あのにますトライバル

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【閲覧注意】ビックリフラッシュを解説してトラウマを克服する話

 夏はいいね、怖い話をしても「夏だから」で済ませられるから。そんなわけでみんなのトラウマ「ビックリフラッシュ」をいじります。この話題の趣旨は「ビックリフラッシュの仕組み」です。「この映像ここを怖く作ってますよー」という話だから記事を見るだけなら問題ありません。ビックリも絶対させません。それでも苦手な方はお帰りください。

 

 ※心霊的な話題は一切ありませんので文章を読むだけなら間違いなく大丈夫だと思いますが、リンクに飛んで何があっても責任はとりません。

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 さて、「ビックリフラッシュ」とは何ぞやということですが、「何でもない映像を注目させておいて、突然大音量と不快な画像で驚かすイタズラ動画」というところでしょうか。例を出すなら何と言っても「ウォーリーを探さないで」でしょう。以下、心臓の悪い人は無理に動画の視聴をしないでください。

 

【閲覧注意!】ビックリフラッシュです【閲覧注意!】 


ウォーリーを探さないで - YouTube

 

  かつて「面白フラッシュ倉庫」などが流行っていた時代に、このフラッシュを見て心を痛めたリアル厨房がたくさんいました。まあ自分もそうなんですけどね。ただ、このフラッシュを「怖い」とカテゴリするにはどうなんだろう? というのがこの記事の論旨ですので以下適当に読み流してください。

 

ビックリフラッシュのからくり

 映像に注目させる

 あの「ウォーリーを探さないで」もそうなんですが、映像に注目を集めさせることで神経をより鋭敏にさせ、「ビックリ成分」を受けやすいようにしています。例えば「画面をよく見て」だったり「間違いさがし」だったりするとどうしても画面にしっかり顔を近づけてしまうでしょう。漫然と見ているより画像でのビックリ度は向上するし、問題を解くために意識を集中させていると大音量の効果も倍増です。

 

【閲覧注意!】ビックリフラッシュです【閲覧注意!】 

おもしろフラッシュ総合サイト 色盲テスト

ロールシャッハテスト(^^♪

 

 さらに、今では見つかるかどうか怪しいから調べないけど、「セクシーな女性の下半身が映っていて、どんどん上半身にカメラが向かったと思ったらビックリでした!! ギャー!!」なものもあった。

 

音声に集中させる

 個人的に「クソっやられたっ」と思ったビックリフラッシュを紹介。「今から大事な話をします」「よく聞いていてください」「聞き逃さないようにね」「ついでにスピーカーの音量もチェックして、一応よく聞こえるようにあげておこう」などと誘導をしてからの「ギャー!!」ですからね。こいつにはかなわない。

 

【閲覧注意!】ビックリフラッシュです【閲覧注意!】 


ジングルベル逆再生 - YouTube

 

 

生理的に気持ち悪い画像でビビらせる

 ビックリフラッシュを観た後に「怖かった」と思うのは、大体大音量よりもこの「生理的に不快な画像」のせいだ。以前も書いたけれど、「生理的に不快なものが突然現れる」ことが恐怖の引き金になっていると思われる。

 

 ここでどんなのが生理的に不快なのか実際に画像を紹介するとそれだけで気分が悪くなる方がいるかもしれないので、マイルドに自分で書き直してみました。これで気分が悪くなる人は本物を観たら死ぬかもしれない。

 

 

↓間違いなくヌルい絵だけど一応画像注意

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ぎゃーっ! ぎゃーっ!

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 だいたいこんな女がギャーと騒いでいます。口を大きく開いて、目は真っ黒な場合が多いです。たまに白目をむいているのもあります。意外と血は流れていないのですね。ヌル絵はなんかオチョナンさんみたいな顔になってますが、オチョナンさんは関係ないと思います。

参考:オチョナンさん画像検索(気持ち悪い画像なので閲覧注意)

 

↓あとビックリの殿堂入りと思われるあの子を描いてみました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ぎゃーっ! ぎゃーっ!

