あのにますトライバル

君の気持ちは君の中でだけ育てていけ。

ベビーフードと尾形百之助

なんだこのタイトルはと思うけど、実際そんな話なのでまあ読んでいってください。ゴールデンカムイ無料で一気読みした所感とベビーフード炎上に共通する話題です。ゴールデンカムイのネタバレが多いのでゴールデンカムイ好きな人とベビーフード系炎上に興味がある人はどうぞ。

 

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ゴールデンカムイの話

元々単行本欲しいなーと思っていたところの全話無料公開だったので嬉しかった。アニメでカットされてた濃いエピソードが面白かった。支遁先生が頑張ってるシーンでタブレットが固まったのもいい思い出。囚人たちの変態パラダイスもヤバいのに囚人じゃない江渡貝くんがぶっちぎりでヤバい辺りも好き。江渡貝という名前もわかりやすくて好き。


で、尾形百之助なんだけどこのブログ読んできてる人には「父子拗らせの尾形は気になるだろう」と思うんじゃないかと言うくらい、父子系には弱い。好きな映画はビッグフィッシュとニューシネマパラダイス、好きな漫画のシーンは封神演義の仙界大戦のクライマックスというくらい父子系エモに激弱な人です。


それじゃあ父をあれがああであんなことしちゃった尾形が気になるんじゃないのと自分でも思うんだけど、尾形は違うんだよ。尾形は「父子拗らせ」ではなく「母子拗らせ」だと思うんだ。本当に愛されたかったのは母親で、母親を愛さなかった父親を憎んだというか、「愛されて育った子供」という全体像にうっすらと憎悪を募らせている。だから鯉登少尉はもう面白くないし目の敵レベルで大嫌い。樺太編の最後は痺れた。あの鯉登少尉と尾形のシーンがゴールデンカムイで一番面白かったところかもしれない。


で、その祝福されまくってる子供の象徴がアシㇼパさんで、樺太編終盤のあのヤバい尾形はその辺も関係してるかも知れないななどと思う次第で。網走でドンしたのも尾形だったしな……。アシㇼパさんが生まれたことでウィルクが変わってしまったということなら、ウィルク個人が大好きだったキロランケは少なからずアシㇼパにとある感情は持っていただろうし、そこを踏まえていたのかどうかわからない尾形も同行していたとなると、樺太編のアシㇼパさんヤバかったなぁと思った。白石がいてよかったー。


余談だけど父子大好きなので尾形より息子を助けに行く鯉登パパとか二瓶鉄造からの谷垣からのチカパシと二瓶銃から離れなかったリュウの物語がいいなーと思いました。この辺は綺麗に収まったのでよかったよかった。


ビーフードの話

ここからいきなりベビーフードの話になるんだけど、この前Twitterでベビーフードが炎上してたのね。あらすじは以下の通りだ。

 

「母親なら離乳食くらい作ったらどうだ」の声に驚いて振り向くと、Twitterで男性と、幼児連れの女性。男性はサッサと削除したけど、女性はベビーフードを手にして俯いたまま。 私は咄嗟に娘を連れて、女性の目の前でベビーフードを買った。2パックも買った。これからものすごい数のベビーフード擁護がありますよと念じながら。

 


元のツイートは削除されたみたいで辿れなかったけど、こういう話になるとエッサホイサッサと憎悪に近いツイートが出現しまくる。ちょっと前のハーゲンダッツおじさん*1もヤバかった。


ここで気になったのがベビーフードの意義とかじゃなくて、そういうツイートでよく「他人の家のことなんて気にしないでください!」みたいなツイート見かけるんだけど、その件については何とも言えない感じになる。


現代はSNSの発達で強制的に他人を気にし続けなくちゃいけないところにいると思う。Facebookで誰それが旅行に行ってるキー!みたいなのにも「Facebook見なきゃいいじゃん」となれば全ておしまいなんだけど、そう言うものでもないじゃないですか。うまそうな写真を見れば素直に「美味しそう」で終わらず、「こんないいモン食いやがって」という感情を引き起こしてしまう。


だから真面目に他人にとやかく言われたくなければ、回線切るくらいしないとダメだと思う。「他人の家のことなんか気にしないでください!」とか言っても「育児余裕ナッシング!誰か助けて!」みたいなツイートが目に飛び込んでくれば色んな人が色んな考えを持つ。例えば「子育てに追われて大変そうだな」「子供なんて産むからだろ自己責任だ」「便利な育児グッズ紹介してあげよう」「こいつ考えなしで子供産んだバカだな」「実家などに頼れないのかな」「夫は何してるんだ夫死ね!」「保育園落ちた日本死ね!」「やはり人類は滅ぶべきだ」みたいに本当に様々な考えを引き起こす。


余談になるけど、子育て系に付きやすいリプライは大きく分けて3種類ある。ひとつは共感系、これは説明不要だろう。もうひとつはアドバイス系で、これは半分以上は「余計なお世話」とも言う。リアルでも遭遇しやすいので気をつけよう。そして最後が中傷系で、主にミソジニー(母親なのに情けないなど)、毒親(そんな親に育てられて可愛そうですよなど)、反出生主義(産まなきゃよかったのに)など普通の状態でもどうかと思う内容のリプライを付けてくる奴がいる。ましてや子育てで弱ったメンタルには堪えるだろう。対策として「そういう輩もいる」と予め心に刻んで置くことが大事だと思う。いきなり「お前の子供発達障害?」とかいうリプライが来ても「あっこれ進研ゼミでやった奴だ!」という心があるかないかでその後の余裕が違う。しかし我ながら書いていて酷い言葉たちだな。増田などを読んでると本当にこういう言説がワンサカあるので興味がある人でもあまり深入りしないほうがいいと思います、ハイ。


