あのにますトライバル

旧さよならドルバッキー。

「文章うまいね」の雑感

時間が空いてしまいましたが、予告もしたので「文章うまいね増田」について書いていきます。この話題は既にトラバやブコメで決着している通り「特に褒めるところがないから」でファイナルアンサーなわけですが、それだけだと面白くないので個人的な話をしようと思います。そしてまとめようとしたけどどうにもまとまらないので箇条書きで置いておきます。

 

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〇個人的に「文章上手いね」という声かけは上記の通り特に褒めるところがないのでお世辞で言っているか、普段文章を書かない人がとある文を読んで「これは私の考えていることと一緒!だから表現が上手!」となっているかのどちらかだと思う。だから「文章上手いね!」というのはかなり主観と忖度に頼ったものが大きく、あまり参考にならない。


〇本当に上手な文章にはおそらく「文章上手いね」はつかない。文章の内容に言及が行き、文章のテクニックにはあまり関心が集まらない。それか技巧を凝らしたテクニック勝負の文章には逆に当たり障りのない内容ほど「文章上手いね」があるイメージ。


〇最近増田やエッセイ漫画で「えーこれどうなの?」みたいなものを結構見かける。とある出来事を綴っているのだけど、そこに込める情報のせいで悪気が無いのだろうけど非常に悪意のある内容になっている。漫画の内容以前に書きたいことを整理できていなかったり余計な情報を盛り込んでいたりすると本題からズレていってしまい、いわゆる「誤読」みたいなことが発生する。


〇例えば「財布を落とさないよう気をつけること」という漫画を描きたいのに、「警察に届けたけど警察官が不親切で頭にきた」「家族に責められて鬱だ」みたいなことをたくさん書いたせいで「警察官や家族が悪いわけじゃないだろ」という感想をもらいがちになる。どうしても自分の感じたことを誠実に全部書きたくなるんだけど、自分の主張に必要ないと思うことは軽く言及するか余談であるというように分かりやすく「本題ではありません」という断り書きをしないとうまく伝わらない。それでも少しは「どこをどう読んだらそうなるのか」というコメントがつくけれど、それはまあ仕方ない。


〇そういう「そんなこというお前の方がどうかしてるぜ」というコメントを集めるためにわざと歪んだ認識の文章を書いている人もいると思う。そんなものをまとめて勝手に「俺悪くないよなメソッド」と呼んでいるのだけど、最近また増えてきたなと思う。


〇逆に過度に自分を責めるのもコメントを集めやすい。それについては過去にこんなのを書いているのでそれを読んでください。

 

nogreenplace.hateblo.jp

 
〇自分が「文章が面白いな」と思うのは切り口が独特だったり、リズムが素晴らしいものという認識なんだけど、これは個人的な好みなので全く参考にはならない。要は「文章上手いね」っていうのは主観が大きいのでやっぱりあんまり参考にならないのだろうと思う。


〇これだけだとアレなんで個人的に「文章がおもしろかったな」という増田をいくつか置いておきます。単に自分の好みなので「あーこういうのが好きなんだな」と思ってください。特にオチはありません。漫然としててください、今回はおわり。

 

 

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恋の熱にやられてからの喪失感、その後の漠々とした感情みたいなものをうまく切り取っていると思う。

 

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特に何もないんだけど、何もないところから書かれた情景は素晴らしい。

 

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場所が場所なんでアレだし基本会話劇なんだけど、何でこんなに面白いのか。ビートのせいだ。

 

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味覚、嗅覚を刺激する文章はそれだけで何らかの感情のスイッチを入れる。今でもあなたは私の光。

 

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薄暗い感情をここまで鮮明に焼き付けられると「この野郎!」と思ってしまう。だからフェチはしまつがわるい。