さよならドルバッキー

この世の裏を知ったドルバッキーは世を儚んだ。

はてな題詠「短歌の目」 5月の巻

 恒例の短歌記事です。気軽に楽しんでいってください。今回は勝手に裏テーマとして「迷子」というイメージを織り交ぜております。みんなで行こう夢のネバーランド

 

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tankanome.hateblo.jp

 

 

1. うぐいす

 

 宵闇に紛れて彷徨ううぐいすの旅立ち どこにも行けない


2. 窓

 

 背伸びして背中のリボンを気にかけて窓に挟んだあの子 何処に

 

3. 並ぶ

 

 並ぶ傷 三軒隣のケンちゃんと背比べして勝ったあの頃

 

4. 水

 

 砂糖水 ソーダにラムネと並べてもしょっぱい水には甘さが足りない

 

5. 海

 

 「知っていた?いのちは海から来たんだよ」「それじゃあそのうち帰らないとね」

 

6. かめ

 

 竜宮に案内しますと数千年 帰らぬかめを待つ人もなし

 

7. 発情

 

 どこへでもイケルと思って交わって それは気のせい ただの発情

 

8. こい

 

 逢いたくて滝の上を目指します あなたがこいと泣いているから

 

9. 茜さす

 

 茜さす 昼間の匂いを追いかけて迷い込んだら夕暮れの街

 

10. 虹

 

 虹色の水たまりを踏みつける 錆びの匂いが僕らのふるさと