あのにますトライバル

旧さよならドルバッキー。

こんにちは現代妖怪 ~さよなら現代妖怪2~

21世紀も5分の1が終わろうとしていますが、皆さん未来を満喫していますか?
想像以上に現実的とか思わないでくださいね。


さて、以前「さよなら現代妖怪」と称して都市伝説の中の妖怪がテクノロジーの発達で人々から忘れられていくという話をしました。現代でろくろ首は行灯の油を舐められないし、人面犬は道端のゴミ箱を漁れません。小学校の二宮金次郎は「歩きスマホを誘発する」と撤去され、ポケベルで殺害予告をするお化けはポケベルのサービス停止と一緒に闇に消えました。

 

nogreenplace.hateblo.jp

 
ところが、妖怪は人が集まって生きていればどこからともなくやってくる。この東京オリンピック2020時代を生きる妖怪を集めてみました。

 

この記事の趣旨

SNSの普及で便利になった反面、従来にはない感情のコントロールが出てきて不安定になったりいつも怒っていたりする人が現れてきました。ここではそんな「SNSでよく見る事象や感情」を妖怪風にしてみました。特定の誰かを中傷する意図はありません。それでは「あるある~」くらいの感覚で読んでください。


妖怪・真っ暗座談会

真っ暗座談会は根拠のない噂話が大好き。ハンバーガー屋に座ってあることないことを話し、隣に座る人間がSNSで根拠のない拡散をすることを狙う。主に若い女性に変化するが、変化が好きな妖怪やサラリーマンや男子大学生、老夫婦など様々な真っ暗座談会の姿が確認されている。


妖怪・世話燃やし

世話燃やしは若い女性、特に子供を連れた母親が大好き。姿は主に初老の女性をとるが、初老の男性にも変化する。赤ん坊を連れた女性に「靴下を履かせないなんて赤ちゃんが寒そう」「赤ちゃんは母乳で育てないと」「1人目?兄弟がいないとかわいそうよ」などとアドバイスをして去っていく。世話燃やしに悪気はなく、ただ子供がかわいいだけなので相手をしてはいけない。相手をしたら最後、寂しがり屋の世話燃やしはひたすら付きまとうので最近は世話燃やしを撃退する魔除けを付ける女性が増えた。


妖怪・学級会

学級会は現在SNS上に存在し、無駄に人の心をかき乱すいたずらをする。主にファン活動や創作活動をしている若い女性をターゲットにし、無神経な言動を繰り返すことで不要な対立を煽り、コミュニティを破壊する。若い女性以外にも古くは小学校の帰りの会や政治集団にとりつき、あの有名なあさま山荘事件を引き起こしたのも実は学級会の仕業ではなかったかとまことしやかに囁かれている。


妖怪・めしねだり

めしねだりは主に既婚男性に取り憑き、パートナーを怒らせてその怒りを食らう。めしねだりが取り憑いた男性は自分のことしか考えられなくなり、家事に対する意識が極端に下がる。家事育児をしないばかりか、パートナーが寝込んでも「俺の飯は?」と自分の食事を自分で用意しない。めしねだりを男性から追い出すにはパートナーの独力では不可能で、様々なサポートが必要になる。時々女性にも取り憑いてめしねだりの取り憑いた男性と結婚して息子を産み、新たなめしねだりを増やす。


妖怪・ついはく

ついはくは他人からよく見られたい願望に付け込む妖怪。主に若い人に取り付いて他人の投稿を自分の呟きのようにしてイイネを稼ぐ。ついはくに乗っ取られている時の記憶はなくなるので、後で「パクツイしてる」と指摘されても「なにか悪いことをしましたか?」と逆ギレのような態度を取ることがある。そのせいでいろいろ拗れてしまうこともついはくのせいである。

 

妖怪・乳母車にらみ

乳母車にらみは主に中年の男性の姿をとる。ベビーカーを見ると「ちっ」という不快音を出し、母親を萎縮させる。しかし男性には不快音を発しないので昔の人は女性と赤ん坊だけで外出することを避けていたらしい。


