あのにますトライバル

旧さよならドルバッキー。

信頼関係とか他人を尊重するとか

なんとなく。

 

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この漫画が話題で、公開されているところまで全部読んだ。読んだ上で思ったことをちらちら書く。


〇どこまで行ってもこれは平行線だし、「わかりあえない」ということをどこまでも辛辣な形で描いた漫画だと思った。家に帰りたくないと思う辛さとか心を閉ざす以外に解決策が思いつかないほど追い詰められた気持ちとかもわからないでもない。わかる気もするけど、こうやって傍から見たらどっちも愚かとしか思えない。


〇ただギルティ度が高いと思うのは夫側だと思う。言動や過失ではなく、こういう事態に陥っていることに対して妻の側は自覚的なのに対して夫側はどこまでも無自覚で「俺なんか悪いことした?」という態度を崩さない。根本的な妻の感情に寄り添わず、その場しのぎの関係修復ばかり試してくるのは妻として全く面白くないだろう。

 

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〇これは単なる夫婦間の問題というよりいじめやハラスメントの構造に近い。妻としてはずっと虐げられている状況で「私は被害を受けています!」と無言で状況を叫んでいるのに夫は「怒ってる彼女を慰めよう」ではなく「俺の居心地が悪いから機嫌を直せ」という行動原理で動いている。今まで言われてもやらなかったことをそそくさと始めたら、悔い改めたというよりそのように見られても仕方ない。そう思い至らない時点でギルティだ。無自覚も人を追い詰める。いわゆる「加害者」と呼ばれる立場の人はほとんどが自分の行動が相手にどう受け取られるとか考えていないと思う。そこがハラスメント的だと考える。


〇大体にして妻と喧嘩したというのに肝心の妻とトコトン向かい合わないで他人からのアドバイスを形だけ試してみたり結局家から逃げるだけという時点でそこに愛はない。ぶっちゃけ子供に食べさせるから甘口のカレーを作ったのに「俺は辛口が好みなんだ」と言い出す時点で子供に対しても愛がねえなとか思う。本当に子供が可愛かったら辛口がどうのこうのの前に甘口のカレー食べてる子供見て「尊いわぁ」とか思うんじゃねえのかなと思うわけで。子供の前でてめぇの好みなんか知ったこっちゃねえよスプーンくらい自分で出せよボケということなんだけど、本人そこに気がつく気はない。


〇ここら辺は感覚的なものもあるので難しいんだけど、「寄り添う」と「自分のミスを帳消しにしてもらう」って全然違う感覚なんだよね。「怒らせたね、ごめんね怒るの疲れたよねでも怒らせたから言う資格ないよねどうしよう」という態度と「怒らせた、気まずいなご飯出してくれるかなどうしよう」という態度はかなり露骨に伝わる。この漫画で夫が講じてきた策は全部後者だったというところが「他人の入れ知恵」という形で出ていたのはいいですね。


〇じゃあ夫が全て邪悪なのかと言えば、妻にも相当落ち度があると言えばある。家庭の最小単位は夫婦と言われているわけで、夫婦間の信頼関係を先に壊してきたのは妻だったのかもしれない。そもそもスプーンが出ていないのを「スプーン取ってこい」なんて言わせるように仕向けてきたのは今までスプーンを出してやってきた結果なのであって、最初から食卓の準備は二人でやるなどしていたらこんなことにはならなかったと思う。


〇知人の話だけど、旦那さんがそんな風に全て上げ下げしないと食事しない人で、朝食にバナナを毎食食べるんだけどバナナをバナナ置き場から持ってくることもしないで、うっかりバナナを食卓に出し忘れると「バナナ!」とだけ言って自分からバナナを取りに行くことは一切しないらしい。もちろんそんな旦那さんもアレなのだけど、奥さんは毎食ちゃんと用意してしまっているので旦那さんは結局自分でバナナを取るレベルのこともできないでいるらしい。悪い言い方をすれば「しつけがされてない」ということだと思う。


〇だから夫がこんな自分本位なのも言い換えれば妻がそういう風に仕向けてしまったとも言える。依存症の治療でよく言われるのが「本人の自覚を引き出すために、本人が困っていても決して助けないこと」というのがある。わかりやすいところだと買い物依存症ギャンブル依存症の人にお金を貸してしまうと「泣きつけばお金が貰える」という成功体験を得てしまい逆効果になってしまう。それと同じで妻も夫のワガママに良かれと思って付き合い続けてこんな事態を引き起こした可能性は高い。これは別に女性側に限った話ではなく、信頼関係の構築に失敗するとどこでも発生する話だと思う。


〇要は信頼関係の話であり、お互いから逃げた結果の不幸である。もっと早い段階で第三者に介入してもらうのがよかったのだと思う。理想は夫が育児に対して無理解であるということがわかった段階で双方の実家に掛け合えばまた違った結末があったと思う。例え夫実家が残念な嫁いじめ環境だったり妻実家がとんでもない毒親家庭だったとしても、問題を外に出すというのはそれだけで解決に向かっているということだと言える。漫画の妻のようにひとりでじっと耐えるのはよくない。多くの指摘があるけど、何より子供のためにならない。


