あのにますトライバル

君の気持ちは君の中でだけ育てていけ。

「はてな村六部殺し」その他2編

※この説話は伝説であるため全てフィクションです。

 

はてな村六部殺し】

 むかし、ある技術者が細々とダイアリーを綴っていた。そこに一人のシロクマが一晩の言及を求めてやってきた。技術者はシロクマに快くトラックバックをさせたが、そのシロクマは秒で何万PVも稼ぐシロクマでした。技術者はこれ幸いとシロクマにわざと批判的な言及を返し、シロクマは一度ダイアリーの舞台から姿を消しました。

 

 その後、はてなブログに移行した技術者は人気ブロガーになっていました。あるとき、技術者はB!クマアイコンのアカウントが毎記事に無言ブクマをしていることに気が付きました。どんなに面白い記事でも毎回無言なので少し気味悪く思っていましたが、固定客だと思い技術者は特に気にしていませんでした。

 

 あるとき、急にB!クマアイコンが「うんこ」とブコメを残し、一体どういうことかとそのアカウントのブクマページへ飛んで、技術者は戦慄しました。なんとB!クマアイコンはその技術者のブログしかブクマしていなかったのです。そして「うんこ」ブコメの上に新着で、技術者のブログの最新記事のメタブが上がっていました。そのB!クマアイコンは変容し、みたことのあるシロクマアイコンでこんなメタブがついていたのです。

 

「あなたが言及したのは、ちょうどこんな話題のときでしたねぇ……」

 

≪了≫

 

【コインロッカーブクマーズ】

 あるブロガーが人気を得るために、一人のブクマカーをあることないことで攻撃し、垢バンを食らわせました。そのブクマカーは攻撃的な言動をすることも多く、割といろんな人から嫌われていました。ブロガーはブクマカーを退治したことで、平穏な日々が送れると思っていたのです。

 

 それからしばらく時が経ち、ブロガーが「ネガコメはスルー!ブログ運営で大切なのはポジコメをふやすこと!!」という記事を掲載し、多くの人に読まれ「その通りですね」「そんなこともあるんですね」「ブロガーさんの前向きな考えに憧れます」などとコメントをもらいました。その中で、Twitterで「あたしもよくわかる、昔誹謗中傷をされて傷ついたからブロガーさんの考えに賛成」というメンションをもらいました。

 

 ブロガーは「それは大変でしたね。でも匿名の陰に隠れた卑劣な奴はスルーがイチバンですよ。実名でやってるならばその人の会社などに掛け合ってみるのもいいのではないでしょうか」とアドバイスしました。するとTwitterのアイコンが見たことのあるものに変わり、こうメンションを返してきました。

 

「お前に攻撃されたんだよ!!」

 

≪了≫

 

【今度は言及しないでね】

 ある女性がブログを始めました。すると男性読者が大量につき、オフ会も開かれました。その中で熱心に迫ってきたキモヲタがいました。女性はキモヲタの醜い言動を記録し、記事にして笑いものにしました。それ以降キモヲタはアカウントも消し、行方不明になりました。

 

 それからしばらく年月が流れ、女性はキモヲタの存在を忘れていました。やがて女性のブログはとても人気になり、定期的にオフ会も開かれたくさんのファンが付きました。その中で遠方に住んでいると言う少女が「姉妹ブログになってほしい」と言ってきました。女性は舞い上がり、承諾したのです。

 

 それから女子中学生を名乗る少女のつたないブログを読み、女性はたくさんアドバイスをしました。「好きな男の子が出来たけどどうしよう」という相談には「自分の初恋の相手は学校の先生で肉体関係はギリギリ持たなかった」とか「生理が来ない」という悩みには「人それぞれだから気にしなくていい、自分の場合は~」など年上の女性として親身なアドバイスを心がけました。もちろんプライベートな話題は非公開で行われ、少女は女性を「お姉ちゃん」と呼び、疑似的姉妹関係をキャッキャウフフを続けていたのです。

 

 あるとき、遠方に住んでいるという少女がオフ会に来たいと言い出しました。それで女性は交通費や宿泊場所を提供する、という約束で少女をオフ会に呼びました。ところが待ち合わせ場所でいくら待っても、事前に送られてきた顔写真の少女は現れません。そこにいつぞやのキモヲタが現れました。「どうしてここがわかったの!?」と驚いた女性に、キモヲタはニヤリと笑いこう言いました。

 

「今度は言及しないでね、お姉ちゃん」

 

 ≪了≫

 

はてな村人狼

はてな村八分とか、はてな村六部殺しとか、いにしえの昔よりあったものでな。「人狼ゲエム」なぞとゆうても、古き酒を新しき革袋に詰め替えただけにしか見えぬの。

2015/10/28 18:06


はてな村八分とか、はてな村六部殺しとか、いにしえの昔よりあったものでな。「人狼ゲエム」なぞとゆうても、古き酒を新しき革袋に詰め替えただけにしか見えぬの。 - nagaichi のコメント / はてなブックマーク

 

 このブコメにしびれて勢いで書いてしまいました。元ネタについては以下のリンクを参照にしてください。

 

六部殺し - Wikipedia

コインロッカーベイビー - Wikipedia

 

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