本題に戻ると、子育て系のクラスタはおそらくこういうクソみたいな揶揄に対する免疫がないため、定期的にクソみたいな煽りにハッスルすることになるんだと思う。ベビーカー、ハーネス、ベビーフード、その他いろいろ、毎回クソみたいなアドバイスにクソみたいな否定リプライがついて子育てクラスタの重鎮みたいな人が「よくないですよねえー」と見解を広めるみたいな感じで終わる気がする。つまり進展がない。「最近の若者は」の反対の話題。そういうものなんだろう。

 

ビーフードと尾形百之助

さて、ここからよくわからんタイトル回収に行くんだけど、例えば尾形が「幸せな家庭で育つ子供憎い」って謎のdisを噛ましてTwitterの幸せ育児アカウントに狙撃するようなことになったら、幸せ育児アカウントの人は「他人の家の事ばかり気にして誹謗中傷する変な人」で切断できるんだろうかと思う。「ベビーフードなんて高級なモン食わせやがって、あんこう鍋を作れ」とかリプライに「他人の家のことなんか気にしないでください!」って援護射撃を付けたとして、「てめえこそ関係ないだろ」となるのではないかな。むしろ「アイツらは庇って貰える友達がいるのに、どうして俺は1人なんだ」と絶望するかもしれない。


言ってしまえば変なリプライって通り魔のようなものだから、やたらと攻撃的な声掛けをするとターゲットを変えて粘着される可能性もある。尾形もわざわざロシアから恨みを連れて帰って来てしまったし。


しかしいくら尾形が「幸せそうな親子憎い」と思っていたとして、鯉登親子は鯉登親子の地獄がある。しかしその地獄すら「死んで辛いと思うような身内がいるだけでも幸せじゃないか」と思われそうだ。もう事象として存在するだけでも憎い存在で、憎い存在に「俺はお前を憎んでいる」と言うだけで相手にダメージを与えられるのであれば、積極的に絶望させていくぜと言う人がいてもおかしくない。この記事を書いている途中に起こってしまった痛ましい事件*2も、そんな絶望を内包している気がする。


まとめ

まとめると、人にはそれぞれ人の数だけの地獄があるわけで地獄の種類に拘泥していても仕方ないのではと思う。でも地獄の種類に拘る人は「俺は釜茹で刑でずっと煮られて辛いけどアイツら細切れの刑は復活するタイミングが痛くないから俺よりずるい!」みたいに捉えられてしまう。


要は「他人の痛みに気づかなくなったらヤバい」ということなのではないかと思う。二言目に「でもアイツは」「アイツらズルい」「俺の方が辛い」と言い始めたらメンタルがよくない証拠なんだと思う。そうなった時、冷静に引き止めてくれる人がいればいいのだけれど、そもそも他人に危害を加えるようなメンタルの場合身近な人も身を守るために離れていってる可能性が高い。じゃあどうすればいいんだって思うけど、現段階で100%防ぐにはもう目を瞑って耳を塞ぐしかない、つまりSNSを見ないくらいしかできないと思う。他人のムカつきに振り回されない意志がこれからの世の中必要になってくると思う。


つまりなんだ、すごく感じ悪いリプライがあったから「感じ悪いですよ!!」と声をかけたら尾形みたいな奴かもしれないってことです。そして「尾形とつるんでいたから」という理由で白石みたいに狙撃されるかもしれないということです。傷つかないためにはどうすればいい?金塊争奪戦に参加しないのが1番です。SNSで顔の見えない相手なんてみんな尾形ならまだよくて、江渡貝くんとか上ェ地とかみたいな奴かもしれないし、下手したら内臓食われるかもしれないし、本当に気をつけないといけないね。ちなみに上ェ地は父子拗らせキャラとして結構好きです。金カムは面白いですね、おしまい。

*1:家に帰ってきて限界育児像だったら家族みんなで少し遠いコンビニにハーゲンダッツ買いに行けば解決!という何も解決しない提案をドヤっとしてしまった件

*2:小田急線で刃物振り回した事件です。後で何だっけと思った時のために。

作品発掘タグをつけた増田アワード100user以下編

みなさん作品発掘してますか?オリンピックはもう終わりましたよ。

 

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さて、今回は「作品発掘タグをつけた増田の中からブクマ数100user以下のもの」をピックアップしました。隠れた名作が見つかるかもしれません。それではちぇけらー。

 

 

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不思議な出来事。個人的に2021上半期アワードにしてから再浮上したのが嬉しかった。

 

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割と好き。こういう真っ向からいい話もたくさん欲しい。

 

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嫌いじゃないんだけど、何度かピックアップしても1uerなの腑に落ちない。ニッチすぎるのか。

 

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これもすごく好きなんだけどこのブクマ数には納得できない。理不尽という言葉がぴったりな増田。

 

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リリックだ。曲をつけて欲しい。

 

