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さよならドルバッキー

この世の裏を知ったドルバッキーは世を儚んだ。

供養企画「バリカンの思し召し」

 突発的に思いついたMy企画なんですが、要は「言っておきたいことがあったら言っておこう」くらいの感じです。大したことではないです。

 

 企画概要としては「過去に公開した短編小説(主に即興)で『こいつは……』というのを晒して『あーああー』というだけ」です。自己満足ですので「せっかく実用的で面白いブログを見つけたのにこんなオナニー文章とかつまらないんだけど(笑)」みたいな感覚の方はお帰りください。

 

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 今回は即興小説トレーニングで過去に公開したこちらです。即興小説トレーニングとは、web研さんが公開しているwebサービスでランダムに発表されるお題に沿った物語を即興で作成するというものです。このブログでも何度か紹介してきたのですが、頭の準備体操に最適なのでTwitterアカウントある人は一度挑戦してもらいたいです。

 

即興小説トレーニング

 

 それで随分と前に書いたものですが「お題:恋の宴 必須要素:もみあげ 制限時間:15分 」というなかなかカオスな奴でテケトーな仕上がりの割には何故か読者数がかなり多い謎の作品です。こっちにも原文ママ晒します。

 

【バリカンの思し召し】

 

「助けてー! 青彦くーん!」
「チヨちゃん、待ってて! 今助けに行くからね!」

 幾多の刺客を葬り去り、僕はやっとチヨちゃんがつかまっている「もみあげ団」の本拠地の貸し倉庫へ乗り込んだ。
「はははよくここまでやってきたなコワッパめ!!」
「チヨちゃん!」
「青彦くん!」
 チヨちゃんはボスの刈上号三郎の後ろで大の字に拘束されている。
「しかし、聖なるバリカンの準備は整った! これからこの娘でバリカンの処女運転を行う!」
「いやー! たすけてー!」
 チヨちゃんにどうみてもただのバリカンがあてがわれる。
「やめろ! 何の恨みがあって、俺たちにこんな真似を!?」
「決まっておろう、貴様らがイチャついていたから! ただそれだけだ!」
「イチャつくことの何が悪いんだ!」
「悪いに決まっているだろう! 万引きは悪! 痴漢も悪! ゆえに恋愛も悪である!」
 刈上が高々とバリカンを掲げる。
「意味わかんねーよ!」
「それでは教えてやろう……我らの業を! 行け!」
 刈上の号令をきっかけに、剛毛のもみあげを携えた戦闘員がぞろぞろとやってきた。

「俺はなー! コクったのに『わきがくさい』という理由でキモがられたんだ!」
「俺なんか『ひげが濃い』だぞ!? イケメンにわかるか俺の気持ちが!」
「イケメンは滅するべし!」
「しねえええええ!」

 口々に叫ぶ戦闘員を、ナックルの一撃で叩きのめし、ぼこぼこにして床に沈める。
「イケメンが何だって? イケメンだってな、努力してんだボケ」
「ぼ、暴力反対……」
「あ? 好きな女が危険な目にあって冷静でいられる奴がいるかっての」
 ただ一人立っている刈上に視線を移す。
「ぶ、武器を持ってるのはひきょうであぶぎゃっ」
 刈上は一歩も動くことなく戦闘員の後を追った。

「ありがとう青彦君!」
「チヨちゃんのためならたとえ火の中水の中」
「青彦君かっこいい!」
「チヨちゃんもかわいいよ!!」

 めでたしめでたし?

 

「バリカンの思し召し」 - 即興小説トレーニング

 

 まず「青彦君」「チヨちゃん」はどこから来たのかよくわからない。特に「青彦」という語呂がいい割にありえない名前は多分脳みその化学反応がイタズラ心を起こしたのだろうと言う感じだ。「刈上号三郎」はなんかそれっぽいのでいいと思う。

 

 ノリが一昔前の少年漫画という感じです。ジャンプというよりコロコロとかボンボンの少年漫画ね。学年雑誌あたりの単発ギャグ的なニュアンスもある。男が女を助けに行くのはスーパーマリオだけじゃなくて古今東西みんな妄想するひとつの型だと思います。その型があるからこんなめちゃくちゃな話でもみんな納得して型に当てはめて読んでくれる。こういう物語の型ってある程度仕入れておくと楽しいんだけど、最近は型が便利で型を多用してしまう。自分の反省点。

 

 あと、この「もみあげ団」が何者かとかそういうのはちっとも考えていなかったのでもう少し明らかにしてみよう。

 

 極度のもみあげをコンプレックスにしていた刈上号三郎は女の子にフラれ続けていた。誰かを愛することで傷つくなら愛などいらぬ! とどこぞの聖帝みたいな発想に至った刈上号三郎は同じ悩みを抱えるものを集め「紅茶を愛でる会」を主催。最初のうちは非モテの傷の舐め合い会合だったが、ある日加入した白河光彦と名乗る謎のカリスマ非モテにより刈上号三郎は反リア充過激派に転向。「紅茶を愛でる会」初期メンバーを追放したのち、自身の忌むべきもみあげを正当とするべく「聖なるバリカン」というご神体を設置。真の意味でバリカン破壊神を拝むためにリア充を一匹生贄にすることを決意。その辺を歩いていたバカップル(刈上号三郎視点)のメスを拉致監禁。拘束したはいいけれど、非モテの性質がそれ以上の行為を許さなかった。

 

 あとは物語に続く、という感じで。

 

 そんなわけで自分の中でもアホらしくて投げっぱなし設定だったのでこんな風に言及して完結しておこうと思いました。特に即興小説は投げっぱなしで終わってしまうのでこんな感じで自分の心の整理をしておいたほうがいいかなと思いました。それだけです。

 

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