さよならドルバッキー

この世の裏を知ったドルバッキーは世を儚んだ。

増田の概念が溶けていく

 お正月も終わって成人式にセンター試験という時期です。おもちおいしいです。ふとります。

 

 さて、年末から吹き上がっているガキ使問題について「元々の笑ってはいけないから随分とコンセプト変わってきたよなあ」と思っていることを書こうと思っていたけれど、増田の意味がどうも変容してるんじゃないかという事案にぶち当たったのでまとめておきます。以下、この文章は「増田の誤用」を叩くものではなく「はてな匿名ダイアリー」という場所がまたひとつ変化をしたという記録だと思ってください。

 

はてな匿名ダイアリー(増田)とは何か

 その前に前提知識を。

・はてな匿名ダイアリー

「名前を隠して楽しく日記」がウリの、匿名で日記が書けるサービス。アノニマスダイアリー→アノニマスダ→アノニ増田→増田ということで通称は「増田」。そしてこういうことを書くとブコメに必ず「増田ってそういう意味だったんですね」みたいなことを書く奴が現れやすい。

・はてなブログ

株式会社はてなが運営するブログサービス。お洒落なデザインや検索に強いなどの特徴があり、他サービスに比べてかなりアクの強い仕様となっている。

・はてなダイアリー

株式会社はてなが運営していたブログサービス。最近新規開設ができなくなったことで話題になった。

・増田の誤用

数年前からブックマークコメント欄で明らかにはてな匿名ダイアリーを対象としていないのに「増田」という言葉を使う事案を観測している。どうも誤用の背景には「増田」という言葉と「はてな匿名ダイアリー」が結びつきにくいため、勝手に誤用している人の中で「何やら書いている人」「おまいら」くらいの意味で使っている可能性が高いです。

 

 以上を踏まえて、増田の誤用に興味のある人はどうぞ。

 

はてな「匿名」ダイアリーが匿名でなくなる?

 実は数日前から「はてな匿名ダイアリー」を「はてなダイアリー」「はてなブログ」と呼称する案件が立て続けに発生している。観測範囲で初めて出会ったのはこの増田。

  

anond.hatelabo.jp

 

 ブコメにも書いた通り、この増田の1行目を見て「まさかどっかのはてなブログのコピペでもしたのか」と思って軽くググッたのだけど、そういうわけではなさそうだった。それに自身のブログなのに「変な書き方になったらごめん」というのも不自然なので、やはりこの増田を書いた本人が「はてな匿名ダイアリー」を「はてなブログ」と認識して書き込んでしまったのだろうということだろう。

 

 このくらいだったら「誤字かな?」くらいだったのだけれど、そのすぐ後にこんなツイートを見つけた。

 

 

 リンク先の増田はそこそこブクマが集まっていた模様。

 

anond.hatelabo.jp

 

 ただ、この増田で非常に気になる点が最後のほうに出てきて、

 

その辺は前に書いたブログでも読んでほしい(宣伝)

 

 そしてリンク先に飛ぶとやはりそこそこブクマを集める増田が。

 

anond.hatelabo.jp

 

 この事例で気になることが3点あって、「増田をはてブロと呼称したこと」「以前に書いた増田を『ブログ』と呼称したこと」と、一番気になったのがTwitterで筆者であることを明かして拡散させる」というところです。ただこの筆者の場合「匿名性の意味とは」と言及しているので「増田=匿名」の法則は知っていてやっているのでまだよいのかなぁという感じです。

 

増田でやらずにTwitterでやる

 さて、この一連の流れの決定打がそこそこバズったこちらの増田。

 

anond.hatelabo.jp

 

 これ、内容としては「いかにも増田らしい増田」なんだけど、この増田のバズり方がかなり異質なので記録として残しておきたいと思う。あとこの増田に「文章長い」というツッコミが多かったのでそこを補足しておくと、「医学部辛いから舐めんな」という内容ならば具体的に「どこのどういう部分が辛いのか」というところを書かないとさっぱり説得力がない。ただ自身の精神論が展開されるだけで説得力がないので突っ込まれる。そういうところだと思う。何かを訴える文章を書くときは具体例を必ず適切なものに設定して盛り込むことが重要だね。

 

 ただ、この増田が他のバズった増田と違う点はそのバズの成り立ち。実はこの増田をはじめてブクマしたのは自分だけど増田を全部読みこんでいて見つけたわけじゃなくて、Twitter上で「#拡散希望」されてるのを見つけて飛んでったというなかなか珍しい状況でした。余談になるけど、Twitterで「anond」で検索を書けると今バズってる増田の他に過去の増田に対してあーだこーだ言ってる奴とかはてなアカウントない人のカジュアルな意見とか見られるので非常に面白いです。

 

 

 これだけなら「増田にセルクマと何が違うんだ」になるのですが、この方のこの後の動向が今まであまり見受けられないものだったので非常に心に残りました。

 

かなし医(ギムザ) (@m_giemsa) | Twitter

 

 どうもツイートしているところから見ると「Twitterアカウントをとる」→「増田を書く」→「拡散希望ツイート」→「Twitter上で律儀にリプライ&言及をRT」と最初から増田に書く意味がわからない行動をとっているのです。「それ、自分のブログサービス作ってやっちゃダメなの?」というところで違和感MAXなわけです。

 