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結構好き。淡々としたところがいい。

 

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万人受けしないのはわかってるけど、タイトルが力強すぎる。すごく好き。

 

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この増田のセット感含めてすごく好き。このユーザー数はMOTTAINAI

 

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何ともエモい。感情も鶴瓶になる。

 

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怖い、嫌いについて語る増田の中でも丁寧で好き。

 

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なんか狙った感はあるけどこのユーザー数は勿体ない。

 

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シンプルにいい話。こういう増田も溢れさせたい。

 

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怖い夢なんだろうけどホリエモンが全部持っていく。

 

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こういう中途半端なノスタルジー系好きだけどブクマ数はあんまり稼げない。

 

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何だかよくわからないのだけど、インパクトはある。めふぇ〜。

 

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増田文学レジェンドやるならこれ入れたい。ムダにエロいしオチも最高。そして現実で大活躍しましたぞ。よかったね。

 

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こういうリペアしてよかったー的な増田好きなんだけど、あんまりブクマつく傾向にないのが残念。個人的にはこういう増田をたくさん読みたい。

 

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何度読んでも最後で笑えるの強い。

 

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増田に子育て系の話は少ない。あったとしても「旦那が育児をしない!」みたいなのばかり。こういう風に純粋に自分の子供について語ると「(自主規制)」と怒られることも多い。

 

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変な性癖系増田。これは語り口も好き。

 

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思い出話なんだけど情念というか怨念めいたものがある。

 

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好きすぎる。好きな増田を3つあげるなら多分挙げてる。これぞ文学。この増田がなかったら増田漁りをここまで続けてなかったと思う。

 

まとめ

すごくニッチなラインナップなのですが、個人的にキャンプで溶ける奴とかデリヘルの奴がユーザー数で持て囃されるのが何ともいえないのでこの布陣を敷きました。この中では「ボコられた増田」「お雛様増田」が好きで、「エロい砂かけばばあ」はもっとポテンシャルがあると思ってる。それでは次のアワードでお会いしましょう。おしまい。

 

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作品発掘タグをつけた名作増田アワード15選

皆さん作品発掘してますか?こういう機会なのでバンバン作品発掘していきましょう。

 

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今回はこのブログを書いている人が現時点で「作品発掘」のタグをつけた増田の中からお気に入り+名作だと思うものをピックアップしました。基本的に比較的長文で読み応えあるものが多いです。それではどうぞ。

 

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壮大な感じもするけど中身はシンプルな増田。 タイトルは一見よくわからないところも含めて好き。なんとなく文学の匂いがする。

 

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名作増田。タイトルがつかみ抜群だし、内容も緊迫感があって面白い。実は漏らした報告の増田そんなに好きではないのだけど、こいつは何か別格だなと思う。多分タイトルのおかげだと思う。

 

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好きな増田を3つ選べと言われたらあげる増田。ジャンル的には「変わった性的指向の増田」になるんだけど、学問の匂いも漂っていて中々インテリジェンスなところが好き。基本はオカズの話なんだけどね。

 

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文章の疾走感が好き。最後の突き放された感じが好き。俺には幸せになって欲しい。

 

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何でもないようなことが幸せだったと思うという増田。新幹線でビール飲むことも微妙になってしまった世の中、二度とは戻れないあの日。

 

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好きな増田を挙げろと言われたら出す増田。傷の癒やし方というようなものを教えてくれる気がしている。この非常事態にもどこかで増田はステイホームということでテトリスをやっているのだろうか。

 

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好きな増田を挙げろと言われたら出す増田。風俗増田はレベルが高いみたいなところあるけど、これは別格レベルだと思う。始まりの一文がかっこいい。それからつまりそういうプレイなんだけど全然エロくない。でも面白い。すごい。 

 

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名作増田。発想の勝利。意味は考えてはいけない。字面で笑う奴なので中身を深く考えてはいけない。本当に考えちゃダメだってば。

 

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名作増田。当時「ストロングゼロ文学」なるものが流行っていたのでその影響を受けたものだと思う。最後に行くに連れてジワジワと違う世界に連れて行ってくれる感覚は見事と言う他ない。あとこのまとめ作るのに読み返して気がついたけど、この話の入り方はゴールデンカムイだな。

 

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好きな増田を挙げろと言われたら出す増田。書いてあることはのび太レベルなんだけど、「あの頃に戻って自分を労りたい」という方向に持っていくと何だか泣ける話になる。

 

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名作増田。オチがすごくキレイ、というか結構長いのに最後の一文で「読んでよかった」と思える増田も珍しい。ただ彼の存在を知らない人には「ただのいい話」にしか見えないのは惜しい。

 

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好きな増田をひとつ選べと言われたらこれ。艦これやってないとわからないようなところがあるのが難点。でも凄く好き。恋愛感情みたいなのがギュッと書かれている。

 

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名作増田。ゴタゴタとしたことが並べられていて楽しい。そしてコロナ禍で餅つきが本当に規制されてる未来が来るとはこの当時誰も思わなかっただろう。

 

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名作増田。ぶっちゃけ全く内容がない。しかし、この増田を読み終わる頃にはゴリラが心にしっかり刻み込まれている。でも内容は笑えるほど全くない。文学と呼ぶのに相応しいと思う。

 

