あのにますトライバル

君の気持ちは君の中でだけ育てていけ。

清く正しく美しい吉野家のコピペ

 みなさん、『吉野家コピペ』って知っていますか? もう10年以上も前に流行った怪文書です。昔の罵り合いの絶えない気持ち悪いインターネットの世界で流行っただけあるので、非常に乱暴な文章で見るに堪えません。そこで冷静なツッコミを入れることで、このコピペのひどさを皆さんに実感してもらいたいと思います。

 

昨日、近所の吉野家行ったんです。吉野家

 

 まずわざわざ吉野家に行ったことを報告する必要なんてないと思うんです。牛丼を食べに行ったことより、もっと価値のある情報がたくさんあるはずです。

 

そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで座れないんです。
で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、150円引き、とか書いてあるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、150円引き如きで普段来てない吉野家に来てんじゃねーよ、ボケが。 
150円だよ、150円。 

 

 この文章の筆者はたまたま席が満員だっただけなのに、どうしてこんなにイライラしているのでしょう。睡眠とカルシウムが足りていないのではないでしょうか。それに客の様子を見て「普段来てない」なんて勝手に想像して「アホ」「馬鹿」などと心の中で叩いています。こうやって無自覚にレッテルを貼ることで優越感に浸りたいのだと思われます。

 

なんか親子連れとかもいるし。一家4人で吉野家か。おめでてーな。
よーしパパ特盛頼んじゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、150円やるからその席空けろと。

 

 親子連れが吉野家で食事していたからなんだと言うのでしょうか。ひどい偏見と差別に満ちた文章です。他人の家族の事情に口を出すべきではありませんし、また何でも金で解決しようと言う魂胆も筆者の意地汚さが表れています。

吉野家ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
Uの字テーブルの向かいに座った奴といつ喧嘩が始まってもおかしくない、
刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。女子供は、すっこんでろ。

 

 勝手に自分の理想を押し付けています。しかも、その理想はひどく乱暴で和やかな家族の団欒を奪う暴力的なものです。これでは少子化も仕方ありませんね。「女子供はすっこんでろ」というのも立派な女性差別です。吉野家は男性だけのものといつ決められたのでしょうか。また、「女子供」という言葉からは「女性は子供のように弱い存在である」というひどい差別を感じます。

 

で、やっと座れたかと思ったら、隣の奴が、大盛つゆだくで、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、つゆだくなんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、つゆだくで、だ。
お前は本当につゆだくを食いたいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい
お前、つゆだくって言いたいだけちゃうんかと。

 

 なんでそんなに他人の注文にまでケチをつけなければいけないのでしょうか。これは筆者が自分の理想を周囲に押し付けている結果であると推察できます。隣の人が何を食べていたっていいではないですか。「つゆだくって言いたいだけ」のどこが悪いのでしょうか。論理的に説明できなければこれはただの筆者のワガママです。

 

吉野家通の俺から言わせてもらえば今、吉野家通の間での最新流行はやっぱり、
ねぎだく、これだね。
大盛りねぎだくギョク。これが通の頼み方。
ねぎだくってのはねぎが多めに入ってる。そん代わり肉が少なめ。これ。
で、それに大盛りギョク(玉子)。これ最強。

 

 他人のことを散々批判しておいて、最後に結局「自分の方が通である」と周囲を見下しているだけです。それに他人と違うものを注文したくらいで通であると思っている筆者は浅はかです。本当の通は他人など気にしないものだと思います。

 

しかしこれを頼むと次から店員にマークされるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前らド素人は、牛鮭定食でも食ってなさいってこった。

 

 吉野家に玄人も素人もないと思います。ただの牛丼チェーン店に何を求めているのでしょう。こんなことでしか威張ることのできない筆者は、おそらく弱いものを見下してストレスを解消するような恐ろしい思考回路なのでしょう。

 

 

 まとめると、こんなにひどい文章なのに大絶賛されていた時期が確かにあったというのが如何に日本が民度の低い国であったのかと言うことが証明されたわけです。もし今の時代にこのような文章がブログで公開されたら、炎上は間違いないでしょう。このように意識の低い文章を垂れ流しているインターネットはまだまだ差別と暴力が絶えない空間です。こんな書き込みを見かけたら、不快であると抗議し続けることが差別をなくす第一の方法であると考えます。

 

 

 最後に、このひどい文章を現代風に直してみました。こうやってポジティブな文章が広がっていくのは、とても良いことだと思います。発信するときは悪口を使わずに相手の良いところを発見して褒めることが大事ですね。

 

150円引きで考える「損して得とれ」の効果とは?

 こんにちは、お得なことを考えるブロガーです!

 

 みなさんは吉野家に行きますか? 僕は健康を考えてあまり行かないのですが、ついつい料理をするのが面倒くさい時に利用してしまいます(;^_^)

 

 実は昨日も吉野家に行ってしまいました。いつもはそこそこお客さんがいるくらいなのですが、昨日は満席で座れなかったんです。よく見ると垂れ幕が下がってて「150円引き」って書いてあるんです。

 

 なるほど、150円引きをすることで牛丼一杯の利益は下がるけれど、その分お客さんがたくさん入って経済効果が上がりますね。これこそまさに「損して得とれ」のことわざ通りです!!

 

 それに、普段吉野家を利用しない層まで値引きをすることでアピールができたようです。僕が行ったときは「よーしパパ特盛頼んじゃうぞー」と家族だんらんをしている姿もあって、ほっこりできました。僕も暖かい家庭が欲しくなりました。牛丼も温かい家庭も提供してくれた吉野家に「感謝」です。

 

 食事をするときは暖かい気持ちになるのは当たり前です。僕のために殺された牛やお米を作っている農家、牛丼を作ってくれた人すべてに感謝の気持ちを持って食事をしないとバチが当たりそうです。ただ、吉野家は成人男性向けのメニューが多いので女性向けにヘルシーなメニューを提供したり、子供連れも安心して来れるようにカウンターを減らすなど工夫をするといいかもしれません。

 

 やっと席に座れたので、今日は僕のオススメする通好みのメニューを紹介するね。つゆだくがブームだけど、つゆだくの先を行くオススメはこちら!

 

・ねぎだく(たまねぎをたっぷりにしてもらうかわり肉が少ない)

・ギョク(卵のこと。業界用語っぽい!)

・もちろん大盛り

 

(この辺に牛丼の画像)

 

 これは僕のオススメだから他の店舗では実施してないかもしれないけれど、とってもおいしいから試してほしい。もちろん大盛りがこだわるポイントだからね!

 

 でも普通に吉野家に行って注文するのが怖い……みたいな雰囲気あるよね。そういうときは牛鮭定食とかお腹いっぱいになるし、簡単に頼めるからちょうどいいと思うんだ。たまには吉野家みたいなお店でご飯を食べることも悪くないね。でも食べ過ぎ注意!健康には気を付けよう!

 

 ここまで読んでくださってありがとうございました。

 

 

 

※参考文献:吉野家コピペとは - はてなキーワード