〇ここまで書いてきて、ちょうどタイムリーな増田だと思ったのでここに出しておく。

 

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〇他人に寄り添うというのは信頼関係を構築すること、目の前のことから逃げないで自分の非を直視することになっても相手を傷つけたならそのために行動すること。人間に興味がないというよりそういうところから逃げ出しているだけだと思う。あとミオちゃんは若いので年上の男の人から好意を向けられて舞い上がってるだけかもしれないから気をつけて欲しい。


〇つらつら書いてきたけど「俺の方が私の方が」とか思い始めると辛くなるのでそうなる前に抜本的な解決策を探すのが大事なんだと思う。それが出来れば苦労はしないよ、と言われたらそれまでなんだけど。おわり。

 

「文章うまいね」の雑感

時間が空いてしまいましたが、予告もしたので「文章うまいね増田」について書いていきます。この話題は既にトラバやブコメで決着している通り「特に褒めるところがないから」でファイナルアンサーなわけですが、それだけだと面白くないので個人的な話をしようと思います。そしてまとめようとしたけどどうにもまとまらないので箇条書きで置いておきます。

 

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〇個人的に「文章上手いね」という声かけは上記の通り特に褒めるところがないのでお世辞で言っているか、普段文章を書かない人がとある文を読んで「これは私の考えていることと一緒!だから表現が上手!」となっているかのどちらかだと思う。だから「文章上手いね!」というのはかなり主観と忖度に頼ったものが大きく、あまり参考にならない。


〇本当に上手な文章にはおそらく「文章上手いね」はつかない。文章の内容に言及が行き、文章のテクニックにはあまり関心が集まらない。それか技巧を凝らしたテクニック勝負の文章には逆に当たり障りのない内容ほど「文章上手いね」があるイメージ。


〇最近増田やエッセイ漫画で「えーこれどうなの?」みたいなものを結構見かける。とある出来事を綴っているのだけど、そこに込める情報のせいで悪気が無いのだろうけど非常に悪意のある内容になっている。漫画の内容以前に書きたいことを整理できていなかったり余計な情報を盛り込んでいたりすると本題からズレていってしまい、いわゆる「誤読」みたいなことが発生する。


〇例えば「財布を落とさないよう気をつけること」という漫画を描きたいのに、「警察に届けたけど警察官が不親切で頭にきた」「家族に責められて鬱だ」みたいなことをたくさん書いたせいで「警察官や家族が悪いわけじゃないだろ」という感想をもらいがちになる。どうしても自分の感じたことを誠実に全部書きたくなるんだけど、自分の主張に必要ないと思うことは軽く言及するか余談であるというように分かりやすく「本題ではありません」という断り書きをしないとうまく伝わらない。それでも少しは「どこをどう読んだらそうなるのか」というコメントがつくけれど、それはまあ仕方ない。


〇そういう「そんなこというお前の方がどうかしてるぜ」というコメントを集めるためにわざと歪んだ認識の文章を書いている人もいると思う。そんなものをまとめて勝手に「俺悪くないよなメソッド」と呼んでいるのだけど、最近また増えてきたなと思う。


〇逆に過度に自分を責めるのもコメントを集めやすい。それについては過去にこんなのを書いているのでそれを読んでください。

 

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〇自分が「文章が面白いな」と思うのは切り口が独特だったり、リズムが素晴らしいものという認識なんだけど、これは個人的な好みなので全く参考にはならない。要は「文章上手いね」っていうのは主観が大きいのでやっぱりあんまり参考にならないのだろうと思う。


〇これだけだとアレなんで個人的に「文章がおもしろかったな」という増田をいくつか置いておきます。単に自分の好みなので「あーこういうのが好きなんだな」と思ってください。特にオチはありません。漫然としててください、今回はおわり。

 

 

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恋の熱にやられてからの喪失感、その後の漠々とした感情みたいなものをうまく切り取っていると思う。

 

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特に何もないんだけど、何もないところから書かれた情景は素晴らしい。

 

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場所が場所なんでアレだし基本会話劇なんだけど、何でこんなに面白いのか。ビートのせいだ。

 

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味覚、嗅覚を刺激する文章はそれだけで何らかの感情のスイッチを入れる。今でもあなたは私の光。

 

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薄暗い感情をここまで鮮明に焼き付けられると「この野郎!」と思ってしまう。だからフェチはしまつがわるい。

 

ジジは何で喋らなくなったのかみたいな話

ボンボンボンジュール。「ブンブンハロー」みたいな挨拶考えたけどクソダサいのでもう使わない。ググッたらもう使用例あったし、安易な挨拶はよくない。こんにちはが最強。


いろいろ忙しいんだけど超気になる記事を見ちゃったから言及しておく。

 

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とりあえず何故ジジは話さなくなったのかという個人的見解をまず書きます。ちなみにこのブログ書いてる人は原作未読で実写版の映画も見ていません。故にアニメ映画からわかることだけの読解になりますので御容赦ください。