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名作増田。ちょうどこの年「保育園落ちた」ショックが増田を駆け抜けていたのでタイトルで警戒させておいてヴァイブスを上げていくけしからん増田である。

 

まとめ

こうしてみるとやはり性やシモの話が多い気もする。そういうものが多いのも匿名だからこそかもしれない。増田には他にも魅力ある性やシモの話が溢れているのでよかったら探してみてください。それでは次回「作品発掘タグ100user以下増田まとめ」でお会いしましょう。おしまい。

 

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今更だけど2016増田アワード40選

年度初めあたりから昔の増田の発掘を本格的にやるかと思い立ち、とりあえず自分の増田ブクマから見直して「今更だけど個人的2016増田でもやろうか」とぼちぼち検索してやってきました。ついでに昔のブクマの整理とかやってきました。昔のブクマ整理面白いね。作品発掘のお供にどうぞ。

 

日常の増田

普段の生活で気がつくことや面白い出来事など。

 

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何しようかな。あしながおじさんしたいな。

 

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麦茶だけで何か一言言いたくなるし、こんなにギャラリーも面白くなるのは素晴らしい。

 

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修行と成果と結果とTo be continued。

 

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努力を努力と思わないのも才能(スキル)のうちなんだろうな。

 

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歌の大辞テン的な番組、最近だとまあまあ見かける。

 

役立つ増田

何かの指南など有益な増田。

 

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理屈よりやれというのはわかる。

 

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本文のノリ嫌いじゃない。

 

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職場でちょっといいデリバリー的なのって結構好き。

 

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答えを知るとそれにしか思えない不思議。

 

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真偽ともかくかなり読み応えあるのは、誰でも通る道だからかもしれない。

 

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タイトルの荒々しさとは裏腹の優しい姉の増田だった。

 

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すごく力作だけど2021年のオリンピックの時期に読むのもちょっと、的な。

 

 

うまそうな増田

飯は正義。腹が減っては増田が出来ない。

 

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はま寿司の人そこまで考えてないと思うよ。

 

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伝説の増田カレー。これからクミン常備するようになった。

 

エモい増田

何やら感情を揺さぶる増田。

 

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宝石の国、今思うと……フォス……。

 

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何度読んでもいい。ゴリラとドライブには行かない。

 

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1日中線香の香りとよくわからない煮物とお新香に冷たいジュース。夏は死と近くなる季節。

 

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リンゴに葱は嫌だなぁ。

 

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元ネタは「六角形に直線を一本引いて三角形を2つ作ろう」というクイズ。真面目に考えてはいけない。

 

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すごく好き。ベストオブ増田クラスに好き。誰か曲をつけてほしい。

 

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タイトルから一ミリも広がらないところが好き。

 

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スマイルオブかけがえのなさ。

 

下ネタ増田

赤ちゃんは裸で生まれてくる。

 

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ノックをしない母。

 

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ブコメでは「上から吊るす」が優勢。

 

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下ネタ文学としてかなりレベル高いと思う。

 

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これもひとつの改変増田。

 

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当時この増田のせいでマジで3日くらいこっちも脳内ループさせられたんだ。この野郎どうしてくれるんだ。

 

せつない増田

誰も悪くないと思うけど、胸に刺さる増田。

 

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邪悪は自由研究の評価がめちゃくちゃなところか。

 

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怨念ノートがどんなものだったのか気になる。

 

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三毛猫ホームズ読めても周囲の機微に気づかないのは性格だったのか、気づかないふりをしていたのか、それとも。

 

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これ小さい時やられたことあって、増田に当たる人にうちは貧乏認定された。ほしいもん買ってやれよな。

 

ノンジャンル増田

その他なんかやべー増田。

 

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友人がすごい。

 

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根気がすごい。

 

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包丁を持った増田はどうなってしまったの?ねえどうしちゃったの!?

 

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回答はすごく好きなんだけど結局誰だっけ?タレースだっけ?

 

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2021年に改めて読みたい増田。あのころの未来に僕らは立っている。

 

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ソリティアの太陽もいつの間にかサングラスかけてるよな。

 

まとめ

何ていうか、全体的に肩の力が抜けた良い増田が多いなという印象です。今の増田は相手に対して愚痴るか阿るか、それかバズろうとガチガチになった文章が多いイメージです。そしていい増田を発掘するのも以前と比べてかなり難しくなってるイメージです。時間があればさらに遡ってみようと思うのですが、増田掘りを始めたのが2016年からなのであまり期待できないです。では作品発掘頑張りましょう。おしまい。

 

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インターネット文学賞における雑感と最近の虚構について

はてなインターネット文学賞が開催されるそうだ。

 

blog.hatenablog.com

 

「インターネットでシェアされやすい」が評価の基準ということで、思うところを少し並べていく前に、「インターネットで物事を語るという虚構性」について考えていきたい。グダグダしてるので急いでる人は結論だけ読んでください。

 

結論

文学も即効性が求められる。出会って三秒で合体するスピードが今はエモい。おわり。


インターネット文学とは?

