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さよならドルバッキー

この世の裏を知ったドルバッキーは世を儚んだ。

「ラッスンゴレライ」と「電波ソング」

作品解釈

 8.6秒バズーカの「ラッスンゴレライ」が何故ウケるのかという議論が各地で巻き起こっている。いわゆるリズム芸のひとつの到達点として見るパターン、心地よいリズムに惹かれているという説、シュール芸の一種である、などなどいろいろあるけれどどうにも自分の中でしっくり来なかった。

 


【公式】8.6秒バズーカー『ラッスンゴレライ』 - YouTube

 

 確かにラッスンゴレライはなんとなく最後まで見てしまうし、耳にも残る。でもビートたけしが言うように「お笑いとして面白くない」というのもわかる。自分がラッスンゴレライを最後まで見てしまうのは8.6秒バズーカのネタが面白いからでないし、正直そういう意味ではクスリともしない。でも見ちゃう。何故なのか。

 


完コピ!オリラジが「ラッスンゴレライ」をやってみた !8.6秒バズーカーも驚愕!「日本女子博覧会 ...

 

 その前にオリエンタルラジオの話をちょっとだけ。あるあるとリズムネタを融合させた「武勇伝」でヒットしたオリエンタルラジオが「ラッスンゴレライ」をするというのは面白い。元々「武勇伝」のリズムネタとチャラ男キャラ藤森の「君かわうぃーねー」系のネタを悪魔融合させて更に何だかよくわからないものが加わって発酵した結果生まれたのが「ラッスンゴレライ」だと思っている。「ラッスンゴレライ」を語る上でオリエンタルラジオは欠かせない存在なんだろうと思う。

 

 オリエンタルラジオがブレイクしていた当時のインタビューか何かで「武勇伝を一回やると汗だくになって激しく体力を消耗する」みたいなことを言っていたのが印象に残っていて、あの「武勇伝」はリズムやあるあるネタもそうなんだけど実は茶番パートやパントマイムパートなどかなり身体を作っていないとできないっていうのがわかって、それから何だかオリエンタルラジオが好きになりました。天狗だろうが落ち目だろうが、あの「武勇伝」のキレを作るのに身体から作って努力したのはすごいなぁと思うのです。「ラッスンゴレライ」がキレッキレなのも、その辺の蓄積があるからだろうなぁと感心しました。

 

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 そういえば「武勇伝」の「意味はないけれどムシャクシャしたから~」のあたり「ラッスンゴレライ」の「意味わからんから~」に繋がっている気がする。気がするだけ。

 

 で、「ラッスンゴレライ」に戻ると「ラッスンゴレライ」の面白さって多分ネタとかシュールとかと微妙に違うなぁと思っていたのですが、最近やっとこの感覚と似ているものを発見しました。なんか知らんけど聞いちゃって耳に残るといえば、こういう系じゃないのかと。

 


Caramelldansen / U-U-U-Aua Dance - YouTube

 

 あ、これいわゆる電波ソングに近いんじゃないかと。『ウッーウッーウマウマ(゚∀゚)』も最近のようで随分と昔のことのような気がします。「何故これが流行ったのか」というところがワケわからんというところもラッスンゴレライに通じる何かがあると思うのです。

 

 社会現象になったこちらなども同じ系統かな。いわゆる「空耳フラッシュ」です。

 


【FLASH】恋のマイアヒ #1【高画質】 - YouTube

 

 あと地味に『恋のマイアヒ』の勢いに続けとこちらも頑張っていた気がする。

 


【FLASH】もすかう(めざせモスクワ) #1【高画質】 - YouTube

 

 「STEP!STEP!」「ヴィーナスcool」とか今見ると内輪ネタが半端ない。余談になるけど、ジンギスカンの空耳はこっちのほうが好きだ。

 


【空耳】母さんちょww - YouTube

 

 「空耳フラッシュ」は「何を言っているかわかりそうで全く意味が分からないものに無理矢理意味を当てはめる」から面白いのであって、「マイアヒ―」や「もすかう」の意味を探っても仕方ないし、「これは原文ではこう発音している」という講釈も無意味だ。「ラッスンゴレライ」はこの空耳フラッシュの「面白さ」に通じているのではないかというのがひとつ。

 

 でも、ただ言葉遊びをしているだけが「ラッスンゴレライ」の面白さではないと思う。

 

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VIP先生(空耳) - YouTube

 

 この辺は「言葉遊び」の面白さを通り越して「意味が分からないけれどなんとなく頭にフレーズがこびりつく」という面白さがあった。なんとなく頭に残るから何度も何度も聞いてしまう。いわゆる「中毒性がある」と称される類のものだ。

 

 専門家ではないので「この感覚が似ている」とまでしか言えないけれど、「ラッスンゴレライ」は従来のリズムネタやあるあるネタではなくこの「訳のわからない中毒性」というのがひとつキーになっている気がする。実際ネタの中でも「ワケわからんから」と言っているのが面白い。

 


巫女みこナース① ~懐かしのFLASH~ - YouTube

 


魔理沙は大変なものを盗んでいきました 高画質ステレオFull ver. - YouTube

 


【Long】めうめうぺったんたん!! / 日向美ビタースイーツ - YouTube

 

 この並びに「ラッスンゴレライ」をさりげなく入れても多分違和感がないんじゃないかと思うのです。wikipediaの「萌えソング(電波ソング)」の項目には以下のように記されています。

 

「過度に誇張された声色」、「意味不明、支離滅裂だが印象的な歌詞」、「一般常識からの乖離」、「奇異ではあるが耳に残る効果音や合いの手、掛け声」、「一度聞いたらなかなか頭から離れない」などを特徴に持つ音楽を指す。滑稽で笑える歌とされることも多い。

萌えソング - Wikipedia

 

 そんなわけで、もうすぐ『路上のギリジン』のごとく萌えの要素が入った「ラッスンゴレライ」が登場するだろうと思うのです。

 


ラーメンズ「路上のギリジン」 - YouTube


[BMS] 路上のギリジン (ラーメンズ) - YouTube

 

 もしかしたら「ラッスンゴレライ」ってキャッチーな「ギリジン」だったのかもしれないなぁ……。

 

 そう思うと「ラッスンゴレライ」って滅茶苦茶面白いと思うのです。以前ならネットの一部で「www」というだけで終わっていたものがお茶の間を席巻しているという感じ、ネットとリアルが更に歩み寄ったのかなと思うのです。

 

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