結論から言うと「キキが勝手に受け取っていた説」に近いです。「生理が来た説」もなるほどと思うのですが、それなら体調の変化で魔力が消えるというのをキキは風邪を引く度にやらかしているだろうしお母さんもその辺の助言をしているはずだと思うのでイマイチ納得できないのですよ。それに初潮説なら初潮を迎える13歳前後で独り立ちするの相当デメリットだと思うので、その辺もやっぱり納得いかない。


だから魔力が少なくなったのは体調不良でも恋をしたからでもなく*1、「魔女としての自信を無くしたから説」を出しておきたい。トンボと出かけて気晴らしになったけど、その後飛行船を見たりトンボの仲間たちに出会ったりした後に魔力がなくなっていることに気づくので、ニシンのパイの件はきっかけになっているけど決定的なのは飛行船なんじゃないかと思ってる。


キキにとって空を飛ぶことは魔女として唯一のアイデンティティであり、空を飛べなくなるということは自分を見失うことに近い。そうすると空を飛ぶ機械はキキの仕事を奪うし、着飾った少女たちは修行中のキキにとって眩しすぎる。ただでさえメンタルの弱ったキキには辛いものがあったのだろう。そうしたアイデンティティの喪失があって先輩からの助言を得て、最終的に新たなアイデンティティ(デッキブラシ)を得るというのが後半の筋なのだと思う。つまり少女の成長物語ですね。

 

あと最後のジジの鳴き声、あれはテレビにキキが映って社会に承認されたことでキキの視点が客観的なものになって、テレビ越しには猫の鳴き声にしか聞こえていないということだと勝手に解釈していた。あの場で猫と真面目に会話していたらいくら魔女とは言ってもキキは危ない人になってしまう。キキには言葉として聞こえているけど、敢えて最後は猫の鳴き声になったんじゃないか。

 

もちろんこれはただの自論で「これが正しい!」とされるのは非常に不本意なのでそう言った捉え方はせずに「そんな見方もあるのか」と思って頂ければ幸いです。


以下元記事に対しての野暮な話なので野暮が嫌いな人は帰ってください。普通の人がそう思うならそう思うでいいと思うのですが、「元国語教師」を名乗っておいてこの読解力は残念すぎると思った次第であります。真面目に野暮なのでこっから長いです。読む人は早口で読んでください。

 

 

 

Q独り立ちする前のキキを見て、キキが幼いなあと感じる行動はどんな行動ですか?

→父親にラジオをおねだりしたこと。

この時期のキキは、自分の欲しいものは手に入れて当然だという考えを持っているようです。ただただ与えられる存在です。ラジオ、ホウキ、そして多くの愛情を父母から与えられるばかりです。

……???


ちょ待てよ。お前本当に映画ちゃんと見てんのか??


まず「与えられる存在」と「欲しいものは手に入れて当然という考え」はイコール関係にないだろ。そもそもキキは旅立ちの時点で「黒い服は嫌だ」「お母さんのホウキじゃ嫌だ」と与えられるものに対して不満を持っているわけで、「欲しいものは手に入れて当然」であるならスミレ色の服なり自作のホウキなりを持っていかなきゃアカンでしょう。そもそもラジオは「欲しいから与えられた」というより「餞別」に近いものがあるので「おねだりしたから手に入った」と捉えれば、まぁ捉えられないこともないけど、それ以上の意味は含まれてると思うけどな……。

 

Qこのとき何故キキは悲しいのでしょう。

→初めて自分の欲しいものが手に入らないという経験をしたから。

キキはこの町の人に自分は受け入れてもらえる、愛されると信じて疑わなかったのでしょう。自分が望めば何でも手に入った家の中とは異なり、社会は冷たいです。ですがこれが当たり前の社会の姿。この社会の壁をキキはどう乗り越えるのでしょうか。

ちょ待てよ(2回目)。


なんで「悲しい」って断定できるんだ??


映像作品なんだから本当に「悲しい」なんてわかるわけないじゃん。これが文章で書いてあるならその通りなんだろうけど、小説にしても「キキは悲しく思いました」なんて書くわけないじゃん。もしキキの感情を言語化していくなら、「悲しさ」の前に警官に呼び止められて「困惑」したりホテルで保護者の有無を尋ねられて「寂しさ」の感情が芽生えて、お弁当を残したところでやっと「悲しさ」あたりが来るんじゃないかな。


あと「社会の壁」という表現も違和感。キキは故郷の村では友達や近所の人という小さな社会で受け入れられていたはず。比較するなら「家の中と社会」ではなく「田舎と都会」であるべき。板書するなら上下に田舎と都会を分けて「挨拶は返ってくる、返って来ない」「魔女を受け入れる、受け入れない」などとやるようなところ。

 

Qギブアンドテイクで行われる行為の中で最も代表的なものを漢字2字で答えて下さい。大人の誰もが社会の中で行なっている行為です。

→仕事

せんせー、無職の大人は含まれますか!?

