さよならドルバッキー

この世の裏を知ったドルバッキーは世を儚んだ。

曇天彩るみぞれの訪れ~短歌の目二期・11月の巻~

  知らないうちに短歌。

 

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tankanome.hateblo.jp

 

1. 本

 コロンビア夢見る高層ビルの中六本木ヒルズの灯りは眩しい

 

2. 手袋

 落し物入れの中で震えてる真っ赤な手袋 次の日にはない


3. みぞれ*1

 空寒み 花の便りを待ち望む曇天彩るみぞれの訪れ


4. 狐

 親指と人差し指と薬指繋ぎ合わせて「あっキツネさん!」

 

5. メリークリスマス

 トナカイのネジを回して君が言う「メリークリスマスには帰っておいで」

 

テーマ詠「酒」

 冷え切ったままでいいけど温めでも構わないのよ 飲みやすいから

 

 目の前のグラスの色が朱色でも緑色でも中身は同じ

 

 透き通るものしか中に受け付けない切子細工のような愛憎

 

 リキュールを少し凍らせシェイクして 隠し味には涙を少々

 

 いたわさに鶏のから揚げ軟骨とチーズにウィンナー、そして枝豆

 

*1:本歌取り「空寒み花にまがえて降る雪に少し春ある心地こそすれ」