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誰も得をしない2018年上半期の増田アワード15選

 今年の「2018増田」なのですが、紹介するのにちょうどいい時期と本数と言うことで上半期編をまとめました。年間大賞は下半期編で考えます。なお期間は2018年1月1日~6月30日に目を通したはてな匿名ダイアリーの中から選んでいます。

 

 選考基準は特にこれと言ったものはありませんが、基本的に「みんなが見ているめちゃくちゃバズった増田」はみんな読んでいると思うのであんまり選んでいません。ブクマ数ではなく「後で振り返りたい」と思ったものを「2018増田」としてタグ付けしています。賞の名前は適当です。なお選者は唐突な下ネタに滅法弱いのでその辺気を付けてください。それではどうぞ。

 

あけましておめでとう賞

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評)上島隆平さん(上島竜兵ではない)という謎の人物が熱々のおでんを食べながら振り返るまどかマギカ。淡々としている中に光る文章の爆発力も素晴らしいが、年が明けてわずか2時間でこのクオリティの増田が完成していることが素晴らしい。

 

星空がきれいで賞

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評)ため息のように儚くもあり、冬の夜空に白く残る美しい増田。誰しもが孤独を抱えていて、でもそれを埋めようと明かりのついた増田に寄り集まっているイメージが美しい。詩が生まれる瞬間を見たようでとてもよかったです。

 

濃いキャラクター賞

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評)ブルマを履かせるということはもちろん、縛り上げてオナ二―させるというビジュアルもなかなか強烈な増田。「誰しも心に美少女」は至言。なお「こちらの増田」とも関連が深いと思われる。

 

ライフハック

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評)増田よ、そなたのおかげでまろの人生は変わったぞ。しかし道行くかのものどもがまろのことを高貴な、いや好奇な目で見るのだがそなた、何か存じ上げぬか?

 

 エモーショナル賞

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評)「唇が熱い」のはキスをしたからなのか、それともキスをしたところを想像してしまったからなのか。個人的にキスはしていない気がする。別々の飲み会の帰りに待ち合わせをするような仲なのか、それとも偶然会ってカフェに入った恋人未満、あるいはもう終わった関係の二人だったのか。いろいろ考えることが出来てとても短いのにとても熱い増田。

 

 力強いトラバ賞

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評)「しかし、チンポでの射精は必ず終わりがあります」というリズミカルな文体に加えて、この増田に至るまでのやり取りやこの増田から続くトラバツリーがいい。手取り17万にしておくには勿体ない何かを感じる。

 

 よかったよかった賞

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評)正統派な日記エントリにしてお雛様が無事修理できてよかったよかったとなる正統派でいい増田。正直もっとブクマ数伸びてもいいなぁと思っていたのでもっと伸びないかなぁ。上半期時点では年間大賞候補のひとつ。

 

ほのぼの賞

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評)「笑顔のアザラシ画像」が強い。幸せそうな増田の心境も微笑ましいけど、この増田を見て「アザラシ 笑顔」で検索してすごく幸せになれるのがいい。光属性よりアザラシのパワーが強くておああーまで一歩届かない感じがいい。

 

ゆめにっき賞

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評)砂かけばばあの描写がいい。完璧な理想と生々しい現実がごちゃっとなってて「ああ夢を見ている感覚ってこういうのだよな」と思わせておいてからの神宮球場で「ああまさしく夢だな」という感じで落とすのはうまい。

 

ノスタルジック賞

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評)ネット老人会とは少し違うネット懐古。日記的なエントリでそれぞれの思い出が「まさしくそこにあったんだ」という実感を伴っていていい。ハンゲとかで小学生が遊んでいたのももう10年前なのか……。

 

壊れるほど愛した賞

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評)タイトルと勢いが非常に力強い。リーダー……。

 

涙が止まらない賞

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評)こんなん泣くに決まってるだろ。ばあちゃんへの想いがつらつらと行間から伝わってきて悲しくないのに増田に思いを馳せて泣いてしまう。人間の気持ちの偉大さが伝わってくる良エントリ。

 

僕はどうして大人になるんで賞

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評)この増田のすごくよかったところは「何で泣いているのか明かされなかった」ところ。なんで泣いているのかも増田は知らないし、読者も想像するしかない。でも、何に増田は涙を流しているかは何となくわかってしまうところが素晴らしい。

 

偉かったで賞

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評)名乗りを上げる系の増田だけど、非常に有益な知見が共有されていた素晴らしい事例。これを機会にまた救命系の知識をおさらいしようと思うので、何度でも振り返りたい増田。

 

俺だ俺だ俺だった賞

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評)俺、俺、という睡蓮花並のテンポの良さも好きだけど、俺のポジティブさが文章からも伝わってくるのがいい。これから父親になるためにいろいろ頑張っている増田が思い浮かびます。素晴らしいですね。

 

まとめ

 以上、2018年上半期の個人的増田アワードでした。6月末に悲しい事件が起こってしまって、はてな匿名ダイアリー事態の在り方が大きく変わる可能性もある中でこんな風に「増田は面白いよ」と伝えられたらいいなぁと思います。「不安になる選」は年末にできればいいなぁと思っています。それではまた下半期編で会いましょう。おわり。

 

2017年の増田アワードはこちら

nogreenplace.hateblo.jp

 

今週のお題「2018年上半期」