あのにますトライバル

旧さよならドルバッキー。

人助けというアビリティ

なんか「うーん」となる感じなので自分の中でまとめておく。

 

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増田の内容を要約すると「満員電車でフラフラの妊婦に対して赤の他人がお節介で駅員を脅すような態度をとっていたのにドン引きした」とのことらしい。


文章を読む限りでは一番ギルティなのは妊婦が倒れたというのにオロオロしていた警備員?の人だろうな。自分で判断できないならまず真っ先に駅の指示を仰ぐのが先決だろうに、それをしなかったから「赤の他人」の女性がめちゃくちゃ怒ったんだろうとは思う。この人が即座に指示を貰って「救護室で休みます? 救急車は必要ですか?」などテキパキ対応していたら良かったのかなぁとは思う。駆けつけた駅員も気の毒だ。


何となくだけど、人が集まるところで働く人は最低限の救護マニュアルは頭に入れておいたほうがいいと思ってる。よくわからなければとにかくすぐ上に報告するなどの対応をとることも大事。昔そんなところで働いてた時、無線で「救急車呼んでください!」と急に割り込みがあってどうも急に倒れた人がいたらしくすぐ救急車を呼んで搬送されて「咄嗟の判断大事」ということがあった。できればそういう覚悟は頭のどこかにあった方がいいと思う。駅で働くならそういうのは慣れっこだと思っていたけど、違うのかな。


そんなギルティな安全性よりモヤモヤしたのは、増田の語り口なんだよね。この増田を読んで、おそらくこの増田を書いたのはかなり若い、健康な女性だろうと思った。そしてよく「思い込みが激しい」と他人から評されていると思う。なんていうか、基本的に「俺悪くないよなメソッド*1」で書かれているから余計にそう見えるだけかもしれないけど、トラバのやり取りを見る限りでは「助けたことを批判する気はない」と言ってるんだけど、この文章の要旨は「イラついて他人を睨んだり舌打ちするような赤の他人に助けられても迷惑だ」なんだよね。「赤の他人」っていうのはあんまりいい意味じゃないから赤の他人連呼は批判と捉えられても仕方ない。多分増田は思ったことをそのまま口にして顰蹙買うタイプだろうな。「鬼の形相」とか言ってるけどそれは増田が「赤の他人」によくない感情を抱いていたからでフィルターなしで見ると「はぁ?」くらいの顔かもしれない。


あとブコメでも書いたけど、道端や駅で体調不良で倒れるって結構絶望的なのよ。「赤の他人」の女性も倒れたことがあるからこそ、そんな態度をとったのだと思うよ。自分が思考できないほど気持ち悪くて、でも誰も助けてくれなくてぼんやり他人の足元見てるだけの時間って、めちゃくちゃしんどいわけよ。小学校とかでも吐いたり鼻血出しちゃったりした子を遠巻きにしちゃう人と積極的に助けに行く人と二分されがちなんだけど、遠巻き派は助けに行く側を「いい子ぶって」とか思ってるのをこの前聞いて「まぁ人が苦しんでる時にいい子ぶってる暇ないけどね」などと思ったりしたけどね。お節介でも鬼の形相でも「絶対的味方」というのはめちゃくちゃ強いのよ。


人助けというか体調不良の人に寄り添うって、割と高度なスキルというかアビリティなのかもしれない。「大丈夫!?」と咄嗟にハンカチ差し出せる人はなかなか少ない。ましてや妊婦だ。妊婦なんて週数に寄っては流産や切迫早産の可能性もあるし、そうでなくても常人にはないステータス異常を誰もが持っている。平気そうにしている妊婦も腰やら肩がめちゃくちゃ痛かったり腹痛に苦しんでいるかもしれない。そういうわけなので妊婦に関しては心配して心配しすぎるということはない。増田もそのうちわかると思う。


眠くなってきたからそろそろ終わるけど、増田の抱いた違和感は「赤の他人」の行動力に対する驚きなんじゃないかな。そこまで「赤の他人」の面倒を見るなんてすごい、って思ってそうだけど「面倒見る側」の人間はそういうの全然平気なんじゃないかな。トラバにある友人の言葉通り深く考えず「私と違う人種なのね」と割り切って生きていくのが一番だと思う。たまに理解できないことはあるけど、そんな時は自分の感性を疑うのもひとつだと思う。おわり。

 

*1:話の登場人物を非難した上で自分にはさも非がないように読者に同意を求める文章を勝手にそう呼んでいる。しばしば炎上しやすい文章メソッド。