 

与えられるばかりで、自分から何も与えようとしなかった昔のキキから成長する転換点がここにあります。この後キキはおソノさんのお店で空飛ぶ宅急便の仕事を始めます。ギブアンドテイクの精神、仕事がキキにこの町での居場所を作ったのです。この後キキは、ほつれた黒猫の人形をウルスラに直してもらう時も、ニシンのパイを焼く老婦人に多額のお礼をもらった時も、その対価としての労働を怠りません。

んー?


前提の「自分から何も与えようとしなかったキキ」というのが変なのでそこを起点に考えていくとどんどん変になっていく。この理屈で言うと「おしゃぶりを届けたからグーチョキパン店に置いてもらえることになった 」みたいな感じだけど、おしゃぶりを届けたのは「配達の仕事をする」きっかけであり、オソノさんに気に入ってもらえたのはおしゃぶりを届けたからではないと思う。これはキキが行動したからというより、オソノさんというとてつもなく懐が広い人と巡り会えたという要因が強いと思っている。これは個人的な感想だけど、臨月の身で知らない女の子を居候させることを決定できるの本当にすごいと思う。「もしかしたら店の手伝いしてくれるかも」くらいの打算も含んでいるとは思うけど、すごいよね。


ちなみにブログ主は「与えられるばかり」みたいなとても幼いキキ像を持っているようだけど、このパン屋に居候決定の序盤からキキは自分の部屋に電話を引こうとしたり生活用品を揃えて住まいを整えたりと自分でやるべきことはしっかりやってるんだよね。薪のオーブンのところでも「お母様の仕込みが良いのね」と褒められていたし、一通りの生き抜く術は身につけているはず。そんな風に仕事が出来る子に対して「与えられるばかりの存在」とレッテルを貼ってよいのかすごく気になる。おしゃぶりを届けたくらいでここまで心境が激変するわけもないし、やはり元から「与えられるばかりの存在」というのは明確に違うと言っていいと思う。


根拠はキキが何度も「魔女は13歳になったら独り立ちをするんです」と繰り返しているところ。つまりキキは13歳になった時点で「与えられるばかりではダメだ」ということがわかってないといけないはず。その覚悟を持っているから旅立ったわけで、意味もわからずあの言葉を何度も繰り返しているなら自分は「魔女の宅急便」という映画の評価を変えなくちゃいけない。めちゃくちゃ不気味だ。


あと野暮なツッコミをすると、ニシンのパイのおばあさんからの高額な対価は出発する寸前に発生していて、薪オーブンと電球の交換はキキの中で「サービス」だったんじゃねーのと思う。だからサービスにおばあさんは多額の謝礼を払って、サービスのつもりだったキキは「こんなに受け取れません」って言ったのだと思ってた。多額の謝礼が発生したから労働をしたとは思えなんだな。

 

Qキキは何故悲しいのでしょう。

→自分は一生懸命仕事をして、ずぶ濡れになってまでニシンのパイを届けたのに、冷たい態度を取られたから。

ここでキキはおかしいぞと思うのです。自分を犠牲にしてまで仕事をしたのに、対価(ありがとうという言葉や嬉しそうな笑顔)がもらえない。ギブアンドテイクの論理が破綻しています。こちらは与えたのに、何故向こうから何も返ってこないのか。キキの知っている処世術では乗り越えられない壁がまたここで出てきます。しかし、これもまた人の世ではよくある場面。相手を思った行動が必ずしも感謝されるとは限りません。恋愛などが顕著な例だと思います。キキはどうやってこの壁を乗り越えていくのでしょうか。

ブコメでもいくつかツッコミあった部分。ここまでのキキは他人に対してめちゃくちゃピュアであり、「真心は受け取るべきもの」という前提があった。おばあさんの真心を届けようとしたのにそれが拒否されて「落ち込んだ」と捉える方が自然だと思う。薪オーブンを使用したりしたところで、キキもおばあさんが孫に対して贈り物をしたい気持ちを追体験していたところもあって余計落ち込んでしまったのだろうと思う。「対価がもらえなくて落ち込んだ」って解釈もなくはないけど、対価なら十分おばあさんからもらってるはずで笑顔や挨拶を「対価」と見なしているとは思えない。むしろ「対価」以上の価値を「真心」に感じていたので孫の冷たい言葉にショックを受けたのではないかと思う。


ただ「贈り物が必ずしも喜ばれるとは限らない」というのはジジがぬいぐるみのフリをしているところから描写が始まっていて、甥っ子くんは誕生日プレゼントのぬいぐるみをそれほど気に入っている様子はなくてポイと床に投げ捨てている。キキはその現場を見ていなかったし「早くぬいぐるみを探さなきゃ」という一心だったのでお客の反応を見ている暇がなかったんだと思う。それが表面化したのがニシンのパイの件だったというだけの話かなと。

 