そもそも「インターネットで拡散されやすい」とはどういうことだろうか。個人的な感覚で話をすると、インターネットで拡散されやすい、またはバズりやすいコンテンツはこんな感じだ。

 

・何らかのネタ(例:クソデカ羅生門など)
・炎上系(例:男女、地域、子育て論など)
・婚活系(例:結婚物語さんのブログなど)
毒親
・料理などライフハック


ネタやライフハック系、炎上系が拡散されやすいのはわかる。婚活系や毒親系が拡散される時、反応の多くに「目から鱗が落ちました」というワードが散見される。実はよく考えると当たり前のことを言っているのだが、環境などのせいで視野が狭くなっている人が「そういう考え方もあるのか!」と気づけるコンテンツが実は強い。このようなコンテンツを最近「ウロコ系」と勝手に呼んでいる。ウロコ系は他にも子育て系や仕事系のコンテンツにたくさん現れる。以前「掃除したら部屋がキレイになりました!」「無駄遣いやめたら貯金が溜まりました!」みたいなコンテンツはなんなんだろうと思っていたのだけど、多分ここに分類されるのだと思う。最近だと「顔を洗う時ビショビショになる」の奴。

 

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インターネット文学の話に戻ると、この「ウロコ系」が実は鍵になってるのではないかと思っている。ウロコが剥がれやすい人は、書いてあることをそのまま素直に信じる。そういう層に向けて書いていくことが作品の善し悪し以前に、一番バズるのではないかと思う。


あぶくま君の事例

あぶくま君に関して端的に説明すると「震災の実録風エッセイを装ったトンデモ異世界漫画」である。東日本大震災で家族を亡くし、中学生でホームレスになったというセンセーショナルなあらすじだが、話が進めば進むほど当時の出来事との矛盾やおかしな描写が目立つ。津波の来なかったはずの地域で家が更地になり何故か家族に連絡を取らずに死んだものとして東京に避難するも適当に嘘をついてひとりになり、ホームレス生活を半年送ったあとに反社会的な人に拾われて住民票を取得し反社会的な活動をしながらタコ部屋で過ごしているらしい。明らかにおかしい点は漫画を読めばわかるし、詳しいまとめもあるのでそちらを読んでほしい。

 

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当初から避難所の様子やホームレスの環境などから「嘘では」と囁かれていた。特に半年経ってからネットで原発事故のことを知るという展開は明らかにおかしい。当時を生きている人なら「福島第一原発事故」のことを知らないというのは現在において新型コロナウィルスのことを知らないというのと同じくらい有り得ない。いくらあぶくま君がおマヌケな子だとしても、相当周到な説明がない限りこの話は真実と認識されない。先にあぶくま君に関して結論を出しておくと、おそろしくストーリーを考えるのが下手な人物が背景にいるということは間違いないだろう。


とりあえず話の虚構性はおいておいて、あぶくま君の話を100%フィクションだとしてもかなり話の作り方がおかしい。どこの誰が企画をしているのか知らないけど、「お話」というものを作ったことがないのではないかと思う。「耳をすませば」で雫が物語を書くのに図書館で参考資料を読み漁り、完成してからもっと勉強をしないといけないと嘆く場面がある。「あぶくま君」という作品も描くに当たって当時の資料を相当読み込まないといけないと思うのだが、原作者はかなりその辺を舐めているとしか思えない。個人的にまとめの指摘でなるほどと思ったのは、「ところどころ福島弁でなく関西弁らしき言語が登場する」というところ。確かに福島弁が皆無なのだが、意識的に標準語にしているかというとそんな感じもないし、何より実録エッセイなのだから福島弁で書くところを書かないと信憑性というか、物語の細かい部分すら信用してもらえない。そういう野暮以前のツッコミがこの作品には無数にある。物語を作るという意味でとてもよい反面教師になるのでそういう意味では存在意義があるのかもしれない。


そんなあぶくま君の最大の問題点は「明らかにボケた虚構でも実話であると前置きがあると信じてしまう人がいる」だと思う。今でもたまに「大変な思いをされたのですね!」というリプライに「これは嘘ですよ」というフォローが入る光景が見られる。なお矛盾は被災地の地理とか避難所の様子とか以前に「連絡を試みたり必死に探す素振りもなく勝手に家族は死んだものと思ってる」「避難所で体調を崩したので親友と付き合ってる彼女のことを半年忘れていた」など物語の根幹から発生しているため*1、「嘘を嘘と見抜ける人(ry」の言葉が重々しく感じる。


つまり「これは本当にあった話です」という前書きがあればその内容がいくら荒唐無稽であろうと信じてしまう人は一定数存在し、彼らが荒唐無稽を支えていいくことになる。さらに「本当にあったらしい、もっともらしい」という点はバズにおいては重要な要素だと思う。「1杯のかけそば」「電車男」「ゲーセンで会った女の子」しかり、増田文学の金字塔「Yahooチャット」「自走式彼女」にもそういう要素がある。


デリヘル増田の事例

で、インターネット文学の虚構性について考えさせる出来事が最近あった。言いたいことをズバリといえば「こんなもん面白がるなよ」ということである。

 

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個人的に文章の巧拙を見る時の基準がふたつある。

 

・本題をすぐ述べているか。
・時系列がバラバラでないか。


このふたつが出来ていないということは、書くことがまとまっていないので散漫に思いついたことをグダグダと述べているスタイルになっている。必然的にいらない情報も多く、「何が言いたいか」がわからないことが多い。もちろんちゃんと読めばいいのだが、読者に負担をかけるような書き方をしている時点で「良い」とは言い難い。


