祭囃子が聞こえてくる。縁を求めて縁日を行きかうために。
赤青黄 シロップこぼした夜の海をひとりじめする二百五十円
階段の上で待ってる鼻緒から覗く素足に咲く絆創膏
手の平の中で踊れ よんよんと上下に回る水の惑星
水槽の外の世界や朝日すら知らないぼくらカラーひよこ
白い手を何千本もかき分けてやっと見つけた黄色いミサンガ
「目印になるからつけて」と渡されたひやりと重い蛍光腕輪
帰り道 何かあるような期待して何もなかった百日紅の前
祭囃子が聞こえてくる。縁を求めて縁日を行きかうために。
赤青黄 シロップこぼした夜の海をひとりじめする二百五十円
階段の上で待ってる鼻緒から覗く素足に咲く絆創膏
手の平の中で踊れ よんよんと上下に回る水の惑星
水槽の外の世界や朝日すら知らないぼくらカラーひよこ
白い手を何千本もかき分けてやっと見つけた黄色いミサンガ
「目印になるからつけて」と渡されたひやりと重い蛍光腕輪
帰り道 何かあるような期待して何もなかった百日紅の前