ウルスラの優しさ溢れる行動は、キキに対価を支払って欲しいから行っていることではありません。その後、町に帰ってきたキキは、おばあさんの家に赴いて、ケーキを貰います。このおばあさんの行動も見返りを求めない無性の愛によって行われるものです。これらの優しさに触れてキキは気づいたはずです。そうか。自分は今までたくさんの人からたくさんのものを与えてもらって今まで生きてきたんだ。自分からは何も与えてないのに。ウルスラ。おばあさん。おソノさんと主人。父。母。トンボ。そしてジジ。今度は自分が与える番だ。ギブアンドテイクを超える無償の愛を知ったキキは、飛行船に吊るされたトンボの元に急いで駆けつけます。もちろん見返りなど求めずに。

何度も書いたけど、キキが与えられるばかりの存在から宅配業を通してギブアンドテイクに固執してるという解釈は前提が違うと思うので最後の解釈もここまでズレて来るんだと思う。いや、無償の愛の前に目の前で知り合いが死にかけているんだから助けに行かなきゃならんでしょうよ。序盤のキキは「トンボを助けてもメリットがないから助けない」という選択肢をとるか、いや知らない男の子だとしても助けに行くでしょう。


飛行船のエピソードは無償の愛とかじゃなくて、キキにとっての「空を飛ぶ」というアイデンティティの確立だと個人的に思ってる。仕事で嫌な思いをして落ち込んで体調も崩した上にお母さんから貰ったホウキも壊してどん底なキキに「自分一人で空を飛べ」という強烈な動機づけをしたということだと解釈している。あと宮崎駿の性癖以上の何物でもないと思ってる。

 

Q会話ができるジジはキキにとってどのような存在だったでしょう。

→仕事のパートナー。いつもアドバイスをくれる存在。

キキはジジに仕事のアドバイスを求めていたのだろうか。それなら「与えられるばかりの存在」だった頃喋っていたジジは何をアドバイスしていたのか。何故こういう解釈になるかと言えば、ブログ主が「仕事のパートナーはアドバイスするべき」という考えを持っているからではないだろうか。キキはブログ主ではないのでもっと多面的に捉えることが必要ではないか。

 

Q会話ができなくなったジジはキキにとってどのような存在だったでしょう。

→側にいてくれるだけでいい存在。一生の友達。

魔法の力を取り戻し、再び空を飛べるようになったキキですが、最後のシーン、ジジはキキの肩に乗って「ニャー」と鳴くだけで、前のように言葉を話しません。言葉を話せないジジはキキに対してもうどんなサポートもできません。キキが仕事でピンチに陥っても、どんなに悲しいことがあっても言葉をかけてあげることはできません。ですが、キキにとってはそれでもいいのです。キキは、何かを与えてくれるジジだから一緒にいるのではなく、ジジのことがただ好きだから一緒にいるのです。何も与えてくれなくてもその存在が愛おしいのです。この作品はトンボとの恋愛話ではなく、ジジとの種を超えた、言葉を超えた友情を描いた作品だと私は思うのです。

この映画の主題は「少女の成長」であって、側面はあっても「猫との友情」では決してない。ましてやミスリードの「トンボとの恋愛」ですらない。そもそも映画の中の話だけならトンボと恋愛関係にあるとは言えないと思う。映画からわかるのはトンボはキキ個人というより全体的に「魔女子さん」という認識だし、キキは都会に来て初めて魔女としてのアイデンティティを認めてくれた人というイメージなんだけど。2人で自転車に乗って出かけるというのも距離が縮まったことを表してはいるけど「恋愛」にするのは早まっているとしか思えない。

 

確かにジジやトンボとの交流は魔女の宅急便という作品において大事な要素なんだけど、やはりメインは「少女の成長」とするのが一般的だしそれを抜きに物語を論じきるのはどうかと思う。ハンバーグランチを頼んでハンバーグについて語った後で「この店のコーヒーはおいしいけどサラダが1番好きです」みたいな締めはどうなんだろう。

 

何でこんなことになったのか考えたけど、それはブログ主が「この作品はこうあるべきだ」みたいな発想から読解をスタートさせてしまっているからだと思った。読解するべき細部を見ないで自分の中のストーリーに当てはめて物語解釈を作ってしまった。それって「元国語教師」としてはどうなんだろうと思ったし世の中の読解屋さんがこんな雑仕事してると思われたくないからこの記事書いた。読解は正解不正解に一喜一憂するんじゃなくて、物語の細部を分析することがキモだと思うんだけど、どうなんだろう。


野暮中の野暮案件

Q人間が成長するとは、具体的に何がどのようになることでしょうか。

知らん。何で「成長する」っていう抽象的な問いに具体的に答えなきゃならんのだ。せめて「アニメ映画魔女の宅急便という作品を通して」とかしなくちゃ答えらんないのに。

 

正解不正解はありません。自分なりの解を持った上でこれから読み進めていただきたいです

これ、本当に国語の教員のセリフかな? 例えば「魔女の宅急便を見て何故ジジは話さなくなったのか、あなたの考えを書きなさい」という設問なら全然問題ないわけなんだけど、これは問いを与える側が前述の通り抽象的な話を具体化しろと無茶ぶりをした挙句「正解は、ありません。あなたは明日から自分なりの答えです」と小須田部長の原田くんみたいな返しをしてくるんだから読んでる方は「なんなんだよ!」となるわけで。