で、文章がヘタクソというのがメインではない。問題はこの文章が「釣り目的」で書かれているということだ*2。馴染みのない方にはないけど、増田では昨今「とある業界の興味深い話を延々とした後オチにデリヘルを持ってくる」という文章がよくウケている。

 

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で、「インターネット文学」を選定するにあたって「あまり上手でない文章」かつ「釣り目的」な増田を選んでよいものかと思うのよ。そりゃ明らかに釣りでも端的に面白い文章だったりヘタクソでも一生懸命書いたのがわかるというくらいならわからないでもないけど、何故この増田が面白いと評判になったのかを考えたところ、「デリヘル増田の文脈を理解出来た」からじゃないかと思ってしまう。


つまり増田の本文そのものより「オチにデリヘルが出てきたという体験」がウケているだけの可能性はあると思う。だからこいつを「文学的に評価している」というのはどうなんだろうと思うのよ。いや、この増田がめちゃくちゃ面白いと思うのは勝手だし面白くないと思うのはこっちの勝手なんだけど、面白いなら面白い理由を教えてほしいなと思うのよ。


個人的にこの増田は「バーボンハウス*3」である。デリヘルの文字が出てきた瞬間にこの話は虚構であり、お前らはこんなものを一生懸命読んできたんだぜという嘲りが含まれるのである。まだ過程が面白ければ釣り神様*4のポジションにいけるのだが、これは文章の構成が下手くそすぎて難しい。キャバクラの内情を知るには面白いけど、もっと他に書きようがあるだろうと思う。あまりにも下手くそすぎる。


途中で書き手が特定されるといえば、過去の「京都の大学で怨嗟を撒き散らす増田」が想起される。彼の書く文章は話題が様々なところにあるのだが、最終的に自分の醜さに言及して周囲に当たり散らすという形になっていて「またお前か」という感じが強かった。個人的に運転免許講習の辺りが好きでした。


彼とデリヘル増田の違いは、京都の増田が「誰かに見せようとして書いている日記ではない」のに対してデリヘル増田は「読者がいることを大前提に書いている」というところだろうか。要はデリヘル増田は「釣り」の文脈で読む必要が出てくるので必然的に中身が虚構であるという文脈がついてしまう。つまりはデリヘル増田である時点で「あぶくま君」と同じなのである。


インターネット文学の難しさ

長くなってきたのでこの辺でまとめにかかる。インターネットでバズる要素には「実際にあった出来事、本当にあったらしい出来事」という触れ込みが大事になってくる。「インターネット文学」として増田でバズるならその要素はかなり大事である。


本当にあったことらしい、という箔がついて拡散のスピードはあがる。似たような文章を書いてもそれが小説として発表されるとあまり閲覧数は増えない。ギャラリーが求めているのは生の感情であり、当世風に言うと「クソデカ感情」なのである。


そこで「本当にあったことらしい」という装置として働くのが増田であり個人ブログであり、連ツイやTwitterのスクショ長文なのである。そこで大仰なエピソードを消費し、勝手に憤ったり感動したりするのだ。文学も今や消費の時代。一時のエモは他人に30秒くらいで忘れられる。そんな中で傑作が生まれるのは難しい。数秒のために身を削って作品を書くことはなくなり、数秒で思いつくような話が数秒で消費されていく。その筆頭があぶくま君のような気がする。


ちなみに「恋空」ブームのとき、面白かった理由に「最後まで読んだから」と言うものがあった。本なんか読んだことない私でも最後まで読めたから面白かった、という理屈である。個人的にこの理屈は上のデリヘル増田にも当てはまると思う。この理屈を適用すると長い物語風の文章は何でも「面白い」と思うのである。最近の「家族が溶けた増田」もその類だと思う。

 

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個人的に色々当てこすりまくりで家族が溶けるシーンのインパクト不足と蛇足のオリンピックの記述が寒くて作品としてまとまりはないと思うんだけど、「面白かった!」という感想が結構あった。数秒勝負の文学では「ある程度文量のある物語」という時点で面白さが保証されるのかもしれない。


まとめ

そう考えていくと「文学」そのものが変節していっているのかもしれない。この流れはケータイ小説が登場した辺りから観測され始め、長い文章を読むスキルが高度なものになってきている。これはテキスト主体だったころは必然的に文章のスキルが必要だったけど、色んな媒体で様々な層の人が使用することで文章の読み書きスキルが必須でなくなったということかもしれない。まあつまり、とりあえずエモけりゃなんでもいいよ。エモって言葉随分市民権得たよね。おわり。

 

追記

ブコメで「文章の質が良い作品例がない」とあったのですが、「好きな増田文学」に関してはアーカイブからお読みください。また、現在「作品発掘タグ増田について」という記事を作成していますのでお待ち下さい。

 

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*1:余談になるが、矛盾まとめwikiに「あぶくま君の漫画で事実と一致している箇所」という項目があるところでこの漫画が事実とどれだけかけ離れているか、また漫画内での出来事もぐちゃぐちゃなのかがよくわかると思う。

