さよならドルバッキー

この世の裏を知ったドルバッキーは世を儚んだ。

そうだ僕には足がなかった~短歌の目二期・8月の巻~

 夏が終わるけど短歌。

 

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tankanome.hateblo.jp

1. 流

「さよならさ」だからバイバイ流れ星 明日の朝には電車も見えない

 

2. 囃

 お囃子がスピーカーから聞こえてる近所の小さな児童公園

 

3. フラット

 凪いでいる海を見つめる感情が昨日に比べてこんなにフラット

 

4. 西瓜

 縁側の下に落ちてる夕焼けを探して見つけた西瓜の芽ひとつ

 

5. こめかみ

 湿らせたタオルを掴んでこめかみに当てて聞いてた準々決勝

 

テーマ「怪談短歌」

 宵闇が迫る時間のブランコが勝手に揺れたらおいらの時間

 

 廃屋に散らばる破片を踏みしめてそうだ僕には足がなかった

 

 病院と呼ばれた施設にべたべたと「助けて助けて助けて助けて」

 

 浴槽の蓋の裏は丁寧に洗うもんだと婆ちゃんが言う

 

 交番の陰から覗く手や足や長い髪を見てはいけない