知らないうちに短歌。
1. 本
コロンビア夢見る高層ビルの中六本木ヒルズの灯りは眩しい
2. 手袋
落し物入れの中で震えてる真っ赤な手袋 次の日にはない
3. みぞれ*1
空寒み 花の便りを待ち望む曇天彩るみぞれの訪れ
4. 狐
親指と人差し指と薬指繋ぎ合わせて「あっキツネさん!」
5. メリークリスマス
トナカイのネジを回して君が言う「メリークリスマスには帰っておいで」
テーマ詠「酒」
冷え切ったままでいいけど温めでも構わないのよ 飲みやすいから
目の前のグラスの色が朱色でも緑色でも中身は同じ
透き通るものしか中に受け付けない切子細工のような愛憎
リキュールを少し凍らせシェイクして 隠し味には涙を少々
いたわさに鶏のから揚げ軟骨とチーズにウィンナー、そして枝豆