 この手のことを増田でやることのデメリットは、匿名ブログサービスであるため自身の証明が出来ないということです。大変悪質なことを考えてしまうと「誰かの書いた増田を見て『これは自分のことを言っているに違いない!』と思い込んで誰かの増田を乗っ取る形で現れた」なんて見方もできなくはない。現にこの増田の行為自体に言及しているトラバもある。

 

anond.hatelabo.jp

 

 この一連の行動で不審な点をいくつか挙げるとこんなところです。

 

・この増田を書きたくてTwitterアカウント(&はてなも?)を取得したらしい

 初めてのツイートの次が拡散希望ツイートで、時間がちょうど半日と何だかリアルな時間である。

・増田に書いたことを報告するツイートで拡散希望

 この辺は「匿名」の意味の拡大が招いていることだと思うけど、増田の最大の特徴は記事自体に識別できるヒモがついていないことなのにその良さを殺しているのが気になるところ。適当なブログサービスで十分なのであるが。増田の呼称を知っているのに何故増田でやったんだろう?

Twitter上の感想には律儀にリプライ&RT&いいね

 基本的に「お読みいただきありがとうございます」「文章が下手ですみません」というリプライやRTを大量にしている。しかしその内容も肝心の「医学部辛い舐めんな」っていう話にしてはすごーくふんわりしているというかなんというか……。

しかし肝心の増田に追記はない

 すごく不安になるんだけど、この人トラバやブコメ欄を知らないのでは……? こんだけ反響があってTwitterでひも付きの発言になっているのに追記がないのはかなり不自然。でも「増田」っていう呼称は知ってるんだよなぁ……?

 

 この辺のことから導き出せることは、「この人にとって最初から増田は匿名ダイアリーではなくただの文章置き場でしかなかった」ということらしい。つまり「増田に書いてトラバやブコメの意見を聞く」ということをこの人は全部Twitterで済ませていて、増田という場所を生かせていない。個人的に「Twitterで返信しているのにトラバやブコメには返信しないの……?」というのがかなり不安になる。

 

 また、この人のTLにこの増田を指して「はてなダイアリー」という記述も見かけて、なんかもう好き勝手呼んでくれよという思いであります。

  

増田が匿名でなくなるとき

 実はこういった「増田が匿名でなくなるとき」というのはたまに起こっている。一番顕著な例はやはり「保育園落ちた」の人のTwitterアカウント開設だろうか。この人今現在も待機児童問題についてツイートしていて、一過性のことで済まそうとしていないのが好印象。

 

保育園落ちた人 (@hoikuenochita) | Twitter

 

 後はこんな形でバズった増田を「あれ自分書いたんです」と名乗り出た例も。創作増田の種明かしはやっぱり叩かれるよね……。

 

note.mu

 

blog.edunote.jp

 

 他にも「100字(ブックマークコメントの限界文字数)では言いきれないけどブログやってないから単発で増田へ」なんていう記事もあったり、何故か自分のブログの文章をコピペして「増田ならバズるはずだ」みたいなケースがあったりと、こういった「あの時の増田です」ということ自体は珍しいことではない。ちなみにここでは「すいすいすいようび」「京都のゴミ大学」「ゲーム日記」など文体だけで個体を識別できるような増田は扱いません。

 

まとめ

 今までの種明かし増田と今回紹介した事例の違うところをまとめると以下の通りです。

・今までの種明かし増田

 最初は匿名が前提であったにも関わらず、思わぬ反響にびっくりして名乗り出るパターンだったり、最初から書き捨て前提で名乗って記事を書いていた。

・今回観測した増田

 はてな匿名ダイアリーの最大の要素である「匿名」を飛ばして匿名であることをよく理解していなかったり、「匿名」のことはわかっていても最初から特定のアカウントにひも付けるなど匿名であることの良さをわざわざ殺している。

 

 以上のことから考えられるのが、はてな匿名ダイアリーは既にかなり外に向いているサービスなのではないか」というところです。「保育園落ちた」の頃から薄々は思っていたけれど、それでもまだ「半年ROMれ」の精神がどこかにあったのが増田だと思っていた。ところが年明け以降こういったことが立て続けに見られたということは、いよいよ増田も何らかのステマなどの何らかの勢力が押し寄せてくる可能性が出てきたということです。

 

 つまりですね、いつまでもはてラボ扱いではなく正式サービスにしたっていいんじゃないかとかまた出てきたスパムを何とかしてくれとか京都のゴミ大学にマジレスするブクマが増えたとかすいすいすいようびに意味不明と投げかけるトラバがあるとかそういうこともあるし、何が言いたいかわからなくなってきたけど「増田」という場所がまた変わっていくのだろうなぁということです。そのうち「増田警察です」なんていうのも出てくるかもしれない。恐ろしい恐ろしい。

 

おまけ

 名乗り増田か何なのかわからないけど、名乗り系の増田ではかなり不安度が高いのでこちらで紹介しておきます。詳細はブコメに書いてある通りです。閲覧は自己責任でお願いします。

 

文章を読むのが苦手な人はとりあえずブログでも書いてみてはどうでしょう?

前からいるコピペ野郎(自演かは不明)。これだけ文章下手な奴に何を相談したり習ったりするというのだね……? http://www.inoue311.com/read-a-sentence

2017/11/20 08:32