妖怪・ジアン

ジアンは人々の猜疑心を餌にしている。男性にとりつき、下半身を露出して歩くことで女性や子供からは恐ろしいという感情を引き出し、わざと子供に不審な挨拶をして回ることで不審者情報に乗り、それを見た男性に「挨拶をしただけで不審者になるとは恐ろしい」と思わせる。ジアンに出会ったら警察を呼び、ジアンを外に追い出す専門エクソシストに見せるのが一番である。


妖怪・からはくしゅ

からはくしゅは無礼な言動をした人のまわりに集まりやすい。何か失礼な態度をとった人をたしなめると、たちまち周りに集まって拍手をする。その生息はSNS上で確認されているが、実在するからはくしゅを見かけた人は極わずかであり、そのせいか「からはくしゅを見かけると幸運が訪れる」という無責任な噂もある。


妖怪・ワカルー

ワカルーは寂しがり屋の妖怪。主にTwitterなどで愚痴を零すと「わかる!」「私の言いたいことを言ってくれた!」「その通りだと思います!」とひたすらリプを飛ばしまくる。しかし自分の言いたいことを自分の言葉で伝えるのは苦手で、いつも「わかる!」しか言わない。一説によれば、ある若者に恋をした妖精が相手の同意しか口に出せない呪いを受けて、若者に気づいてもらいたいばかりに「わかる!」「わかる!」と言い続けてそのまま消えていったという伝説に由来するとかしないとか。


妖怪・黒塗り

黒塗りは座敷わらしのように家や企業に取り憑く。最近は主に企業に取り憑いてその企業を不幸にする。決まりを守らせる心や思いやりといった感情が大好きで、そう言った心を吸い取られて黒塗りに寄生された企業は利益向上のためにどんな手段でも平気でとるようになる。しかし従業員に逃げられては企業が潰れてしまうため、「アットホーム」という偽物の感情を蔓延させることで黒塗りは限界まで良心を吸い尽くす。


妖怪・フラッシュおじさん

フラッシュおじさんは女性の恐怖心を餌にしている。主に中年の男性の姿をしており、駅構内でわざとぶつかったり些細なことで怒鳴ってみせたりすることで恐怖や不快感を得ている。男性の恐怖心には興味が無いためか、男性にはほぼ近寄らず、そのせいで男性には見えない存在となっている。


妖怪・赤丸バツ

赤丸バツは小学校に潜むこだわり妖怪。低学年担任の教師に取り憑き、掛け算の順序にこだわらせて不要なバツを答案に書かせ、保護者と無益な対立を煽って喜ぶ。たまにSNSを使用する数学者に取り憑き、順序に意味は無いと強いこだわりを発揮させる。強く抗議することは赤丸バツの思うつぼなので、小学校の確認テストなら「これは妖怪の仕業だから本気にしてはいけない」と保護者が子供によく言って聞かせることが大事になってくる。学期末の評価に関係しない以上は深く関わらないのが対策になる。

 

その他にも「ジェンダーから外れると湧く色んな意味で面倒くさい妖怪」や「従業員が休憩していると意味もなく電話をかける妖怪」や「恋人同士が歩いているのを見るだけで憎悪を増幅させる妖怪」などたくさんいます。


まとめ

これらのことは実際に遭遇するとすごく面倒くさいしいやな思いもするけれど、SNS上で見た話を自分事として怒るくらいなら「そういう妖怪に会っちゃったんだな」と思うくらいの心の余裕があるといいなと思って書いた次第です。対面の人間にやられるとすげぇムカつくのですが、妖怪として存在や対処法を知っておくと実際に遭遇した時に幾分か心持ち穏やかに対処できる気がするのです。


実際この前「世話燃やし」に遭遇したのですが、「世話燃やしだし、しゃあねえなぁ……」と秒で気持ちを切り替えることができました。それよりも「マジでそういうことあるんだな」と貴重な経験をした気分になれました。相手を妖怪呼ばわりとか失礼な気もするのですが、相手を尊重して無駄なダメージを受けるほうが無益かなと思う次第です。


もちろん傷害や警察が必要な事態には粛々と対応するべきです。でも他人の噂話で無駄に消耗するな、と言いたいわけです。他人の怒りをいつも自分事のように捉えて、それでいつも怒っている人にも何らかの妖怪が取り憑いて、悪さしているのかもしれません。ようかいの、せいなのねそうなのね!


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