あのにますトライバル

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入学準備にママ友LINEは必須か(いらない)

新入学のこの時期、なんでいつも道路が混むのかわからない。今日はなんかイラッとする増田とトラバのホラーな増田の話です。

 

anond.hatelabo.jp


先にこの増田の個人的な見解と「ママ友LINE(いわゆる母親のみのコミュニティ)」についての雑感です。前回の記事の内容も絡みます。

 

個人的な見解

話の内容がママ友LINEと分かりにくい小学校プリントに行きがちだけど、この話のポイントは「次女」という点に尽きると思う。「初見殺しだ!」ではなく、「長女で1回やってるのに初めて大変ですみたいな顔できるの?」という感じ。


別に準備をしていなくても、長女を見ていれば自ずと次女に何が必要かわかると思うんだ。それを「初めて知りました!」みたいに言われたら、妻側としてはイラっとくるんじゃないかな。「サブバッグ?ああ長女も使ってるもんね必要だよね」ってなれば何も問題はないのに「なんで俺に黙って用意するんだ」って怒るから言い返されたんだと思う。


全くの外野からの意見になるけど、子供の学用品の準備ごときで「俺は仕事を任された!」って思って全部1人で完璧にこなそうとしている時点でこの増田の器がかなり小さく感じる。家庭の仕事なんだから家族でやればいいじゃん。風呂掃除当番じゃないけどサービスで風呂洗った家族に「俺が洗う予定だったのに!!」って怒っても仕方なくない?そこは「やってくれてありがとう」だと思うけどな。これが給料の発生する仕事だったら仕事を横取りされたことになるから問題になるかもだけど、サービスだからね。


それよりもママ友LINE、というか保護者のコミュニティにいきなり「今年は準備任されたんで情報収集のために参加します」って元々コミュニティに入っている人の配偶者が参加してきたら男女関係なく変な空気を感じる人はいると思う。だって情報収集だけだったら配偶者と話をすればいいのであって、わざわざ参加するものでもない。個人的にこんな人がいたら(配偶者の仲が上手くいってないのでは……)(奥さんと口も聞けないのに子供のことを把握しようとか離婚を考えているのかしら……)と思われても仕方ない。


そんでブコメで「ママ友LINEでないとわからない小学校準備怖い」みたいなのあるけど、ママ友LINEで共有されてるのは担任の情報とかで、サブバッグや着替えが必要というのは長女での経験。ママ友LINE発じゃないよ。流石に必須のものをママ友LINEに頼る小学校はどうかと思う。あと既に在学生の子がいるママが小学校のママ友LINEで新しい学年の情報交換をするのは全くおかしなことだと思わないけどな。


「教えてくれなかった」は通用しない

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で、前の記事の続きみたいな話になるんだけど個人的にママ友LINE的な場所での情報交換って別に悪でも何でもないと思う。それよりも「教えてくれなかったからできませんでした」というほうがどうなのかな、という視点も大事だと思う。


そもそも、そもそもの話なんだけど日常的に子供の学用品や必要なものを準備するのは親の役目であることは間違いないんだけど、それを確実に親に伝えるのは子供の役目であってママ友LINEじゃないと思う。小学校低学年くらいまでは仕方ないところもあると思うけど、それ以降は子供と一緒に準備をするのがいいと思う。そうすれば「思ってたんと違う」系の話は大体解決すると思う。準備物を何の用途で必要なのかをきちんと説明できる力もこれからの社会を生き抜く上で大事だと思う。プリントクチャクチャにしてわからなくなったら困るのは自分、ということをしっかり教えていかないといけない*1


でも、みんながみんな全部用意できるとは限らない。うっかり忘れることもあるだろうし、学校の意図とは違ったものを持っていくこともあるかもしれない。でもその時大事なのは「あくまでもミスはミスとして同じミスは繰り返さない」ということではないのだろうか。学校が何でもかんでも手取り足取り教えてくれるわけでもないので保護者の側もレベルアップしていかないといけない。ママ友LINEはあくまでも補助や保険であるということにしないと面倒くさいことになると思う。


そりゃまあ学校の無茶ぶりも多少はあるだろうけど、「ママ友LINEに入っていなかったのでわかりませんでした!」っていうのは子供のいるいい大人がちょっと恥ずかしいとは思わないのかって思う。そんで元増田の話になると、「教えてくれればやったのに!」というのも「教えてくれないとわからない!」と逆ギレしているに近いと思う。この増田に必要だったのはママ友LINEではなく日頃の家族の話し合い。日常的に長女の面倒を見ていればサブバッグの存在やママ友LINEの存在には気づいていたのではないだろうか。

 

