さよならドルバッキー

この世の裏を知ったドルバッキーは世を儚んだ。

理想のデートを成功させるために見せたい映画とは

以下の増田を読んで何かが降りてきた。

 

anond.hatelabo.jp

 

某日、某所。

 

「そういうわけで橋本環奈似の子とデートすることが決まりました」

「そう」

「そこで見る映画を教えて欲しいのですが」

「知らん、自分で調べろ」

「そんな、俺の貞操がかかっているのに」

「わかったわかった、それでどんな映画がいいんだ」

「映画館でやってるラブコメ映画と夜俺の家で見るホラー映画」

「バカじゃねえの」

「どこが」

「まず、女が全員ラブコメ映画が好きだと思っていたら大間違いだ」

「なんで?」

「当たり前だが、人によって好みというのは必ずあってその橋本環奈がラブコメよりアベンジャーズとかのが好きかもしれないだろ」

「そんな橋本環奈嫌だ」

「落ち着け。そもそもお前はそのラブコメとやらを見たいのか?」

「え?」

「何も考えてねえな。映画館で一緒に見る映画は2人とも楽しめる映画じゃないとダメだ」

「はあ」

「とりあえず『必ずラブコメ』という思い込みを捨てて、その場で彼女が見たいと言っている映画を見るんだ」

「そんなのラブコメに決まってんじゃん」

「はぁ……とりあえず2019年7月現在の劇場公開作品だと『きみ波』『アラジン』あたりが無難だ。時期がずれるなら『天気の子』か『トイスト4』もありだな」

「アニメばっかりじゃん、オタクって思われちゃう」

「バカ!実写の恋愛映画にはたまにガチの濃密なSEX描写があるんだぞ。橋本環奈は処女なんだろ?そんなもんたかだか数回会っただけの相手に見せていいのか?」

「うーん、うーん……」

「とにかく、映画館でその場で話し合って見たいのを決めろ」

「じゃあ、ホラー映画は……」

「橋本環奈はホラー苦手なんだって?じゃあ見せんな。有り得ないがおうちDVDしたいなら過去の『笑ってはいけない』か『アメトーク』でも借りてきておけ。個人的に『笑ってはいけない』は湯河原温泉が最強すぎて最近のはその年に流行った芸人大会だと思ってるけどな」

「そんなんロマンチックじゃない!なんでケツバットでエッチに突入しないといけないんだ!」

「はいはい……で、ホラーって言っても幅広いからどんなのをイメージしてんの?」

「例えば、『リング』とか」

 

リング [DVD]

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「はぁ……あのなあ、『リング』は何年前の映画だと思ってんだ?もう20年前だぞ!橋本環奈幼少のときの映画だぞ!」

「え、それの何がダメなのか……」

「まず実体験がないからビデオテープが何だかわからんだろうよ。32歳増田の子供の頃は当たり前だったけど、橋本環奈からしたらレコードみたいな存在のものを見て怖いかって言ったら、怖い前に『古い映画ですね』って感想しか出てこない。それならいっそ『この子の七つのお祝いに』見せたれや。冒頭からめっちゃ怖いから」

 

 

「そんなんムードでそうにないじゃん」

「じゃあ貞子繋がりで『貞子vs伽椰子』はどうだ。ちょっと怖いけどコメディ要素もあって盛り上がるぞ」

 

貞子vs伽椰子

貞子vs伽椰子

 

 

「コメディじゃ嫌だよお」

「面倒くさいな、じゃあ同じ監督繋がりで『ノロイ』はどうだ?これはとあるブログの管理人が『Jホラーで一番怖い』と言っていた定評のある映画だ」

 

 

「えー、なんか違う……」

「じゃあどういうのがいいんだよ!」

「だから!橋本環奈がきゃーってなる奴だって」

「わかったよ、じゃあモンスター系ならどうだ?『アナコンダ』とか」

 

アナコンダ Blu-ray
 

 

「なんか暑苦しそう」

「じゃあ『ミスト』とかどうだ?なかなかスリル満点の映画だぞ」

 

ミスト (字幕版)

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「それは見たことある!俺をはめようったってそうはいかん!」

「ちっ……じゃあ女子の一定数に必ずウケるティム・バートンはどうだ? 『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』の監督だぞ」

 

 

「アニメはオタクっぽいってば」

「お前食わず嫌いしてんな……『スウィーニー・トッド』なんて結構ドキドキできる系だと思うんだけどな。ホラーとは違うが、デートで見るなら『シザーハンズ』一択だけどな」

 

 

シザーハンズ (字幕版)
 

 

「それだと俺に抱きつかないだろ!」

「だからどうすれば抱きつくんだよ!」

「例えば、森の中で迷子になって怪物が襲ってくるとか……」

「それならシャマラン監督の『ヴィレッジ』がいいぞ」

 

ヴィレッジ [DVD]

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「でも『シックス・センス』の人でしょう、なんかオチが読めるんだよねー」

 

 

「うるさいな……じゃあ森の中で迷子になって、助けてくれた人がいると思ったらとんでもない奴だったとかそういう映画は?」

「それいい!採用!なんて映画?」

「『変態村』」

 

変態村 [Blu-ray]

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「タイトルで却下!」

「じゃあ迷子になって、助けてくれた人がいると思ったらとんでもない奴だった第2弾」

「タイトルは?」

「『ムカデ人間』」

 

ムカデ人間 (字幕版)

ムカデ人間 (字幕版)

 

 

「間抜けなタイトルだな。本当に怖いの?」

「ホラー映画ファンの間でも評判だよ」

「じゃあそれにする」

「そうか、じゃあDVDBOXで全巻持ってるから1枚貸してやるよ」

 

 

「レンタル代浮く~サンキュ!」

「ちなみに2が一番怖くて、3はちょっとコメディ要素あるけどどうする?」

 

ムカデ人間2(字幕版)

ムカデ人間2(字幕版)

 

 

ムカデ人間3

ムカデ人間3

 

 

「一番怖いの! 2を借りてくよ!」

「それじゃあ2のディスクを持ってくるから待ってな………」

 

(ほくほくと帰る)

 

「あいつ、絶対『森の中でムカデのモンスターに襲われる』みたいな話だと思ってるだろ……この映画を自分で事前にひとりで確認できれば、まぁデートは問題ないだろうな」

 

(彼のデートの結果は誰も知らない)

 

 

 

※ホラー苦手な人にホラー映画見せるのは絶対やめましょう。本当に苦手な人は「きゃー怖い」という反応なんか絶対しません。泣いて逃げて映画によっては吐きます。少なくとも自分が好きで見たい映画を見せるのが誠実だと思います。妄想上の理想のデートとはいえ、ここは見過ごせないと思うのです。はい。