.hateblo.jp

nogreenplace.hateblo.jp

 

久しぶりに本格的な小説を書きたいと思って、昨年からちまちまやってるのですがそれを今年中には完成させたいですね。それ以外もたくさん書けるようになりたいです。それでは今年もよろしくお願いします。おわり。