さよならドルバッキー

この世の裏を知ったドルバッキーは世を儚んだ。

レールについての雑感

 レールから外れたい、みたいな感じのアレがああしている昨今ですがこんにちは。よくわからん集団心理からドロップアウトをしたことを誇っているようではどうにもならないと思うのですが、あの決意表明から感じたことをちょっとだけ。

 

 どうしても「中退して起業」というキャッチーなチャッカマンに注目しがちなんだけど、読んでみて非常に怖いと思ったのが「何も考えずに18年生きてきた」っていうところなんだよね。その中身はいろいろ書いてあるんだけど、単に「経験の絶対的不足」じゃあないのかなぁと思うのです。そしてそういう予備軍はその辺にたくさんいる。

 

 経験不足、っていうのは成人までに経験しておくようなことをスルーしてきてしまったということです。例えば親と喧嘩をしておくとか、失恋しておくとか、何か目標に向かって努力して報われたとか失敗したとか、皆で団結して何かを成し遂げたとかそういう「人間が社会で生きていくためのイベント」を自分事として捉えてきたかっていうことがないと、自分と出来事に対しての距離感がつかめなくなる可能性があるなぁと思うのです。

 

 レールの上を歩いてきた、というのは単に「何も考えずに生きてきた」ということで、それから脱却したいと言うのは古くから言われてきた「中二病」のような感覚だと思うのです。そこから思うのが、こうなったのは彼一人の責任ではないよなぁと言うところです。もちろん彼をカモにしている連中が悪いのは当然として、こんなものに引っかかるような彼にしてしまった周囲は一体何をしていたんだろうか。そんなことを考えながら読みました。おそらく彼に対して何かしらの働きかけはあったんだろうなぁと思うんだけれど、それを「何も考えずに生きてきた」なんて表現してしまうんだもの。全部他人事だと思っていたんだろうなぁ。これから自分のことを自分で考えて生きて行ってほしいなあと思った次第です。おわり。

 

 

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