*2:個人的にこの増田は実験的に書かれたものなのか成りすましの可能性はあると思う。

*3:古の2chにおいて、興味をそそられるタイトルに引かれてURLをクリックすると飛ばされるスレ。類似型にダム板やシャワー・トイレ板がある。

*4:詳しくはググッてくれ。

実は怖いドラえもん20選

夏なので突発的に思いついたドラえもん語りします。今回は「ドラえもんの怖い話」なんですけど、メジャーな話はしません。どくさいスイッチノストラダムスの大予言無人島、バイバイン、人間製造機、などなどは出てきません。ついでにタレントも行かなきゃもバラバラボタンもしません。人によっては真面目に怖いと思うので自己責任でお願いします。特に閉所恐怖症の方はお控えください。それではどうぞ。

 

 

暗喩、皮肉系

ヘソリンスタンド(てんコミ25巻)

ヘソからガスを注入すると痛みも苦しみも感じなくなり、楽しい気分になってくる。これが子供たちに大流行して、倫理がぶっ壊されていく恐ろしい道具。覚醒剤が蔓延していく様子がポップに描かれていてオチが弱く感じるほど怖い。


ペンシル・ミサイルと自動しかえしレーダー(+5巻)

やられたらやりかえすぞという冷戦構造の話。この話の怖いところは、協議の末ミサイルのスイッチを双方同時に捨てるんだけど、その後センサーが誤作動を起こして全部のミサイルが降り注ぐ、というところで終わるところ。敢えて結末をしっかり描かないところが美しく、怖い。


Yロウ(てんコミ11巻)

Y字型のロウソクという賄賂を全力で表現している道具。話自体は風刺に全フリしてるんだけど、ラストのジャイアンの表情がめちゃくちゃ怖い。賄賂を貰って心を失った人間の顔ってあんなになっちゃうのかな。すごく怖い。

 


災害、遭難系

海底ハイキング(てんコミ4巻)

太平洋を歩いて横断するというお勉強色の強いドラミちゃん枠を堪能していたら、マリアナ海溝底に装備無しで取り残されるというどんな地獄だよという絶望が待っている。海底鬼岩城のテキトー灯切れ並にキツい。


断層ビジョン(てんコミ36巻)

断面を見ることが出来る道具。この話の導入はドラえもん史上に残るしょうもなさなので是非読んで貰いたいのだが、怖いのはデタラメにダイヤルをいじって、雪崩に埋まっている人を見つけたコマ。ギャグなので真面目に考えてはいけないけどこの人どんな気持ちだったのだろうと考えるとめちゃくちゃ怖い。


環境スクリーンとプロジェクター(てんコミ40巻)

勉強のために未来の環境ビデオを流すのだが、漂流者や遭難者など余計なものが映りまくるという話。こっちの遭難者はセリフもあって人間みがあるのでそんなに怖くないのだけど、海の上を筏で漂流していた人はセリフも特になく、ギャグとはいえなぜ彼がこんなことになったのかとかそういうのがよくわからないのが怖かった。


のぞみ実現機(てんコミ42巻)

テストを受けたくないというだけで東京に震度7の大地震が来るコマがかなり怖い。テストを受けたくないだけでこんな目に会いたくない。「ささやかにささやかに」の切実さが怖い。


やじうまアンテナ(てんコミ34巻)

ダイナマイトを積んだ居眠り運転のトラックがガソリンスタンドに突っ込む。ギャグだとわかっていてもむちゃくちゃ怖い。ちなみにこういう爆発事故の場合、遺体が欠片も見つからず行方不明で終わることもあるのでこの運転手もそうなっていただろう。

 

気まぐれカレンダー(てんコミ41巻)

基本ギャグなのだけど、途中の「地球が太陽に吸い込まれる」の部分が子供の頃かなり怖かった。何故かのび太のパパとママとおじさんだけ宇宙救命ボートで逃げるところとか特になんとも言えない怖さがある。

 

 

超空間系

ドラえもんの道具によくある、空間拡張系の道具。これ使用ミスったらとんでもないことになりそうだなといつも思ってる。


地平線テープ(てんコミ28巻)

超空間系で実際に事故ってるエピソード。部屋にテープを張って、そのテープが切れたら超空間に取り残されるという残酷な道具。未来の世界ではどうしていたんだろう。


絵本入り込み靴(大長編ドラビアンナイトなど)

これも実際に大長編で事故ってる道具。片足脱げたら出られないとか、そもそも絵本を処分されたらどうするんだとか、よく考えると恐ろしい。関係ないけど「しあわせなにんぎょひめ」はドラえもんが徹頭徹尾ボケに徹するという珍しい作品だしセリフ回しが最高なのでみんな読んで欲しい。


入り込み鏡(てんコミ33巻)

実際に事故ってる道具。鏡の世界に行けるが、割れてしまったら帰って来れない。なんとか戻ってこれたけどドラえもん以外に助けを求められない場合、マジでヤバい。余談になるけど「入り込みミラーII」という道具もあって、昔からこのやっつけの「II」が好き。話もかなり好き。

 

ロッカーカッター(ぴっかぴかコミックス11巻)

超空間に収納できる場所を作ることの出来るカッター。これでいたずらをしまくったのび太への仕返しが惨い。地面に超空間を作って昼寝していたのび太が出ようとすると、蓋が開かない。頭上から「ここにビルが建つからな」との声。パニックになるのび太と地上で蓋の上に座るドラえもんたち、というオチなんだけど本当にこのような自体になったらどうするんだろう。ガチで生き埋めかな。なお大山版アニメはこの辺の描写かなり怖めだった。


ジャイアンよい子だねんねしな(てんコミ27巻)