あと全体的に言葉遣いなどから「本当に高校の現文教えてた?」という印象が強い。この調子でセンター対策とか出来たのだろうか。実際に授業を行ったのなら、視聴時間もあるし何コマくらい使ったのだろうとか、「悲しい気持ち」「大人の誰もが」「トンボとの恋愛」あたりから想定するのは小学校高学年か中学生向けの授業なのだけれど……高校と言ってもいろんな高校あるけど。ここから先は本気で野暮なので書かない。


以上、野暮終わり。寝る、おやすみ。

*1:原作では恋をして魔力が減るという話になっているみたいですが、ここの話はアニメ映画限定の話としておいてほしいです。

今書きたい記事の話

いろいろ書きたいことはあるけど、ちょっとバタバタしてるのでこれから書きたい記事の内容だけ先に書いておく。こうして公開しておけば後でしっかりまとめることができる気がする。

 

〇文章うまいねの増田の話

増田ブコメで「文章うまいね」とつく増田の特徴や巧妙な釣り増田とその解説、逆に文章が下手な増田の紹介や単に個人的に文章が素敵だなぁと思う増田紹介。増田紹介は今までのアワードの中からの総集編になると思う。

 

〇旧ドラ原理主義者が語る新ドラ

うちで踊ろうの一件と新恐竜の予告を見る度に過ぎる暗い気持ちを正直に2ページほど書きなぐるという問題作。一言で言えばゴールデンヘラクレスオオカブト。三言で言えば新ドラは誰のもの。率直に言えばくそくらえコノヤロウ。

 

逆転裁判というゲーム

6までやると言ったけどまだ6がプレイできていない。逆転裁判は好きだけど逆転検事大逆転裁判はまだ触れられていない。そんな中で「1~5」について語りたい。実写映画は黒歴史扱いされてるけどぶっちゃけ小日向さんを見るためだけでも見てもいいと思う。あの役を彼に振ったのは神の裁量だと思うという話から始めようかと思ってる。

 

ドリフターズのコントの話

ドリフのコントで「ラジオのど自慢」というのがあって、復員兵の加藤茶が戦争を思い出す歌を歌って途中で昔を思い出して歌えなくなるというものがある。そこで加藤茶が「長崎の鐘」を歌ったり仲本工事が「とんがり帽子」を歌ったりして「あっ今話題の古関裕而!」と連想したのでこの辺の文脈の共有とか個人的に大好きな「サウナ」は完全にノンバーバルなコントなのに高度にハイコンテクストなところとか「階段落ち」の話とかそういうのをダラダラ書きたい(願望)。

 

 

多分やるならこの順番で書いていくと思う。ここで書いてスッキリして書かないなんてパターンもあるかもわからんし、ちょっとバタバタしてるので期待しないでおいてください。でも何か書いておきたいんだよなぁ。おわり。

 

 

 

シュールでクスッと笑える増田30選

一連の自粛のための増田アワードをまとめててやりたくなったまとめです。これは完全に個人的な趣味のまとめになっているので万人受けしないのはわかっています。それでもクスッとなってくれたら幸いです。

 

選考基準

〇「不安になる」をつけたタグの中で2019年までのもので選者が特に好きなものを選出。

〇過去のアワードで笑えるネタ認定したものも含める。

〇かなりシュールで理解不能なものも多いが選者の好み100%なので気にしない。

〇例によって唐突な下ネタに弱い。

 

過去名作増田はこちらから

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いい話、元気になる増田はこちらから

nogreenplace.hateblo.jp

 

それではどうぞ。

 

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増田フリークの間で伝説になっている増田。これ単体だと何だかよくわからないのだけど、「夢の中で童貞喪失した」といって夢の内容を熱く語る増田への返信として一言つけられたトラバということで一部の層に大ヒットしたという経緯があり、とても一言では語り尽くせない。個人的に今でもレジェンド級の増田。

 

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包丁を持った増田はどうなってしまうの……?

 

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2017年の風俗より隣にいる存在がめちゃくちゃ気になる。

 

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わかんねぇよ。なんなんだよ。

※追記

シュールでクスッと笑える増田30選 - あのにますトライバル

むパシッは普通に百人一首(むは一次ぎまり札)/10万人のおばあちゃんとかいうSF短編集があった気がする、表紙もおばあちゃんだらけのやつ

2020/04/18 03:38

数年来のモヤモヤがスッキリしました!ありがとうございます!

 

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真面目に解釈すると「一線を超える危険性」とかいうことなんだろうけど、そんなこと気にならないくらい強い増田。

 

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はやまるな。

 

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このまとめの中でも屈指のシュール増田。

 

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世界選手権があるのか。

 

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一発ネタだけどかなり強い。

 

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個人的に大好き。何食べてたらこんな発想ができるのか。

 

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両親はどんな思いでそんな名前をつけたのだろう。

 

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かなりお気に入りな増田。「はと」なのかと思ったら違う。なんなんだ。

 

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逆に暑そう。

 

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雑すぎて心に残りすぎる。げっちゅー。

 

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フィギュアスケーターもできるんじゃない?