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 この絵本当に慣れないけれど、「またお前か!」と愛嬌が沸いてくる気がしないでもないくらい見ている気がする。いい加減彼女を眠らせてやってくれよ。

 

 ちなみに、これらの不快な女性の画像は「クレイジーゴースト」と称されているらしく、この言葉を画像検索するとジェットコースターで落っこちるみたいな感覚が味わえると思うので暑くてむしゃくしゃしている人は試してみてください。

 

 

最近のビックリフラッシュの進化

 動画投稿時代になって、かつてのビックリフラッシュで心を痛める若い世代は少なくなったかと思ったけど、意外とそうでもない。奴らはとんでもない進化を遂げて私たちに付きまとっているのだ。

 

嘘サイトでビビらせる

 昔流行った「こ~こはど~この箱庭じゃ?」に近いものを感じる。つまり何でもないサイトを装って、怖がらせるための仕掛けを用意しているのだ。

 

【閲覧注意!】最後まで読むとビックリします【閲覧注意!】 

渡辺浩弐『2013年のゲーム・キッズ』第一回 謎と旅する女 Illustration/竹 | 最前線

白死蝶さんのプロフィール|無料ブログはshock.jpn

 

 個人的感覚だと白死蝶など「もう私はこの世にいないの……」的な文言が来たら間違いなく「血まみれの女画像とギャー!」が来ると思っています。そして最後に「みぃつけた」とか「一緒に行こう」とか言うわけです。 んもう、そんなワンパターンだとみんな飽きちゃうぞ。

 

 あと、最近では「縦スクロールを利用してビビらせる」という手段もある。延々と長い橋の画像を出しておいて、どんどん下にスクロールさせていくと急に白い女の顔が出てきてビビるとか、韓国のスクロールを意識したweb漫画とか。手筈はこのブログ記事通りだからリンクは自己責任な。

 

 

 

 つまり「ビックリフラッシュ」は確かに怖いんだけど、心霊的な怖さではなく人為的ないたずらの総決算なわけですよ。この辺を極めるとある意味芸術になる気がしないでもないけど、とってもアホらしいので適当なイタズラだと流すのが一番いいでしょう。

 

 それでもひっかかってしまったときは、まずネットから離れましょう。そして外の景色を十分眺めて、おいしいご飯でも食べましょう。ネットにはこんな風に人を陥れようとする悪意がたくさんあります。それらと戦う覚悟がなければ、さっさと逃げ出しましょう。トラウマなんて引きずる必要はありません。だってビックリフラッシュは、人間がわざとビックリさせようとするから怖いのです。「怖がらせよう」とする類のものは大体作り物です。

 

 それでもこういう話題は今週のお題「夏アイテム」だと思うので、楽しめる人はどんどん楽しみましょう。つまり心霊とビックリは別物だよ、というお話でした。

 

 

※ここから下は特に解説をしないので、こういうの苦手な人はお帰りください※

 

 

 

 

 

 

 ビックリ系でただギャー顔が現れるだけだと面白くないのですが、下の動画は結構好きです。クレイジーゴーストで誤魔化していないし、動画の雰囲気が既に胡散臭くてたまりません。この「仕込み臭い」とか「ありえへんやろ」という空気が好きなのです。仕込みでも雰囲気は作れていたのでビックリ系として見るならば割と合格だと思います。単純な怖さは衝撃が少ないだけにじわっとくるところもあって、視聴後「なるほどー」と得体のしれぬ満足感を覚えたものです。

 


【削除された】スプーン曲げ【はずの動画】 - YouTube

 

 特にネタバレしないので勇気がある人は挑戦してください。勇気がない人は本当に無理に動画を観ないでください。あと、多分本物の幽霊さんならそんなにはっきり出てくるわけがないじゃないですか。もっとほんわりと出てきますよ、彼らならきっと。