あのにますトライバル

君の気持ちは君の中でだけ育てていけ。

お祭り野郎の箇条書き的反省

 どいつもこいつも浴衣でイチャイチャしやがって。

 

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〇今月の振り返りで驚くのは、ストーリーの類似性だろう。なんでみんな縁日で浴衣を着て好きな人とあーいちゃいちゃなるかならないかどきまぎまどまぎして魔女化してんの? って感じです。適当なアイキャッチのせいだったかなぁ。もっと「架空の祭り」を想定した何かとか「祀り」をテーマにした何かが来ると思ったので、誰が悪いって、きっとジッタリンジンが悪い。ぜんぶ線香花火マッチをつけていろんなことを話したせいだ。畜生。ジッタリンジン好きだよ。何が悪いってんだ。

 

〇それから去年も何かで書いた気がするんだけど、現代の「祭り=縁日」の構図はかなり大きい。本来の「祭り」っていうのは「ハレの日」であって、収穫祭や正月の非日常を表すものだった。だから異界の扉が開きやすくて「異界のもの」がこっちに来やすいなんていう性質もある。『魔方陣グルグル』にもそんな話があった気がする。「非日常」を「日常の延長」にしてしまったのはやはり安定した生活と危機感のない平和な環境かもしれない。でも、盆踊りで大音量の「ありのままの」を流したうちの近くの盆踊りは許さない。真夏に「少しも寒くないわ」って一体どういう了見なんだ。

 

〇そんなわけで今回本当は「雪まつり」をテーマに東北の架空の村を舞台に「架空の雪まつりが行われるようになったわけ」を民俗学を研究している兄ちゃんが現地の子供たちにかまくらの中で語って聴かせると言う夏がどこかに行ってしまった作品にするつもりだったのですが、これが書けない。だいたいの設定はできているのに全く書けない。ぜーぜーと10行書いて、「これは今書くなと言うことだ」という天啓をもらったので設定を全部ボツにした結果の七転八倒で今回の話は出来上がりました。いやぁ本当にのたうちました。「できない縁日を極力ださないで夏祭り!おぎゃあああ」と深夜にゴロゴロしていたら「うるさい」と怒られました。そして翌朝すっごく心配されました。そんなメイキングがあの作品の背景にあると思うとまた背筋が寒くなりますね。もうすぐ秋だって言うのに。

 

〇次回で1周年です。正直こんなに続くと思っていませんでした。体力の続く限り続けていく所存です。ではでは。