 

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「無能な赤ちゃん」のワードが本当に大好き。逆に有能な赤ちゃんってなんやねん。

 

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増田史に残るんじゃないかというよくわからない増田。バナナ。

 

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最近は車につける正月飾りも見ないね。

 

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これを見てググって「ふふっ」となるところまでワンセット。

 

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ただのミスタイプだとわかっているけど、3の倍数いるおばあちゃんにジワジワくる。

 

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マルコポーロの話は知らんがどう聞いても「ゾウッゾウッ」はないわ。

 

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でっていう

 

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生乾き臭を滅するマン、アタックZERO参上!

 

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チンパンジーが100匹乗っても大丈夫。

 

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中国なのか韓国なのか日本なのか。

 

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物語が加速する増田。

 

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今のご時世かなり意味合いが変わる増田。

 

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タイトルがズルい。なんなんだキンタマハンターって。シワがないとかキンタマの役割的にどうなんだ。光り輝いている時点で変だけどな。なんなんだキンタマハンターって。

 

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夏だからねぇ。

 

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一晩くらい頑張れよ。

 

まとめ

毎度「不安になる」まとめをやっていく中で「こういうまとめやってみたいな」と思っていたことをやり遂げた感じがします。長文でいいことが書いてある増田はそれなりに読まれていいね!がたくさんつくけど、こう言った増田はたくさん埋もれていくばかりだし、万人受けしないから書く方もモチベーションが上がらないしでどうすれば応援できるのか画策しているところです。

 

そうは言ってもキンタマハンターがホッテントリの一番上に来る世界もなんだなぁと思うのでやっぱりこのくらいの盛り上がりがちょうどいいと思う、うん。まとめたのは2019年までで2020年の増田はこれからまとめていくけど、この路線だと今のところ「全裸トランポリンウクレレ世界大会」というかなり強力なワードが出ているので今からまとめるのが楽しみです。

 

多分これで手持ちの増田まとめネタが尽きた気がするので次は2020年上半期増田アワードになる気がします。こんなご時世ですが、皆さんご自愛ください。終わります。

 

その他の増田アワードはこちらから

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あとで読んでおきたい増田40選

緊急事態宣言が出されてますます外出が難しくなり、悶々としている昨今ですが昔の増田でも読んで気分転換をしましょう。基本的に元気になりそうな増田を集めたので元気になってみてください。

 

選出基準

〇選者が「いい名前だ」タグをつけた2019年までの増田の中から気に入ったものをピックアップ。

〇なるべく元気が出そうな明るい話題のものを中心に選出。

〇増田という場所の特性と選者の性格から下ネタ、風俗ネタが頻出するのはご愛嬌。

 

前回の増田アワード

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前回の記事に入れ忘れた名作増田。お茶漬けが食べたくなる。

 

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タイトルからオチを想像するのが難しい増田。個人的に家系ラーメンちょっと苦手なのでそういう店では味薄め油少なめで注文してる。

 

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開放感溢れてるような増田。もはやライフハック

 

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増田史の中でも屈指の名作だと思われる。偽中国語の完成度が高く、真似できそうでなかなかできない。個人的に「心太」が好き。

 

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全然注目されてないけど好きな増田。タイトルから想像した内容とオチのギャップに苦しむがいい。

 

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殺伐とした増田に現れた心優しい増田に幸多からんことを。

 

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よかった~~~おめでとお~~~おしあわせに~~~!!!

 

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その意気だその意気だ。余談だけどSNSって自傷行為的な一面があると思う。

 

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こういう一期一会みたいな増田が好き。

 

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最初から最後まで光属性なので人によっては閲覧注意。

 

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ぬいぐるみはきっかけにすぎないんだけど、きっかけって大事だよなぁ。

 

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特に落ち込む感じもなく淡々と描かれているので安心して読めると思います。

 

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こういう五感を刺激してくる増田は大好きだ。

 

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改めて読むと「まずは濡らせ、な……ひぃぃ、マキロン!?」となる増田。

 

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風俗嬢とか関係なく、何だか泣けてくる増田。この増田は今元気だろうか。

 

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ホリエモンが……ホリエモンが……。

 

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他人の幸せを感じ取って一緒に幸せになれる人は幸いな人だと思う。増田にも幸多からんことを。

 

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凄く幸せそうなのにそことなくしんみりしているのは文体のせいなのか、なんなのか。とりあえず幸せなことには違いない。

 

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正直前回のまとめにこれを入れ忘れたのでもう一度アワードやってる感があるくらい好きな増田。外出自粛の今もう一度注目されないかな。

 

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ささやかな幸せなのか、めちゃくちゃ贅沢なのか。個人的にはこれは贅沢。素敵。

 

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こういう一発ネタに非常に弱い。個人的に最後の段落が「いかがでしたか?」って言ってるように見えて面白い。

 

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菊池俊輔のBGMが聞こえてくる。

 

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このタイトルでこの後の中身を想像するのはかなり至難の技かと思われる。増田の面白さがそこにある。

 

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※一線を超えている。

 