この話は「人間製造機」と「かぐやロボット」をミックスしたような恐ろしさがあるので作品自体もオススメなんだけど、問題はこの話で大活躍する壁掛けハウス系の道具。壁から剥がれて下向きに落ちたら中から出られるんだろうか。または焼却されてしまったり、破かれた場合はどうなんだろう。のび太の作ったあの空間で一生過ごすことになるかもしれないことを考えると、やっぱり怖い。映画「ルーム」だ。


ハイレールペーパー(カラー作品集2巻)

地平線テープと同様の事故が起こらないのか不安になる。話自体は「こんなこといいなできたらいいな」をハートフル満載で描いているので野暮なことはあまり考えたくないけど、けど。


ブラックホールペンとホワイトホールペン(てんコミ44巻)

ブラックホールペンで丸を書くと中に吸い込まれる。ホワイトホールペンで丸を書くと外に出られる。ホワイトホールペンが紛失した場合は、どうなるんだろう……。実際に事故りかけていたので余計に怖い。


四次元たてましブロック(てんコミ27巻)

家に超空間の部屋を建て増しできる道具。マットフェンシングばかり話題になりがちだけど、あの積み木が倒壊したりした場合、どうなるんだろう。超空間から追い出されるのか、それとも。


ホームメイロ(てんコミ18巻)

家を迷路にする道具。しばしば怖い道具として取り上げられる。家の中で迷子になって出られなくなる、というか庭に出たと思ったらトイレとかそういう不安な要素も多く「もし力尽きたらどうなるのか」というのが怖い。大山版のアニメの演出も結構怖かった記憶がある。


天つき地蔵(てんコミ36巻)

いろいろ超空間の怖い話を見てきたけど、これはその「超空間に閉じ込められたらどうなるか」のひとつの答え。「天つき地蔵」自体とても面白い話なんだけど、ないしょゴミすてホールで「よその時代にゴミを捨てる」という発想が怖い。もしかしたら現代にも未来人のゴミが捨てられているのかもしれない。

 

 


個人的に怖い奴

いいとこ選択しボード(てんコミ40巻)

よく怖い道具に「捨て犬だんご」を取り上げることがあるけど、その前日譚のようなオチの話。ジャイアンに勝つために顔もIQを捨ててパワーに全フリした結果、別人のような姿になったのび太が探しに来たドラえもんに気づかれず彷徨うというオチ。気がついたら1年経ってたみたいなコピペ並の怖さがある。


まとめ

基本的に「閉じ込められて出られなくなったらどうしよう」系が多いと思いました。ここで紹介しなかった「よく考えたら怖いドラえもん」はまだまだあるので探してみてください。ちなみにシーンとして怖いと思うのは「厚み抜き取りハリ」でペラペラになったジャイアンが「おぼえてろよ」というシーンとパラレル西遊記のママが階段を登ってくる音です。パラレル西遊記はいい。おしまい。

 

 

 

 

今書きたい記事宣言

有言実行したいので今後のラインナップをご紹介します。


インターネット文学の話

はてな20周年の企画に関して、「嘘松」視点で少し語りたいなーと思ってます。最近の例としてあぶくま君について取り上げたいだけですが。あと作品発掘部門について、そんなに面白いことにならないんじゃないかなという予測について少し。「Yahooチャット」とか「保育園落ちた」「自走式彼女」みたいなのばかりノミネートされるのだとしたらそれはそれで面白くないなぁと。もっと発掘してほしい。キンタマハンターとか。


推し増田の話

単に作品発掘部門でここぞとばかりに推す増田について語るだけの話。ぱっと出てくるのは168とか人魚姫とかラモスとかテトリスとか。


2016増田アワード

年度頭からコツコツ選定していたのがまとまりそうなのでこのタイミングで出す予定です。「作品発掘」のお供にどうぞ。


Eテレの悪口

Eテレ番組の悪口を言うだけの記事。「デザインあがやられたそうだな……」「しかし奴はEテレムカつく四天王の中で最弱……」「Eテレムカつく四天王の面汚しよ……」さて残りの人達は一体誰でしょう?

 

ブログオワコン問題

これはまだ記事にするか未定ですが、例の匿名でない増田の件から「はてな村どころかブログ自体終わっている」という話です。オリンピック終わっても情勢が変わらなければ書く予定です。


ドラえもん「どこでもドア問題」

リクエストあったので思いつく範囲で書いています。相変わらずまとまりがないのでお待ちください。

 


以下は感想文の予定です。ずっと更新できていない映画ブログのほうで公開する予定です。

 


かまいたちの夜3

久しぶりにやったゲーム。超面白かった。


劇場版少女歌劇レビュー☆スタァライト

めちゃくちゃ楽しかった。スタリラはキラチケで正義ばななが来て嬉しい。宙属性の不足する中救世主。ちなみに舞台少女ばなな(ユニスキMAX)にクロ、女帝メイファンに魔術師ゆっこと安倍睡蓮ゆっこ、野球少女ひかりのうちメン雲すぎる。


逆転裁判記事

逆転検事プレイ中なので逆転裁判全部について書いておきたい。4についてだけ語った記事があるけど、4なのでまぁ、アレだよね。テンションあがる3の話とかもしたいので、ハイ。

 

できるだけ頑張るぞ。おわり。