たらればの話をしても仕方ないので、今後は家族間の情報交換は意識的にやっておいたほうがいいと思う。例えば娘が学校で友達トラブルに巻き込まれた時、普段からある程度交友関係を把握してるのとそうでないのでは動き方が全然違う。無能を嘆くなら全部勝手に自分で背負い込むようなところをどうにかした方がいいのでは、と短い増田から感じました。増田でいじけている前に家族の話をもっとよく聞こう。

 

ママ友LINEトラブル増田について

anond.hatelabo.jp

 

そんでトラバのすげえママ友LINEトラブル増田。個人的に釣りではなくフェイクありの大体本当にあったことだと思う。正直怖い。特に給食試食会に関しては単なるママ友LINEトラブルはなくかなりヤバいトラブルだと思う。


特に「例年号泣しながら給食を食べる」が本当なら、何で学校は数年も放置していたのだろうか。最近は多様な形の家族の形態があるのに、こういう保護者強制参加イベントはあまり好ましくないと思う。どうしても参加できない保護者も絶対いるし、そもそも父母共にいなかったり家族の仲が悪く学校になんか来て欲しくない子供もいるかもしれない。毎年それなのに見栄のためにほぼ強制参加、そして保護者のいない子は号泣とかいうなら学校側が明らかに何らかの対策を即しないとダメでしょ。給食の試食だけなら授業参観と兼ねて保護者だけ別室とかでも出来るんと違うかね。まあコロナで真っ先に消えただろうイベントだけど。


それにしても「コミュニティでボコられるから」という理由で参加せざるを得ないというところもどうなんだろうと思うし、「親の来ない子が泣いてかわいそうだった」と聞いて来ない子の親を叩く方向に行くのもよくわからない。なんでそんなんなるまでほっといたかなぁというモヤモヤがモヤモヤ。私立の見栄っ張り地区なんだろうか。タワマンに住んでない人を見下すみたいなアレなのかな。やべーな。


あと伝聞やフェイクなどが入ってるんだろうけど、新卒の先生が一年で辞めるってよっぽどのことがないと有り得ないと思う。余談だけど低学年特有の「新卒だからダメ」クレームを避けるためなどでベテランのおばちゃん先生を低学年につけると、良い言い方をすれば昔ながらの、普通に言うと時代錯誤の学級運営とかし始めるのでベテランだから良いというものでもないということは言っておきたい。


メゾピアノで揃える系の話は絶対学校で対応すると思う。「学校に必要のないものを持ってきてはいけません」っていうのは勉強に必要ないからという建前の裏に盗難防止という超現実的な理由がある。「なんでスマホ持ってきちゃいけないんですか?」っていうのは「単価数万円する奴を持ってきて紛失するようなことがあったら誰が責任とるんだい?」っていうことである。でも生徒を泥棒呼ばわりできないので建前上「必要ないから」を通しているのだと思っている。


そもそも、ママ友LINE関係なく持ち物がブランドじゃないからっていじめるようなメンタリティの子供がいることのほうが大問題のような気がする。それをママコミュニティが煽っているとか、アホすぎて関わり合いになりたくない。多分ブランド物関係なく何かしらのトラブルを抱えている可能性があるので学校の苦労が忍ばれる。


あとダンボールの話で昔のことを思い出した。授業参観の図工で「制作物を飾る色紙や包装紙を家から持ってくること」という連絡があった。大体はクリスマスのプレゼントに使われていたような可愛い包装紙や千代紙なんかを持ってきてたけど、ひとり、近所のスーパーのロゴしか入っていない、果物を包んでいたような包装紙を持ってきた。包装紙には違いないけど、その図工の授業の意図とはマッチングしていなかった。それを見て、何だか寂しい気持ちになったのを鮮明にに覚えている。当時はあまり考えなかったけど、今思うと生きていくのに困難が伴う子だった。本人も「やっちまったな」というのに気づいているのか気づいていなかったのかもわからない。どうすればよかったんだろう。でも、多分どうにもならない。


このママ友LINE増田を読んで「ママ友LINE怖い!」って思う人も多いと思うけど、怖いのはママ友LINEという存在じゃなくてそこにいる変な人というのはいつも覚えておいて欲しいところだと思う。変な人と付き合いたくないばかりに有益な付き合いから目を背けるのは機会の損失でもあると思うし、この話レベルの変な人はそんなにいないと思う。普通に保護者やってる人のが多いけど、変なのが目立って全部が変だと思われるんだよな。そいつは損だな。


まあいろいろつらつらと書いてきたけど、うちのも今年から幼稚園児ということで昨年買った上履きを引っ張ってきたらサイズアウトしてて慌てて買いに行ったらひとつ上のサイズがラストワンで「あぶねーっ!」ってところでした。危なかったですね、おしまい。

 

*1:とはいえ、その子の特性などもあるのでこの辺のさじ加減は目の前の子供に合わせなければならない。