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やさしい世界。こんなにも世界は残酷で美しい。

 

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オチが唐突で突き放されたように感じるんだけど、個人的に好きなので選びました。ちょい覚悟して読んでください。

 

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今は「ヨシ!」というと現場猫が出てきてしまう。

 

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一発ネタ。かわいい。

 

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席を譲れる時はなるべく譲りたい。そんな気持ちになる。

 

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面倒くさがっているようでかなり丁寧に生活をしている。面倒くさがりはマメの裏返しだったりする。

 

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この増田じゃないけど鶴瓶さんが異様に気になり出す。

 

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最近流行ったオタ婚活増田の元ネタっぽい奴。こっちのが昔っぽい感覚。

 

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バスが時間通りに来なかったとき、一緒に待っていたおばちゃんから黒飴もらったの思い出した。

 

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一発ネタなんだけど「家計」にも持っていかれる。結構引力がある増田。

 

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タイトルだけで何やらドロドロしたものを想定するけど、本当に最後まで安心して読める良心的な増田。

 

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この増田自体もまあまあ面白いんだけど、1番最初のトラバが本当に大好き。ちなみにトラバ先の増田はこんな感じ。

 

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個人的に大好きな増田。チーズバーガーにスケベを感じることは無かったけど、この増田に出会ってから何となくスケベな気持ちをチーズバーガーに抱いてしまう。

 

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マジレスするとケンタウロスミノタウロスもオスしかいないのでは。

 

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時間がゆったり流れているような、でも着実に変化を伴っているような不思議な文章。ねこあつめ最近またやっているけどこの緩さがいい。

 

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最後にちょっと問題作。自嘲気味な自分語りと過度な下ネタを交互に挟んだミックスサンドみたいな文章なので閲覧注意。でもこれに曲をつけたら筋肉少女帯みたいになりそうだなぁとか思う。

 

まとめ

前回の増田まとめで元気を出してもらおうと思ったら思いの外しんみりした増田が多かったので今回はいい話や光属性、一発ネタを中心にまとめてみました。注目されるものされないもの、たくさんありますが個人的にこの手の「いい話」はあんまりブクマされない傾向にあります。

 

ブクマが多く集まり注目されるのはやはりよろしくない煽り文や露骨な釣り、安易なアンケートが多く、ホッテントリだけで増田を見ている人は淡々とした日常を感じることは難しいと思うのです。

 

だからこそ日常の何気ない増田を見つけると嬉しいし、それが伸びると更に嬉しい。「増田は悪口ばかりだ」というのも確かだけど、匿名だからこそ言えるほのぼのした話や何でもない話もある。そんなわけでこの作業が好きなのです。増田漁りで1番楽しい瞬間かな。

 

このご時世だし、多分またアワードやると思う。そんときはお付き合い下さい。おしまい。

 

その他の増田アワードはこちらから

nogreenplace.hateblo.jp

 

自分のことを自分事として書ける人はすごい

このブログは何となく書いてるけど、ほとんど自分の話がない。前の記事で辛うじて実家の話を少ししたくらいで、多分このブログを書いてる人の詳細な背景がわかる人はそんなにいないのではないかと思う。

 

もちろんわざとそう書いているからそうなっているのであって、意識しないで書いているわけではない。理由は主にふたつあって、ひとつは「読んだ人が自分事として読めるような文章にしたい」と目指した結果私事を極力配慮した文章になったということ。もうひとつは、単純に筆者の属性を晒すことでその属性に縛られた読み方をして欲しくないということ。やれケーケーオーだボンボンだ婚活こじらせ女子だ同人お気持ち腐女子だリベラルだ保守だオタクだフェミだのなんだの、まぁブログ読む時なんてそういう属性がめちゃくちゃ大事なんだけど、逆にそういうのが足枷になることもある。

 

なんて言うか、完全に「内容」だけでいろいろ勝負したいというところはある。それでも属性に勝つのはやはり難しい。「早めの避難を」と言うだけなら誰でも出来る。しかしこれを家を流された人が言うと途端に説得力が増す。「家を流された人のブログ」なんか展開されたらそれだけで説得力がヤバい。

 

とはいえ、自分の話を自分のこととして日記風に綴るブログもいいなぁとは思う。そこにあるのは虚構でも何でもなくて、紛れもなく純度の高い「自分」なんだもんなぁと思うと、そんなものをネットに上げられる精神力がすごいなぁと思う。

 

ひっくり返せば、自分のことを書かないのは自分のことを公表する度胸がないからとも言える。どんだけ叩かれても「これが俺だ!」と胸を張れる要素がないと自分のことを書き続けるのは難しいと思う。だからそれができている時点で精神力のレベルが高いと思う。毎日とはいかないけどコツコツ日記を書いている人は尊敬に値する。すごい。ぼくにはまねできない。

 

なんでこんなことを急に書き始めたかと言うと、増田がコロナとマスクだらけで何ともなんない感じになっているからだ。コロナ騒ぎでいろいろ退屈というのもある。あー水族館にでも行きたいけど、無理だなぁ。おしまい。